富士通(東6702) | 2000/11/15更新 |
2000/11/15(水) | |||
富士通(東6702)
☆ わたしが10月初旬に組んだモデルポート15銘柄には、この株はいれることができませんでした。 株式投資という観点からは、LINUX関連企業は中国株やインド株となってしまう。人件費の高いアメリカや英国のエンジニアを「一括購入」した富士通は、一番その煽りを食う可能性さえ出てきた。 とりあえず、11月に経営陣が海外IRしていると思います。日本のソフト産業の代表選手というだけでは、投資家の目に適わない。日本のソフト産業は、どの分野で世界一のレベルにあるのか? 以前の☆を取り下げるようで申し訳ございません。 ☆☆☆☆☆ → ☆
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2000/04/19(水) | |||
富士通(東6702)
☆☆☆☆☆ 3000円以下の富士通はいい投資でしょう。前期2000年3月期は、西暦2000年問題の影響で、主力のメインフレーム及び関連ソフト事業が不振に陥り、下方修正となりました。しかし、今期2001年3月期は、下期からメインフレーム中心に回復すると見ています。 まず、メインフレーム業界は、ご存知の通り、IBM、富士通、日立の3社の争いとなっています。限られたプレーヤー間での競争であり、製品市場が回復基調となれば、おのずと利益が回復する構図となっています。いわゆる寡占市場です。寡占ということが重要なのです。お互いが逆鱗に触れない限りは!(やっちゃいけないことを暗黙の了解といいます。) 先日、日立がメインフレームの新製品の投入を2001年の第四半期まで先延ばしにする、と発表しました。異例の仕切りなおしです。当然、IBMと富士通にとってシェアを伸ばす好機です。しかし、IBMは来年前半まで新機種を投入しない。消去法で、夏にバージョンアップ版が出る富士通がもっとも恩恵を受けるでしょう。 メインフレーム事業は、西暦2000年問題と金融機関の大型合併の2つの余波を受けています。また、システムも大型化の傾向にあり、商談が長引いています。今年はうるう年にあたるため、2000年2月29日が正常に認識されるかどうかの2000年問題の検証が3月までずれ込んでしまい、システム発注の相当部分が決算期を超えています。 しかし中期的には、メインフレームは、高信頼性を有する大型サーバーとして将来も生き延びます。先日、ある会社のデータセンターを見学した際、やはり、メインフレームの知識は、ネット時代にこそ不可欠と再認識しました。 最近、注目されているネットワーク関連企業の価値は、ネットワークがわかるエンジニアの質量に依存します。ネットワーク技術といっても、所詮は人間の知識と知恵の集積です。富士通や日立のエンジニアが、ネットワークに習熟するために、あと数年はかかるでしょう。しかし、近い将来、確実に富士通・日立のエンジニアはネットワーク技術をものにします。そうなれば、現在の株価の著しいギャップ、例えば、ネットワンシステムやインターネット総研などの、高い株価評価(PER)は、中期的には、正当化できなくなると考えます。 反対に、最悪期をようやく脱しつつあるメインフレーム関連、とくに、富士通は、年末にかけて再び4000円を目指す展開を予想しています。日立は、新製品の投入の遅れと、ランバス訴訟の爆弾を抱えているため、積極的なスタンスは取りにくいところです。 さて、私が富士通を薦めるのは、2年ぶりですよ。富士通は、ファンドのポジションも今後、増やしていく方針です。私の今年のイチオシです。(大原部長) |
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