コード番号 −両津勘吉−
 2000/02/07(月)発行分

 本日の日経一面、シリーズ「株は甦るか」に伊藤忠テクノサイエンスのことが書かれている。『当初、東証から打診されたのは、業種が商業で伊藤忠に近いコードだった。システム構築を手掛ける我が社としては心外だ』。

 東証はセクター(業種)を33種に分けていますが、これを全て言える方は結構いないものです。それなのに、昔からコード番号8000番台といえば商社で、誰もが買いたくないセクターとして有名です。
  取材に行きますと、8000番台で失敗したと言うIR担当者もいるくらいで、またバイサイド(機関投資家)のファンドマネージャーには、8000番台アレルギーを持つ方はかなりいらっしゃいます。個別で推奨しようにも、コード番号を言った途端「要らない」…良くある話です。

 しかしながら、東証の33業種よーく見てみるとなにかおかしいことに気づきます。皆さんに嫌われているはずの卸売業が3つもある。一つ目は7400−7600番台、二つ目は8000−8100番台、三つ目は9000番台後半だ。一つ目・三つ目の銘柄の株価をみれば値嵩株があり、嫌われていない事がわかる。二つ目の8000番台、これが問題なのです。

 実は私たちのHP・メルマガで内田洋行・極東貿易を取り上げておりますが、両方とも該当するのです。内田洋行に会社訪問した際は、先方担当者とこのコード番号についても話を行い、承知の上で掲載したのですが…。書いている私自身もアレルギーな訳ですから洒落になりませんが――東証さんなにか手を打たれた方がいいのでは?

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