インターQ(1) −両津勘吉−
2000/01/06(木)発行分 |
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まぐまぐのメルマガ読者は非常に興味が高いと思われる"まぐクリック"が、今年夏までに東証マザーズに公開してくる。その代表取締役は既に株式公開しているインターQの熊谷社長が兼務されており、本日お会いして話を頂戴することができた。2回に分けて掲載するが、今回はインターQ単体に関して話をさせて頂く。
同社の沿革は、
同社の哲学は、インターネットのインフラ・サービスインフラ事業で圧倒的な一番になることで、経営資源を集中し大きな利益を生もうとしている。 ではインターネット事業は儲かるものであろうか? 答えはNO。同社ではインターネット事業で利益を生む原則を、次の4つに分けて説明している。
米国AOLはこの4つの原則にすべて当てはまっており、反対にamazonは直接課金の1つのみである。 同社ではこの4つの原則を満たす(3つの場合もOKかな?)ことを前提に事業を行っており、現在プロバイダー事業のアクセス系(interQ ORIGINAL・interQ MEMBERS)、サーバー系(interQ OFFICE・e-革命)、ドメイン系(discount-domain.com)、広告・メディア事業(メール広告系・まぐクリック ・クリックメール)を行っている。 インターネット市場の成長率だが、まずインフラ系はあと1−2年後で今までの急激な成長率にストップがかかり、それからは緩やかな伸長率の推移となろう。そうなれば、現在、雨後の竹の子のように存在するプロバイダー事業者の陶汰が始まる。 インフラの次に成長率が鈍化しそうなのは広告・サービス関連で、同社の資料によれば2007年頃。BtoC及びCtoCがその2−3年後、BtoBがまたその2年後と予想している。 このように、独立系プロバイダーとして確固たる地位を築き、淘汰の荒波がやってくればそれをむしろビジネスチャンスとして捉え、更にシェアをアップさせ、更なる飛躍が見込める分野(メディア)に「選択と集中」し、ナンバーワンを目指すという。 同社の会員数は約20万人と独立系では国内トップであるが、他方で@Nifty、BIGLOBEなどはインターQの十数倍の会員が存在する。しかしながら驚いたことに、広告・電子商取引手数料では若干の差でインターQが上を行くのだ。これはまさに「まぐまぐ」効果だそうだ。
ドメインの獲得は11月747件、12月1000件弱、1月更に上乗せ。またinterQMEMBERS会員も昨年9月末に60000人を達成し、12月もかなり予算を上回っているという。 (数字等は同社資料より) 続きはまた明日。 |
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