黒田電気(東7517)
☆☆☆
【独立系の電子関連商社で一部製造も行っている】
黒田電気の今年に入ってからの売上状況(前年比)を以下に記す。
今年
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伸率
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昨年同月
の伸率
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1月
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+4%
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+10%
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2月
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+7%
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+20%
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3月
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−1%
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+28%
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4月
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+2桁
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+10%
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昨年の3月にスポットの売上が立っているため、今年3月の伸率は前年比マイナス1%となっているが、79億円の売上げ及び二桁増の粗利を確保しており、内容的には悪くない。
4月は二桁の伸長を達成したようであり、米国PCメーカー向けHDD事業が昨年7―9月にピークをつけ、この1―3月まで調整。しかしながらこの事業の中核をなす富士通・IBM向けで新製品供給が決まっているようで、4月以降回復感が鮮明になっていくであろう。
前期は1ドル=115円設定のため円高は歓迎されないが、それでも計画をクリアーした模様であり、今期について売上885億、営業利益38.5億、経常利益41.5億、EPS166.7円を予想しているアナリストがいる。
昨年株価10000円をオーバーしていたが、1:1.4の分割、2月に4238円の公募・売出、そして4月のショックで17日に2600円の安値をつける。その後若干戻すものの、マーケットの地合いに伴うものと思われる投げ(公募の投げも相当出ているのでは)で3000円近辺だ。
マーケット心理が好転する前に仕込みたいものだ。
5月24日引値2990円
目先は☆☆☆、長期前提で☆☆☆☆☆
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