携帯電話関連は終わったか |
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市場のコンセンサスというものは、絶えず変化しています。同じものを違った方向から眺めると違ったものに見えてしまう。真実は多数。しかし、本質はひとつ。ひとつの本質をよりどころにできるかどうかが、勝負の分かれ目でし ょう。 これまで、そして今も、好調な受注を謳歌している電子部品各社の株価が冴えません。28日ザラ場現在、例えば、電子部品の中核銘柄、村田は3月高値25000円から半値水準の13000円近辺まで下落しています。 まず、真実をチェックしましょう。 仮に、上記の質問への答えがYESであるなら、携帯電話へ搭載される部品数は1)(数量)×2)(価格)分だけ増えていくはずです。インターネット、カラーの画面ということになると半導体はベースバンド(DSP+MPU、CBIC,EEPROM
,FLASH,SRAM,ディスクリート、LCDドライバー、CMOSセンサー)とRFICで一台当 たり6000円程度のものが、デジタル化、カラー化で10000円を超えてくるはずです。もちろん、RF部分は現在の1000円程度のものが、1700円程度になるはずですし、それに加えてBluetooth(RF)関連で1000円前後の追加搭載となります。 真実1: 真実2: 本質1: 本質2: 村田を安く買うことは私の念願です。昨年、あまりにも早く買いすぎて、あまりにも早く売りすぎた痛恨の銘柄でした。実体のある、競争力のある企業が 安い水準にあれば、外人は買ってきます。私たち年金は、短期の需給などを気にするような、せこい投資ではないからです。相場が下がるときも上がるとき もインデックスにアウトパフォームするためには、市場のコンセンサスにいち いち振り回されてはなりません。 コンセンサスは客観的な本質であるべきです。部品需要が緩和したからセッ トメーカーが今後は有利というような、上っ面の判断ではないのです。 それにしても、ひどいマーケットだなあ。けっこうやられた。個人的にも。 |
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