相場の転換点はいつ? −両津勘吉− 1999/11/16(火)発行分
 本日の相場は昨日と一変して情報通信関連の利食い売りが広い範囲で起こったが、利益確定を急ぐ向きは少なく、まだまだ2極化の流れという意見が多く、場中中頃からは押し目の買いが入った。

 テクニカルアナリストが上述しているが、本日は01銘柄(4桁のコード番号の後ろ2桁が01でセクター内の代表銘柄)の反発が散見される。この2極化上昇相場で全く相手にされず安値圏まで叩かれた01・02銘柄群は去年年末、今年年初と機関投資家のポーション引上げがあったが、ベンチマークをアウトパフォームするために既にリバランスしたところが多く、この安値圏まで叩いているのはやはり個人投資家であろう。上がるものにつけとばかりに絶好の買い場を提供してしまったのではなかろうか。

 その中でチャート分析上妙味がでてきているのが食品・金属製品・不動産にある。

食品では
キリン(2503)
6/13 高値1665円
11/12 安値1000円
アサヒ(2502)
8/23 高値1772円
11/16 安値1162円


金属製品で
東洋製缶(5901)
6/11 高値2930円
11/15 安値1750円


不動産では
三井不動(8801)
3/26 高値1260円
11/15 安値644円
三菱地所(8802)
3/18 高値1374円
11/05 安値900円


アサヒ及び三菱地所はもう少し押しが欲しいところ。

 ヘッジファンドのファンドマネージャーも、情報通信からの資金移動のタイミングを見計らっており、いつ機関投資家のリバランスが入ってくるのか要注意。

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