ニトリ(札9843) 2000/04/14更新

今日のイチオシ 2000/04/14(金) メルマガ「億の近道」同時掲載分
ニトリ(札9843) ☆☆☆☆
 最近、私(両津)の個別銘柄情報が少なってきていることを皆様お気付きのことと思いますが、現在仕事の関係上、株式から遠ざかっており、取材活動・説明会に参加出来ない状況にあります。また、Q&Aの返答も遅れがちで大変申し訳ございません。この状況はもうしばらくで解消される予定ですので、ご了承ください。
 さて、ニトリの株価が2000トビから直近3700円と、かなりジャンプしましたが、その決算説明会が行われました。前述の通り私は参加できませんでしたので、出席されたアナリストの意見をそのまま掲載することにします。

 前期売上若干の発達ながら利益は計画を達成したが、これは粗利が5%改善要因であり、その内、円高による為替メリットが1%ーセントであるという(実際は円高の要因がもっと大きいと想像したいが)。
 家具の輸入比率は41%で、ホームファッションに比べ粗利は大である。この家具がガンガン伸びていれば申し分ないのであるが、実際は家具より粗利の低いホームファッションが伸びており、そのため全体の粗利牽引は前述の為替要因がもっと大きいのではと想像する理由である。
 今期650億の売上は20店+α出店が前提で、この数字は十分達成可能と考える。同社が新規出店する場合、販促活動を活発に行い、加えてプライスも下げてくるため立ち上げ時の売上はかなり出てくるので、足許の株価なら買いであると考えている。しかしながら、2年目以降の既存店の落ちが発生し、今後の強気の出店計画を考えると、エクィティファイナンスも考えられ、また出店が南下するに連れ現在の商品戦略で良いのか…と感じられる。

…というご意見を頂戴しております。
 同社につきましては、私両津が今度リサーチを開始致しますので、もうしばらくお待ち下さい。

2000/04/03(月) メルマガ「億の近道」同時掲載分

ニトリ(札9843) ☆☆☆☆
 先週末31日、同社が前期2月決算を発表した。億の近道発行プロジェクトチームの予想通りのものであり、サプライズはない。しかしながら、今期は650億の売上で経常が47.6億と、前期EPS80円が130円と大きくジャンプする。詳細は今月説明会が開催されるため後程。
 株価は先週末金曜日に130円高と買われており、本日から3000円台の値固めをしに行くと思われるが、リパッケージCBの転換もあり、どのレンジで落ち着くか定かでない。

2000/03/21(火) メルマガ「億の近道」同時掲載分

ニトリ(札9843) ☆☆☆☆
 同社のリパッケージワラントのプライス900(ビット)−930(オファー)に対し、プレミアムが遂に−2.7とマイナスになってきた。CB自体の転換最終は10月なので、ワラントの行使期限も同様にまだ時間はあるものの、プレミアムがマイナスになれば間違いなく、株転売りが出てくる。
 先週木・金曜日と、私の居ない間に株価はかなり上昇、深く追わないで頂きたいと水曜日に記載したのは、プレミアムがマイナスになった時、潜在株約70万株が頭を押える要因になる為だ。
 ここからの展開はまず今月末に発表される決算発表を待ちたい。
 またフォローさせて頂きます。

2000/03/15(水) メルマガ「億の近道」同時掲載分

ニトリ(札9843) ☆☆☆☆
 昨日株価は2400円で、300円高である。今まで北海道の地場証券である上光証券が継続的に売りを出してきたが、これが遂に消えたのだ。代わって直近では、ユニバーサルの売りに対し大和の買いが目立つ。最近上光の売りで頭が重たかった為、今後の展開が楽しみだ。ある程度まで株価の戻りを予想するが、リパッケージされたワラントのプレミアム次第で売りが継続で出る為、上昇した時の深追いは禁物である。

2000/03/02(木) メルマガ「億の近道」同時掲載分
ニトリ(札9843) ☆☆☆☆
 本日のニトリの出来高が104千株と、この銘柄にしては大商いである。引けは2200円の95円安であるが、売り買いとも機関投資家の空中戦だ。
 同社の家具の輸入比率は50%超と、アジア中心に仕入れており、大塚家具の手法に近い。大塚家具が高級輸入家具で、デパート・専門店より安く会員制の対面販売しているのに対し、同社は安価な家具をより安く売る手法だ。前期末50店のうち、地元北海道が半数を占め、出店余地はかなりある。
 大塚家具と比較すると割安感が強く(流動性は劣るが)絶好の押し目と考える。
2000/03/01(水) メルマガ「億の近道」同時掲載分
ニトリ(札9843) ☆☆☆☆
 10月12日に4600円の高値をつけてから半値になってしまった。2月決算で発表は3月中にするらしいが、どうしてこんなに調整したのだろうか?
 終わった前期は、四季報に書いてあるが既存店が弱含みでの推移だ。前期通期の既存店は−3.8%で、全体の売上計画に対しても若干の未達となりそうである。利益は中間期に発表している粗利より+αが出ているため、売上ショートの分を粗利上昇でカバーできると言い、計画+αになりそうである(但しαは大きなサプライズはなさそう)。
 前期は10店出店で、前期末50店舗体制になったが、今期は20店舗の出店計画だ。しかも3店舗のみがSC内の500坪クラスだが、他の17店舗は1500坪以上の大型店舗で、売上面でかなりの期待が持てるかもしれない。そうなれば利益段階では果たして?
 四季報では前期経常34.5億、今期経常40億となっており、東洋経済の記者が取材に来た結果、この数字を掲載したらしいが、会社はどうも満足していないようである。私も50億くらいの感触を持っているが、果たして今期の見通しはいくらで出してくるのか楽しみである。
 しかしながら半値まで叩かれた理由は何なのか?
 売上未達を第一の要因という方もいるし、既存のマイナスを指摘する人もいる。確かに、この要因は私の頭の隅に引っかかっているのであるが、どうも特殊要因もあるらしい。それはファンドの解約及び3月末の決算だ。特に後者の方では、今回20日が休日のため17日決算で最終売買日が14日となり、それに向けて売りが出ると指摘される方もいるのである。その要因がかなりの比重を占め、しかも決算が想定以上であれば…。
 同社は札幌市場単独だが、いろいろ作戦を練っている。
3月1日引値2295円
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