デジタル回路で活躍する受動部品 |
|||
デジタルの高速化で考慮することは、超高周波への対応、低電圧動作、そしてEMI対策である。 数100MHzから1GHzで動作するデジタル回路の波形は、極めてアナログ的性質を持つようになり、アナログの分布定数波形として理解できる回路設計が必要になります。 IBMのデナードが昔提唱した、ICのスケーリング則により、高周波になるほど動作電圧を低下させる。一方、回路設計では波形反射を無くすために、回路のインピーダンスを下げる必要がある。インピーダンスを下げると、前に話しましたようにトランジスタの電流が増えて消費電流が増大します。設計がとても難しい。 このようなコンデンサはICで作ることはできません。ゲート容量を使ったコンデンサは高周波特性、温度特性が良くないし、静電容量のバラツキもあり、外付け部品で対応するしかありません。 一時期、外付け部品は全てICに内蔵されるのではといったことが言われてましたが、超高周波時代になって、また外付け部品が活躍すると思います。
|
あくまで投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり内容を保証したわけではありません。 投資に当たっては投資家自らの判断でお願いします。 |
億の近道 on the Web |
質問・要望事項はこちらまでメールを。
|