楽天のプレミアム −両津勘吉−
 2000/04/11(火)発行分

  「株価を見ていればその会社の将来がわかる」という意見を何回か見たり聞いたことがある。私も完全に否定はしないものの、株式マーケットに対し疑問を感じたり、鈍感さを感じたりすることがある。

 ネット・IT関連が調整する中、今回の楽天の公募価格には驚きを隠せない。確かに超ブルマーケットなら別であるが、この環境でよくもあんなプライスがついたなーと思う。聞いたハナシであるが、M&Aも視野に入れているようであるが、調達したマネーが巨額なだけに決して倒産することはない。しかし、そのマネーを如何に有効に使うことができるか、経営者としての腕が試されるところであろう。

 それに対し、インテリジェンスもブック上限の460万円で決定したとはいえ、楽天に比較しずいぶんプレミアムが削られている感じがする。しかも両社とも大和SBが主幹時であり、インテリジェンスのプレミアムが正しいと仮定すれば、楽天は異常なプレミアムだ。 (個人的にはどちらかの銘柄がミスプライスのような気がする、楽天の売上6億で登録時発行済株式12340株×3300万円=4072億円、対してインテリジェンスは106億の売上で発行株数7690株×460万円=354億円:なんでインテリジェンスが楽天の10分の1以下なのか、全く理解できない)

 私が人材ビジネスに無知なせいもあるが、鎌田社長のプレゼンは完璧であった。しかも投資家への説明も目標を定め、行動力にも驚かされる。偶然、鎌田社長と私が同じ年ということもあるが、同社の素晴らしさをネット・その他の媒体を通じて投資家が理解するまで訴えていく。

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