キョウデンとソーテック −両津勘吉−
1999/12/01(水)発行分 |
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さて、以前関連Web「億の近道on the Web」でとりあげましたキョウデンが11月30日、ソーテックを連結子会社化すると発表。現在の筆頭株主トライジャムから譲り受け、持ち株比率を46.9%にアップさせる方針(キョウデン会長の持ち株会社クラフトも既に8.3%保有)。 この前アップルとのe-oneでの訴訟である程度のダメージはあるのかなと思いきや、ソーテックのデスク対ノートの比率は9:1だそうでダメージなんぞどこ吹く風。おまけにe-oneでのCM効果が大きかったのか98年10−12月の販売台数2万台に対し、99年10−12月は20万台と大幅アップを見込んでいる。 今までデスクトップに注力してきた同社は、今後単価の高いノートに力を入れていくそうである。気になるソーテックの業績だが以下のように発表されている。
来期750億円の売上、経常50億円はキョウデンの連結に非常にプラスに働く(今回のトライジャムからの譲渡金額は約2.2億円)。 しかし良くみると去年の9月のNETが大幅な赤字になっている。以前はこんな大きな赤字でなかったのだが・・・。実は去年9月に決算を締めて今期に入ってから、「億の近道on the Web」で指摘した開発費の繰り延べ資産47億円を遡及処理したのである。こんなのありかよー!と思いつつ膿を出したわけだから前向きに評価しましょう。 すると来期2001.3期キョウデンの連結売上は1000億円突破、経常で70−80億円くらいはいくのか(特別なことが無い前提で)? NETこそ持ち分比率で削られるが、かなりの線は出そうだ。おまけにソーテックは公開すると言われているし、今後のキョウデン株価が楽しみだ。 |
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