マザーズ第1号とファンドマネージャー −両津勘吉−
 1999/12/17(金)発行分
 インターネット総合研究所が12月22日に公開してくる。本日は会社訪問取材がこれからあり、当社の概要は、この土曜・日曜日に目論見書に目を通し、来週にでも。

 さて、東証マザーズ第一号(リキッドオーディオジャパンも同日だったかな?)ということで皆心待ちにしているようだが、ブックビルディングは今までと違う形式で、需要により上限価格を引き上げるというやり方であった。

 当初1千万上限が1200万円に引き上げられ、結果は1170万円。この価格ではなかなか一般個人の方は買えません。しかしながら、放出株(新株公募)が1000株と少なく、機関投資家にもあまり玉が行かなかったようで、1株でも当たったらラッキーとの声も。私が懇意にしているファンドマネージャーも、当たらず残念そう。

 ところで、今回のマザーズ上場に関して某ファンドマネージャーが言ってきた。「年金でブックに参加しているところはあるのかなー。」。
機関投資家営業室に勤務する友人に聴いてみたところ、どうもいないらしい。年金特金ならOKらしいのだが、年金だとスポンサーに対し申請を出さなければならず、この時間がかなりかかるらしい。また時価総額がもう少しあれば…と言っている方もいた。

 買いたいけれど買えない、もしくは同社に対する評価が定まらない方、マザーズ自体がどのようなマーケットになるのか様子を見る方などいろいろだが、ここでもリスクを果敢にとり、そして俊敏な外資系ファンドマネージャーが玉を吸い上げてしまうのか?(私は、現在同社を調べている最中ですので決してリコメンドしている訳ではありません)
そしてリスクが少ないと感じた時、年金は動くのであろうか?

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