ドンキホーテ(東7532) 1999/12/09更新

1999/12/09(木) メルマガ「億の近道」同時掲載分
ドンキホーテ(東7532) ☆☆☆
 一時はディスカウントの代名詞・流行にもなっていた感のあるドンキホーテだが、11月の既存店売上が、96年1月以来46ヵ月ぶりにマイナスに転落した。客単価は3月以来マイナスを継続であるが、客数が前年割れしたためだ。
 要因として
  1. 今年の11月は去年に比べ日曜日が1日少ない
  2. 例年に比べ気温が高く、季節商品の回転が進まず、消耗系商品の好調でカバーしている状況
  3. 日用雑貨・食品のウエイトが高まり、客単価は低下傾向
ということらしい。
7月 8月 9月 10月 11月
全店売上 200.2 197.2 185.4 177.4 165.5
全店舗数 20 20 20 20 20
既存店売上 106.3 103.6 103.4 101.1 93.2
既存店客数 110.0 109.0 106.9 105.9 97.2
既存店客単価 96.6 95.1 96.7 95.4 95.9
対象店舗数 10 10 10 11 11

 遂に既存店がマイナスになったから売りと言うわけではない。ただ利益の源泉である既存店のデータは非常に重要であり、今後注意深く見守る必要がある。値嵩成長株の売り時の判断はとても難しく、トレンドの変化を掴むには最低でもあと2ヵ月のデータを見たい。ただ統計的には、今年7月まで客数の伸びは2桁をキープしていたが、上記数字を見てもわかるように8月から伸び率は鈍化しており、おまけに10月は去年に比べ日曜日が1日多いのだ。
 今日株価は下げているが、足の速い方が売っているのでしょう。なんだかんだいってもこの業界にも流行があるのでは・・・。
 関東において20年前はロヂャース、10数年前はダイクマ・ドアーズと言っていたな!(古い話ですが)遂にドアーズは倒産し、当時は誰が倒産すると思ったことか。
継続でチェックしていきます。
12月9日引値21900円

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