投資技術としての特許リーディング第1回 |
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特許を読んでいる人と読んでない人とでは、会社訪問の際の質問の内容が違います。インターネット時代は、早耳情報よりは、情報分析力がものをいいます。 本当に残念ですが、バイサイド、セルサイドの関係者諸氏は、忙しすぎて特許を読む時間もないようです。今回は、投資技術としての特許リーディングとして週1ペースで書きたいと思います。 今回は、特許の整理がどのように役立つのか見ていきましょう。大原のPDP材料シリーズは、PDP自体の将来性が薄いため、2回で打ち止めにしました。そのとき、億近コンサルタントのQさんに特許を整理していただきました。たとえば、PDP関連の東レの特許です。 1.出願年で整理(いつ本気になったかがわかる) 2.特許の名称による整理(どんな特許をとっているかがわかる) 3.発明者による整理(誰が中心でどれだけの人的資源を投入したかがわかる) 地道な特許の整理から、本気度がわかり、チームの構成、なにを狙っているのか意図もわかる。こんな情報は、インターネット時代は、特許庁HPにアクセスすれば、取れます。整理するのは、かなり大変ですけどね。 でも、WDMや携帯電話など、成長製品の種類は限られています。限られた製品ぐらいちゃんと整理したほうがよい、というのが私の意見。
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