ぢんぢ部長のつぶやき −ぢんぢ部長−
1999/11/17(水)特別版発行分 |
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諸兄は業績が良い会社ほど収入が良いと思っていないか?それがホントなら、通信・ソフト関連で百万長者が続出するはず。シリコンバレーなどでは、ベンチャーの社員が億万長者になるような話も聞く。もちろん、儲けの全てが従業員に跳ね返ってくるわけではなく、内部留保、投資、株主配当や組合との関係など、様々な要素が複雑に絡み合っているのはご承知の通り。 とは言いながら、「会社は儲かっているのに社員への適正還元がない」と会社帰りの居酒屋で愚痴るコトも多々あるのではないだろうか。 今回は月次給与と賞与の関係。 家計に例えると、おやつは出なかったり出ても高級品は出ないし、外食などはもってのほかだが、3食はキッチリとした物が満腹になるほど毎食提供される自営業の家庭だ。そして例え松阪牛が毎食食べられるような収入の見通しがあっても、一度松阪牛を出してしまうと家族の文句により、よっぽどのことがない限り質は下げられないので、安い輸入牛にしてしまうという感じだろう。輸入牛も食べられないような状況になっても質は下げられないので食い扶持を減らす行動に出る。子供を奉公に出すのか、あるいは捨ててしまう。いわゆるリストラである(厳密に言えば選択肢はあるが)。 さて、読者はどちらの方がいいだろうか?景気の悪いときは前者で、景気のいいときは後者が良いと思うだろうが、そうは問屋が卸さない。人情的には出したくても構造的に出しにくい会社と、業績が良いときはたっぷり出るが悪くなると最低限しか出ない会社。まさに究極の選択だろう。 貴方の会社はどちらに近かったですか? |
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