ローランドDG(東6789) | 2002/02/19更新 |
2002/02/18(月) | |||
ローランドDG(東6789) ☆☆☆ 私はこの銘柄を私の有料メールマガジンにて1月下旬に紹介しておきましたし、このオクチカでも概略を紹介しておきましたので既にご存じの方も多いかと思いますが、デジタル屋台という立体画像を用いたユニークな生産システムが話題となってきており、本日の日経産業新聞でも取り上げられておりましたのでまた、この場で紹介しておきたいと思います。 時価:521円 事業内容:プロッター17%、プリンター64%、業務用工作機器8%、パーソナル工作機器7% 【業績評価】 業績的には米国など海外の景気回復期待がプラス要因。主力のプリンターが採算悪化で今期は減益見通しであるが、ここに来ての円安はメリット。1円の円安で営業利益1300万円の押し上げ効果であるため、下期だけでも6500万円の寄与度がある模様。 【新製品動向】 業務用大型カラープリンター及び3Dと呼ばれる三次元入出力装置が中心。耐候性を高め、サイン市場の屋外用途をターゲットに絞った溶剤系インク使用のカラープリンターSOLJETは好調で今後の成長期待が高い。 −−−−−− 新製品ニュース −−−−−−−− 昨日発表させていただきましたSJ−600/500は、去年の発売以来、順調に売上を伸ばしている溶剤系の大型インクジェットプリンターSOLJETシリーズの新ラインナップです。発売中の同シリーズSC−500からカット機能を省き、プリント専用機として値段を抑えているところが特長です。お客様の用途に合わせ、2種類のサイズを用意しました。発売日は SJ−600が2002年2月25日(月)、SJ−500が3月12日(火)になっております。今後1年間の販売目標台数はSOLJETシリーズ合計で3000台(国内・海外合計)です。 なお、デジタル屋台については既にNHK教育の人気番組21世紀ビジネス塾でも紹介されましたが、皆さんもご覧頂きましたか?また再放送もあるかと思いますので見損なった方は改めてご覧下さい。 本日は日経産業新聞の8面にも出ており、IT未来工場を支えるシステムとしての認識がなされようとしている。特に今後、海外生産がますます進展する際も日本からインターネットで管理できるとのポイントが指摘されていて興味深い。同社の広報室の方からのこのデジタル屋台についてはコメントを頂いておりますので、今回また改めて紹介しておきましょう。 このデジタル屋台は、当社が2年前から導入しているもので、IT機器を活用して製品組立ての全工程を作業者1人で行う自社開発の生産システムです。 【株価動向】 2000年10月に東証2部上場。その後の株価はほぼ一貫して下落。上場時の公募価格は1170円であるが、企業内容はそれほど悪い訳ではないのにも関わらず上場して以来、1回も公募価格を上回ったことはない。 時価総額43億円は現預金33億円、有利子負債12億円、株主資本比率75%という財務内容、今期経常利益9億4000万円、一株配当金15円という収益内容と比べ割安感が出てきた証拠だろう。 出来高は薄いが毎日数千株はできており、1人100株の時間分散投資が可能。でもオクチカ読者15000人が一度に買いに出る愚は避けましょう。 本日は521円と520円にそれぞれ8000株、7000株の買いが入っておりました。(炎)
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