日経ビジネス記事 −両津勘吉− |
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毎日、個別銘柄情報では読者の皆様も飽き飽きになってしまうのでは…。 本日は、私の苦手なマクロの話といきましょう。 まずは以下の表をご覧ください。
1の表は、アメリカにおけるミューチュアルファンドの販売状況であり、グローバルファンドとは、米国を含む全世界に投資するタイプのファンド、インターナショナルファンドとは、米国を除く世界各国に投資するファンドです。グローバル・インター・エマージング・地域の4つを足し合わせた数字を、株式ファンドから引いたものが、米国内株式に投資するファンドとなります。 2は、今年に入ってからの週ベースの資金流入です。1月の数値は12月に比べるとかなり減少してきており、これは去年1月と比較しても同様です。但し、この週ベースの数値は民間企業による速報であり、ICIの確定数値と30%以上ズレるケースもあります。ICIのデータは、約2ヵ月ほどタイムラグがあります。 本日、なぜこの数値を掲載したかといいますと、昨日、米国大手年金運用会社グループに勤務する友人(アナリスト)が、昨年日本株で大成功を収め、ベンチマークに対しハンパじゃないほどのパフォーマンスになってしまったと。ところがです。あまりにも勝ち過ぎたので、日本株のウエイトが上昇し過ぎてしまい(グローバル・インターナショナルファンドとも)、今年に入りポーションを引き下げたのです。このこと、及び米国ではミューチュアルファンドの資金が集まり難くなるのでは、と思い記載しました。 今は日本でも有名な言葉になりました401(K)、他にいろいろな年金プランが米国にはあるようです。年金タイプの投資信託はいずれ日本でもお目見えすることとなりましょうが、一体上記のミューチュアルファンドのうち、年金資産はどの程度を占めるのでしょうか? このメルマガをサポートしてくれている証券系研究所勤務の女性アナリストに試算していただきました。ナント、98年のベースで45%(株式ファンド)である。このアナリスト曰く、「去年のようなパフォーマンスは10年に1回」…つまり、今年こそが腕の見せ所なのです。 去年は上昇銘柄につけば、ジェットコースターに乗っている気分ではあるものの、パフォーマンスは良かったわけです。顔写真入りで登場した投信ファンドマネージャーの今年の成績は、果たしてどうなることやら? 週ベースの数値は今後掲載しましょう。みなさん、日本株を主導する海外マネーに注目したらいかがでしょうか。 |
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