モリテックス(店7714) | 2000/06/15更新 |
2000/06/15(木) |
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モリテックス(店7714)☆☆☆ 光を活用した研究開発型企業として急成長中の同社は、光ファイバー、画像、光通信、バイオ関連と、非常に成長性のある分野向けに製造装置を開発販売。 前期の業績は、売上高105億円(前年比16.3%増)、経常利益10.6億円(同49%増)となり、過去最高の決算を達成した。 品種別では、今期より光ファイバー関連が大幅な伸びが期待される。世界的なIT投資の到来により、ネット、デジタル家電が成長し、半導体製造装置メーカーの微細化が進むことがその背景。 画像機器においては、CCDマイクロスコープが基板検査用に受注好調な他、化粧品向けスコープはスキンカウンセルが定着するなか、資生堂、カネボウ、コーセーなど大手化粧品会社に引き続き順調。 光通信関連機器は、米国を中心に波長分割多重方式(WDM)の部品が引き続き増大しており、この部品の組み立て装置として自動調芯装置が堅調な推移を示している。 先般米国において、光通信関連の3大ショーであるOFCが開催され、同社の自動調芯装置を展示したところ大きな引き合いが来ており、対応に追われている。この調芯装置は、前期40台、今期の販売は倍増の80台を見込む。 バイオ関連は、コンビケム合成装置を国家機関と組んで開発しており、今期より大きく売上に貢献する見通し。 今期の売上は130億円(前期比24%増)で経常利益は13億円(同23%増)を見込む。光通信のマーケットは米国が主力であり、年率80%の伸びがあと3−4年続く見通し。その後他の国々に及ぶと言われており、同社の活躍はまだ始まったばかりなのかもしれない。(両津) 6月15日引値9600円 |
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