| 三協フロンティア(店9639) | 2001/04/05更新 |
| ２００１／０４／０５（木） | |||
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三協フロンティア(店9639) ☆☆☆ 今２００１年度は、昨年度にまして大型の株式公開が相次ぎます。 予定されているのは、野村総研（秋頃）、電通（広告業界トップ、秋頃）、ジュピターテレコム（ＣＡＴＶ業界トップ、年度前半）、松井証券（年度前半）、日本マクドナルド（ファストフード業界トップ、７月末メドに店頭公開準備）、セイコーエプソン（早期東証一部上場準備）などです。 さらに、ＮＴＴ、ＪＲ３社、ＪＴの政府保有株売出しが予定されています。時期によっては、全体の需給関係への影響も大きくなるでしょうし、セクター内での銘柄入れ替えも考えられます。例えば、日本マクドナルドのような大型企業が公開した場合、ポートフォリオのセクターの比率を維持するために外食企業のなかには売却される銘柄も出てくることが予想されます。 上記の銘柄群はあくまでも「予定」ですが、年間の相場を展望するうえでは十分留意していただきたいと思います。 さて、その日本マクドナルドの店舗網展開により、中期的な利益成長が見込まれているのが、三協フロンテア（９６３９）です。 当社のユニットハウスは、建築現場などの仮設住宅向けが主体でしたが、建設不況、価格競争などにより伸び悩みが続いています。当社は、こうした状況を打開すべく契約、レンタル料などの見直しを推進、建築現場向けを削減する一方で、店舗向けユニットハウスの開発に注力しています。 その一環が、日本マクドナルドと共同開発した「モジュラービルディング店舗」です。既に２月１２日に発表済みですので、ご存知の方もおられるかと思いますが、これはあらかじめ店の内外装を仕上げてから建設現場に搬送して組み立てるものです。建設コストを約２割削減、建築申請から開店までの期間から従来の７５日から３５日に短縮が可能となります。日本マクドナルドは現在の３，６００店を２０１０年には１万店に拡大する計画ですが、この「モジュラービルディング店舗」の導入により、年間１００億円規模のコスト削減が見込まれます。当面は、３０坪程度の小型店に採用、本年中に５０坪以下の中型店に導入していく意向で、当社の収益にも大きく寄与する見通しです。 会社側に電話取材してみたのですが、今２００２．３期の日本マクドナルド向け売上げは約６億円とかなり控え目に見ています。どうやらこの数字よりかなり大きな受注を得ているとの「感触」を得ました。また、「モジュラー」は、コロッケの「コロちゃん（株）」など食品チェーンにも導入が決定しており、今後も採用拡大が見込まれます。 なお、予想ＰＥＲは９倍程度、ＰＢＲは０．４倍、利回りは３．２％です。（☆☆☆）（駄洒落）
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