日本電池(東6931) | 2001/01/15更新 |
2001/01/15(月) | ||||||||||||||||||||||||||||
日本電池(東6931)
☆☆☆
単体業績は、自動車向け鉛バッテリーが若干の好調さを見せている。
一方、リチウムイオンやリチウムポリマーを手がける子会社のGSメルコは、若干の苦戦を強いられている模様。数量ベースでの当初計画はクリアーの見通しだが、当社の想定以上に価格ダウンの歯止めが効かないためだ。丸型の価格下落が激しく、角型に経営資源をシフトする同業他社が増え、当社の手掛ける角型のリチウム系バッテリーの価格下落が想定以上に長引いているためだ(角型の用途は携帯電話や他PDA端末、モバイルなど、今後マーケット拡大が見込める分野)。 なお、足元の円安傾向であるが、単体での鉛バッテリーの輸出はなく、反対に部材(鉛)を輸入しているものの、殆んど影響は無い(鉛の価格はトン当たり9万円前後で安定している)。 また自動車に搭載されるバッテリーの容量アップという材料面も将来はフォローとなろう。 |
||||||||||||||||||||||||||||
2000/12/11(月) | ||||||||||||||||||||||||||||
日本電池(東6931)
☆☆☆ 三菱電機との合弁であるGSメルコで、リチウムポリマーの研究を実施。本年8月に月産30万個からスタートし、9月には60万個体制へ。これは当初より想定以上の進捗率となっており、数量ベースでの伸びは業界ではトップ。現在は携帯端末向けのみだが、今後は拡販していく。メルコの業績はまだ赤字の模様だが、水面浮上も間近であり来期は黒転を計画。設備投資は前々期からかなり落ちてきており、今後は昨年並みの投資額に落ち着きそう。 以上、読者の皆様も証券会社のレポートをご覧になれば掲載されていることですので、詳細は省かせていただきます。 【ポイント】鉛バッテリー 21世紀を間近かに控え、化石燃料の大量消費から地球には重大な危機が訪れようとしている。21世紀は再生可能エネルギーの大量導入と、省エネが地球環境保全の大きな役割を果たし、欧米を中心に電力相当量5、10−50%程度を賄う目標が立案され、大幅な導入が進められている。 (株)NTTファシリティーズ 沖縄電力 2次電池は鉛、ニッケル水素、リチウムイオン(コバルト系、ニッケル系、マンガン系)などがありますが、鉛は体積エネルギー密度は最低ですが、コスト的には優れております。リチウムマンガンと鉛に注目。 【完全に成熟と言われている自動車用途に大きな変化が現れる】 何社もの電子部品会社及び関連企業にヒアリングしましたが、確かな歯応えを感じました。中にはずばり教えてくれたところもありました。現在各企業とも設計変更を行っております。 つまりポイントは2点。当分の間、36ボルトと12ボルトが並列して稼動する。バッテリーの需要が増える。 上述したように、自然エネルギーでも鉛の需要が出始めるわけです。鉛バッテリーは自動車用途の比率が高く、限界利益率は高くありませんが、生産性は抜群です。数量効果は間違いなく出て参ります。 株価が直ぐに上昇を始めるとは思いませんが、要注目だと思います。 追伸: ☆☆☆(タイミングを見計らって変更します) |
あくまで投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり内容を保証したわけではありません。 投資に当たっては投資家自らの判断でお願いします。 |
億の近道 on the Web | 質問・要望事項はこちらまでメールを。 |