ダイセル化学(東4202) 2000/01/20更新
2000/01/20(木)メルマガ「億の近道」同時掲載分
ダイセル化学(東4202) ☆☆☆☆☆
 昨日説明会が開催され、画期的な酸化触媒の発表がなされた。関西大学教授の発見したN−ヒドロキシフタルイミドを用いた酸化触媒で、申請中のものを含め160件の特許を有しているという。
 これを用いることのメリットは、常温(従来タイプは高温で反応させる)でも可能であり(活性率が高い)、設備コストが低減できる事及び、今まで作れなかったものが作れる点だ。同社では化学産業のみならず電子・医薬農薬・化粧など幅広い分野に応用可能といっており、説明会では百数十の商品を考えていると説明している。1つだけ例を挙げると(前述した従来作れなかったもの)ダイヤモンド誘導体を用いた次世代フォトレジスト原料の開発があるらしい。
下期よりフォトレジスト向けメーカーにサンプル出荷を始めており、関連企業143社から問い合わせが来ているという。

 また会社側から大胆な中期経営計画が発表されている。

売上 経常
2000.3 単体 1650億 70億
連結 2400億 110億
2002年度 単体 2000億 150億
連結 3150億 330億

 今までこの手の材料が発表され、結局利益が出なかったもしくは、立ち消えになるのは良くある事であるが、個人的にはこの材料をポジティブな方向で考えている。
 アナリストにとっては寝耳に水であったようで、本日は朝から買い物を集めてストップ買いたいで、買い物を2000万株残した。
1月20日引値390円
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