リサーチのスタンス |
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大原部長は、セクターを横断しながらテーマを決めて調査を行ない、投資をしております。それらいくつかのテーマの中に、ディスプレイがあります。 ディスプレイと一口に言っても色々あり、CRT、PDP、液晶(アモルファス、高・低p−si、フィールドシーケンシャル)、ELなどあり、今後どれが有望か、我々は他の投信・投資顧問と比較にならないほどのリサーチを行っているのが現状です。 億近発行プロジェクトテクノロジーリサーチチームは、会社のIR担当者にヒアリングした程度では、全く納得しません。むしろ、IR担当者は技術に音痴な人の集合体であるとの考えをもっており、IR担当者とのヒアリングのみでの投資には、長期投資した場合に非常にリスクが高いと考えます。 投資顧問には沢山の有名大学出身者や、MBAの方がいらっしゃると思いますが、テクノロジーを売りにしている企業を評価するために、MBAが有効でしょうか? 一方、技術を全く知らなくても「勘」が良い運用者で、パフォーマンスを実現されている方もいます。私の良き相談相手である、某損保系部長ファンドマネージャーはその一人です。昨年、そして今年も大原部長より遥かに優れたパフォーマンスを示し、こうした方々は真の博打打ちとまでは言いませんが、最終的な投資判断は、実際「勘」の世界ですから、天才的なファンドマネージャーと言えるかもしれません。こうした方々に、是非とも運用を任せたいものです。 しかし、現状はこうした優秀なファンドマネージャーに出会う事は容易ではありません。日本人はブランドに弱いと良く言われますが、運用の世界も一緒です。読者の皆様も、大切なお金を預ける時に、メジャーなA社と名も知られていないB社のどちらを選ぶでしょうか? このくだらん質問をした人たちは日系、外資系のメジャーと呼ばれる運用機関に勤務するアナリストです。なんでこんなところに大切なお金を預けるのか、私には全く理解できません。私でしたら、間違いなく大原部長に運用を任せますが…。 余談が長くなりました。続きは明日。(両津)
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