日本化薬(東4272) | 2001/09/11更新 |
2001/09/11(火) | |||
日本化薬(東4272)
☆☆☆☆ 封止材原料は、1Q20%減。厳しい。 会社計画130億円の営業利益は、厳しい。90億円程度に減額となるかもしれない。 ディフェンシブ。インクジェットプリンター向けインク(赤)が新規に大手から採用され、前期の8億から今期は15億に伸長。 中期的には、有機EL、インクジェット向けインク、偏光膜、医療とバランスよく成長できる。 3年後は40円程度のEPSも十分可能だ。(大原) ☆☆☆ → ☆☆☆☆
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2001/04/12(木) | |||
日本化薬(東4272)
☆☆☆ 液晶向け偏光フィルムといえば、日東電工できまり。 ポイントは、耐熱性。耐熱性の要求される分野、例えばカーナビゲーション用等の車載用液晶表示装置(パネル)、液晶プロジェクタ等。 わたしは、大型ディスプレイ分野では、プロジェクタのコストダウンの道筋がはっきりしていることから、高額高消費電力PDPよりも、プロジェクションTVやプロジェクタ関連に優先順位をおいた。また、将来は、PDPではなく、FEDに注目している。 この耐熱性にすぐれたプロジェクタ、カーナビなどの液晶は、今後も、楽しみな分野である。その液晶偏光フィルムで、90%のシェアを獲得しているのが、この日本化薬である。 プロジェクタにおいては、0.9〜6インチの液晶の小面積の画像を数10インチ乃至100数十インチ程度まで拡大すること等により明るさの低減は避けられず、その為光源としては高い輝度のものが使用される。しかも液晶プロジェクタの一層の明るさの向上要望は根強く、その結果として自ずと、使用する光源強度は益々強くなってきている。偏光板としては、偏光性能の良好なニュートラルグレーのよう素系偏光板が使用されていた。しかし、よう素系偏光板はよう素が偏光子であるが故に耐光性、耐熱性、耐湿熱性が十分でないという問題があった。この問題を解決するため、染料系の二色性色素を偏光子としたニュートラルグレーの偏光板が使用されるようになってきたが、ニュートラルグレーの偏光板は、可視光波長領域(400〜700nm)全域での透過率、偏光性能を平均に向上させるべく、3原色の色素を組み合わせて使用する。 このため、カラー液晶プロジェクタのように、より明るくという市場の要求に対しては、光の透過率が悪く、明るくするためには光源強度をより高くしなければならないという問題がある。3原色に対応した、即ち、青色チャンネル用、緑色チャンネル用、赤色チャンネル用という3つの偏光板が使用されるようになってきた。 2001/5は、偏光板は30%以上伸びて、140億円程度となろう。偏光板の利益は20億円を超える模様。 【超簡単に他の事業】 2002/5より、医薬品が底打ち、業績モメンタムは悪くない。 【指標】 2002/5EPS40円予想。バランスシート良好。経営しっかり。EBITDA倍率4倍以下。どうして、こんなに安い? 【不憫なアナリスト】 なぜ安いのか?化学のセクタにいながら、医薬品のウエイトが高く、化学のアナリストがわからない。医薬品のアナリストは、偏光板やインクジェットプリンタがわからない。アナリスト泣かせ。(大原)
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