豊田工機(東6206) | 2001/02/13更新 |
2001/02/13(火) |
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豊田工機(東6206)
☆☆☆ パワステポンプの推移P1→P2→P3→P4 P4の重量:50 P4ではサブアッシーを多様化、部品点数を43点まで絞り込んだ。加えてP1、P2の鋳物製に対し、P3では一部アルミニウム、P4はプーリー以外オールアルミによる軽量化を実現、オイルの吐出安定性、振動性では世界ナンバーワンと自負している。 これらポンプは、オイルを加圧する仕組みであり、エンジン回転時は常にポンプを動かしている。パワーステアリングの働きはステアリングを切った時にポンプの力を借りるが、それ以外の走行状態ではパワステポンプの役目はなく、逆に大事なエンジン出力や燃費を悪化させる原因の1つ。 これを抜本から解決するために開発されたのが、油圧ポンプの代わりにモーターを使おうというもの。ほとんどの軽自動車は油圧式パワーステアリングから電動パワーステアリングに移行したといわれ、1000ccオーバーの一部自動車にも採用が広まってきており、ダイムラーベンツのAクラスなどは採用済み。 しかし、2000CC以上の排気量を持つ自動車への採用は、なかなか進んでいないのが実状。その原因は自動車重量(重い車)の関係から、モーターのトルクアップが必要な他、メカニカルロス、振動による部材の影響、ノイズ面からのステアリング振動など、大排気量車種への搭載では沢山の問題を抱えていた。しかしこうした問題もほぼ解決したと見られ、残すところコスト問題のみ。 電動パワーステアリング普及はいつ頃から始るのか?バッテリーの36ボルト化がヒントになる。 今後大きな市場になることが予想されるなか、同社ではモーターの内製化やシャフトの中に同軸モーターを埋め込む方式を開発済み。 買い判断をした訳ではございません。(両津)
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