インターキュー(店9449) 2000/05/16更新

今日のイチオシ 2000/05/16(火) メルマガ「億の近道」同時掲載分
インターQ(店9449) ☆☆☆☆
先週金曜日の続き

 同社はネット革命で勝ち残る会社として、ソフトバンクを挙げていたが、それはヤフーの存在だ。ISPが最大の広告インフラになる可能性があるとことと、唯一課金インフラがあることを指摘していた。プロバイダーなしではネットが成り立たず、またプロバイダー単体でも成長は期待できず複合化を図ることで最大の広告・課金インフラになる可能性を説いていた。

 同社グループのユニークユーザー数は、3ヶ月で約100万人増の414万人となり、会員数ではニフティ・BIGLOBEに差をつけられているものの、広告・電子商取引手数料期待値では、トップの地位にあるのではないかという。インターネット総合インフラカンパニーからインターネットメディアグループへの戦略により、売上・利益率の向上を図り、今まで以上の成長を遂げていくことになろう(広告・お名前.com・レンタルPCなど)。

 前回ファイナンスを中止したが、再度海外での公募及び売出を発表、ダイリューションによる嫌気売りで、4月20日安値の17900円に近づくようなら投資妙味は増そう。

2000/05/12(金) メルマガ「億の近道」同時掲載分
インターQ(店9449)
インターQの今期第1Q(1−3)決算説明会が本日行われた。
以下簡単に記載する。

今期1Q
前期1Q
伸び率
売上高(百万円)
1409
716
96.6%
営業利益(百万円)
314
145
115.2%
経常利益(百万円)
306
144
111.8%
NET(百万円)
163
69
135.9%
EPS(円)
13.42

 前期比ベースで売上がほぼ倍増、利益で倍以上の好調さを示している。
以下会社の資料に沿って進める。
 売上の構成が前期比と変化してきており、ORIGINALが前期構成比45%から19%に低下する一方、MENBERSが37%から51%、OFFICEが17%から21%に上昇している。そしてサービスを始めてまだ6ヶ月のお名前.comが全体の9%を占めるなど特徴が出てきている。
 四半期ごとの売上推移をみても確実に成長しており、その加速要因としてメンバーズ・お名前.comの増加が背景にある。なお3月の売上は5億円を超えてきている。

 次にメニュー別の会員数の推移であるが、

メンバーズ
会員数(人)
ORIGINAL
(千コール)
OFFICE会員数
(件)
1999/03
33891
1370
1869
1999/06
45378
1483
2408
1999/09
60792
1434
2930
1999/12
76193
1302
3659
2000/03
89429
1282
4229


 お名前.comは通常レジストラと呼ばれ、個人のドメイン登録で国内では実質インターQのみ行っており、今期に入ってから急速に登録が増え、6ヶ月で約18000件と、1Qの売上の9%を占めるまでになっている。

利益の推移を以下に示す。


1999/4-6
営業利益
210
経常利益
207
1999/7-9
営業利益
150
経常利益
137
1999/10-12
営業利益
208
経常利益
294
2000/1-3
営業利益
314
経常利益
306


 99/7−9の利益が落ち込んでいるのは、公開費用を計上。1999/10−12に営業及び経常利益の差が少なくなっているのは、単位未満株式売却のためである。
 売上高営業・経常利益率の推移も、99年第3Qの特殊要因を除けば着実に増加している。


 次にまぐクリックであるが、3月・4月と月間売上1億円を突破してきており、4月の営業利益率も30%を確保している。広告の月間受注も100件を超えてきており、まぐまぐ配信も急速に増加してしているとのことである。
 同社は昨年9月設立で11月まで準備期間を置いた後、実質12月スタートし、営業黒字を確保し、損益分岐点を余裕で超えている。
 まぐまぐのメールマガジン中、広告希望比率は

12月
36.4%
1月
39.0%
2月
44.4%
3月
45.4%
4月
47.1%


と上昇傾向を示しており、広告受注単価(ウイークリーまぐまぐ)も確実に上昇してきている。

次号はこの続きと、株価について書きます。また、☆についても同社には未設定なので、そのあたりについても。

1999/10/4(月)
MTI(9438)
 先週、公募価格(330万円)の約9倍3300万円で初値がついたが、商い2日目の今日も朝方から買物を集めストップ高の3200万円に。前9月期の会社予想EPSは66000円なのでPERは485倍(なかなか手が出ない)。
先週金曜日の手口は売りが主幹事の和光が筆頭。問題は買いのほうだ。買いのトップは英国系のカザノブ証券・・・ということは機関投資家、しかも外資系の可能性は大だ。
初日はフィスコの予想だと1650万円の予想であったが指値は日本証券業協会の規制で4120万円まで、となるとどうしても玉が欲しい投資家が4000万円以上の指値を入れ、 玉を吸い取ってしまったのではないか。他の機関投資家はブックで1株くらいしか当たっていないと思われマーケットで買うしかない。

 PERが高い銘柄にはもっと上手もいる。インターキュー(9449)株価28900円 PERは700倍。コンテンツ会社に対する評価は難しい。とりあえず株価はもっと上にいくのであろう。

注意! あくまで投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり内容を保証したわけではありません。
投資に当たっては投資家自らの判断でお願いします。
億の近道 on the Web 質問・要望事項はこちらまでメールを。


戻る