はせがわ(大8230) 2000/01/25更新
2000/01/25(火)
はせがわ(大8230)  なし

 当HP読者から、はせがわが有望ではないかという問い合わせがありましたので、掲載致します。

先週説明会が開催され、中期経営計画が発表された。以下要約。

仏壇事業 バブル時、葬儀会社は相次いで仏壇事業に参入し、仏壇専業会社と熾烈な価格競争を繰り広げたが、ノウハウや在庫管理が甘く赤字となり、今では撤退が相次いでいる。同社では、そうした葬儀会社と提携し、効率の良い販売エリア拡大が計れるという。
墓石事業 仏壇と墓石は同一マーケットということで、仏壇購入者に墓石販売は可能で、販管費を増やす事なく事業展開出来るとしている。しかも販売のみを引き受ける形式を取る事により、在庫リスクから開放され販売に専念できる。しかも霊園開発には金がかかり、大手といえども同社並みの資金力を有するところは少なく、優位に立ちそうだ。墓石事業は採算が良く、同社では最も注力していく分野だという。
本業以外
の事業
中国・ベトナムにおいてアミューズメント事業を行っているが、赤字のため、三井物産とコンサルタント契約を締結し、事業縮小していくという。

 以上、大まかにこの3つを実行していくらしいが、もう一つ業績の目標を掲げている。2004年3月期に売上392億円(仏壇290億、墓石102億)、経常利益はなんと52億円を達成したいとしている。
 今期の、儲かるという墓石事業は24億の売上・経常5億円の計画であるので、今期通期会社計画の単体経常は6.37億円、よって墓石が計画通りの利益が出るのなら、仏壇はたかが1億の利益しか出ないことになり、94.3月期に最高経常7.81億円(単体)の同社が、たった4年後に52億円もの利益を果たして上げられるのか?

 説明会では、本業回帰で非本業事業の海外資産を大幅に減少させると言っておきながら、別に事業をやることを示唆しているわけで、参加したアナリストも、ため息交じり(言っていることがチグハグで失笑もの)であった。
(余りにも投資家を馬鹿にしており、投資対象にはなり得ないだろう。よって星なし
1月25日引値250円

注意! あくまで投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり内容を保証したわけではありません。
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