ノリタケカンパニーリミテッド(東5331) | 2000/12/28更新 |
2000/12/28(木) | |||
ノリタケカンパニーリミテッド(東5331)
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2000/11/06(月) | |||
ノリタケカンパニーリミテッド(東5331)
☆☆☆☆ 同社の試作したカーボンナノチューブランプは、電極にカーボンナノチューブを使用したものです。カーボンナノチューブの特徴は、良く電子を放出してくれることです。真空管などは電極に高い電圧をかける事によりサーマルエレクトロン(熱電子)を飛ばしておりますが(ヒーターと呼ばれる)、カーボンナノチューブではこうしたヒートも必要とせず、ただ電極間に電圧を駆ければエレクトロンがどんどん放出してきますので非常に効率的です。 しかし、現在の試作ではFEDの電極にナノチューブを付けており、FEDの小型化には無理があり、チップLEDの代替には無理がありましょう。ですが最近では、LEDが信号機やタクシーの天井上のランプに応用されており、これはカーボンナノチューブFEDとバッティングしていくこととなりましょう。信号機へ応用すれば、現在主流のランプよりLEDの方が優位、しかしLEDよりカーボンナノチューブの方が更にメリットは大きいのです。なのに信号機では当分カーボンナノチューブFEDは登場しません。 さてランプ以外では、同社ではカーボンナノチューブディスプレイの試作をし、かつて発表を行っております。韓国の三星も同様に試作展示を行なっており、そろそろ量産実験に入るのでは?と噂されております。 ナノチューブをディスプレイに用いれば、エレクトロンを飛ばし発光素子にぶつけるだけの非常に簡単な構造で、しかも特別な製造ラインを必要とせず、また原材料の炭素は地球上に幾らでもある非常に安価な元素ですから、一気にフラットパネルディスプレイへの候補となることでしょう。 続きはまた次回。
【億近発行プロジェクトテクノロジーチームへ業務連絡】 フラットパネルディスプレイ実用化に向けて(FTCプロジェクト学会発表から抜粋) そこで表面活性材に囲まれた微少な空間の中で金属イオンを還元する逆ミセル法というのがあるらしいが、これでコバルトナノ粒子を完成させた(4nm)。これを基板にキャストし、800−900度でアセチレンの希釈ガスと反応すると、多層カーボンナノチューブが完成。この触媒液は大気中で安定、ハンドリングが容易、スクリーン印刷法やインクジェットとの組み合せで、容易に大面積化やパターンニングが可能。曲面上への塗布もOK。
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2000/11/02(木) | |||
ノリタケカンパニーリミテッド(東5331)
☆☆☆☆ 今期に入って、同社を訪問する機関投資家がかなり増えたそうです。皆さん同じ事を考えていると思われます。目的は、かつて豊田合成のLEDが叫ばれる中、億近で「調査する」と宣言した、カーボンナノチューブにあるようです。 1991年に、NECの研究者が偶然発見したカーボンナノチューブですが、構造により金属にも半導体にもなるという優れものです。但し、抽出するのが大変難しく、数年前には1日に数グラムしか抽出できないと言われ、夢の技術と思われていました。 しかし最近、カーボンナノチューブの特許やHPを見ているうち、大量生産が可能になったような研究者の意見を発見しました。とはいえ、うまくカットするのは無理だろうと思いきや、ある特許を発見しました(大原・両津の技術軍団で) 特許出願が平成11年4月16日、公開が平成12年10月31日の最近公開された特許です。発明の名称は『フィラメントとそれへの電流誘起方法及びその加工方法』で審査請求されております。 ではカーボンナノチューブ応用製品を一つご紹介しましょう。 ランプの電極にカーボンナノチューブを付けるとどうなるか?メチャクチャ明るいランプが完成します。ノリタケの資料によると、超高輝度で屋外でも高い視認性が得られ、輝度は50000Cd/m2と記載してあります。消費電力は発光ダイオード(LED)の約75%です。 つまり、発光ダイオードより電気は食わないし、しかも明るいと来たらLED派には残念なことですが、マーケットは先行きカーボンナノチューブに食われる可能性が出て参りました。しかもこの輝度で収まらないようです。同社の輝度目標は100万から300万cd(カンデラ)というから驚きです。 しかしまだ問題もあります。 グリッド電圧が非常に高い、小型が難しい(LEDマーケットがすぐに食われないのはこの為です)ということです。しかし屋外大型パネルや産業用途向けから出発し、先行きは卓上蛍光燈や白熱球の市場を侵食する可能性は十分にありましょう。 豊田合成に投資した投資家、特に機関投資家は、白色発光ダイオードの家庭用マーケット市場への応用を鉛筆ナメナメ計算し、莫大な市場規模になると思われている方がいるかと思いますが、カーボンナノチューブの動向には注意した方が良いと思われます。 白・赤・青の3色がとても眩しく、まともに注視することが出来ないほどの明るさです。 億近発行プロジェクトでは、上記カタログデータのカーボンナノチューブの電圧を降圧し、約30000cdに下げたものを実際に見たからです。 また続きを掲載します。 |
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