京都きもの友禅(店7615) 1999/11/04更新
1999/11/04(木)
京都きもの友禅(店7615) 99/10/17掲載銘柄
 京都きもの友禅が一挙に新値をとってきた。11/1が7万円高、昨日・本日は2日続けてストップで123万円だ。直近は欧州系のカザノブ証券が出来高の約半分の割合で買っており、外人買いが継続している模様。テクアナによる目標株価は、安値から倍返しの156万円でありまだ持っといて下さい。
1999/10/20(水)
京都きもの友禅(店7615) 99/10/17掲載銘柄
 公開後10月7日に高値115万円をつけた後、マーケットの調整に伴い昨日寄付で74万の安値。直近の手口を見ると、売りは公募もしくは初値(70万)を購入した投資家の利食い売りと見る(個人投資家がメインで、一部公募が当たった機関投資家と思われる)。 買いの手口を見る限り、これは機関投資家だ。会社に訪問取材し業績の変化率が大で評価している人達。
 知人の年金(米国年金)運用、ヘッジファンドのアナリスト・ファンドマネージャーに連絡したがこの銘柄に関心がない。きもの・宝石はほとんど定価がなく、また小売サービスをトップダウンで見た場合ユニバース(投資対象)に入らないという。(それ以外に時価総額が小さい等)主幹事証券も推奨していないという。
 ということは興味がない投資家がほとんどで、売っているのはファンダメンタルズが分からずとにかく利食いを急いでいる人達ということでは・・・。
 私は俄然強気になってきた。10月25日に中間決算発表を行うが、今後想定以上の数字が(利益)でた場合、あとになって飛び付いて来る投資家はたくさんいるものだ。
1999/10/17(日)
京都きもの友禅(店7615)
 着物という伝統はあるが保守的な業界に、ダイレクトメール方式を導入し、かつ問屋を通さずメーカーからの直接買取制で安値を実現しているカテゴリーキラーが10月1日店頭市場に公開した。
 着物の販売といえば営業担当が家庭訪問するのが一般的な時代にそれまで行っていた手法を転換、当時難しいと言われていたダイレクトメール方式に換え、創業以来19年かかって10億円に到達した売上げをその後10年で約10倍に伸ばした同社は振袖に特化、ターゲットは成人前の19歳の女性で現在成人していく人口は毎年約70万人、つまりその半分がターゲットで35−40万人にDM(カタログを含む)を送付、その内去年は6.8%、今年は8%の人が来店するという。来店した顧客のうち約60%が成約し、そのまた35%が後述する“友の会”に入会するという。
 仕入れであるがこの業界では消化仕入れという手法が取られており、問屋から仕入れた販売者は顧客に販売した時点で仕入れ販売したとする制度で、売れなかったら返品が可能。つまり問屋にしてみれば販売業者に卸したはいいが金は貰えず、しかもいつ返品されるかわからずで、これが価格の下方硬直につながっている。同社は問屋を通さずメーカーとの直接取引かつ買取りを行い(返品しない)しかも他社が2−3ロットと少ないオーダーを出すのに対し最低30ロット単位と、メーカー側にも有利な条件を出すことによって大幅な原価率の低減に成功している。
 この有利な条件を利用し顧客に安い値段で提供しており、百貨店・専門店の半額を実現している。上述した“友の会”は先行き着物を買う人の為の積立てで(いわゆる互助会)積立金額に対し約10%のボーナスが付くほか特典がある。現在の会員数は33666名で積立金額は約27億円、去年満期になった人は平均で満期金の2.4倍の買物をしておりその数字を当てはめれば約65億円が同社の業績を下支えする。
 現在の店舗数は28店。これを5年後に約2倍の50店にすると発表しているが前倒しで行く。着物マーケットは1兆円弱、振袖は1300億円で同社のシェアは6−7%、これを2−3年で10%に引上げると河端社長は公言している。つまり5年かかったとすれば年間20%成長、3年で達成とすれば恐ろしい成長率だ。ちなみに今上期の変動比率は63%で10%売上げが伸びれば利益は20%UP。売上げ倍なら利益3倍だ。7月の全店べースは20%、10月は直近まで30%伸びている。
 気になる出店費用だが主にオフィスビルの空中店舗を使用しており敷金等込みで1店当たり3千万−4千万と安い(むしろ人材が追いつくかだ)。
追撃買いだ。
10月15日85万円
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