グローバルダイニング(東7625) | 2000/01/31更新 |
2000/01/31(月)メルマガ「億の近道」同時掲載分 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
グローバルダイニング(東7625)
☆ 先週グローバルダイニングに対し訪問取材を行なった。が、長谷川社長にお会いする前に、神宮前5丁目のラ・ボエム(イタリア料理)に行き雰囲気を味わってみた。 神宮前から表参道に行く途中の地下1階に店があり、中に入ると薄暗くレトロ風で何度来ても飽きない雰囲気だ(昨年末銀座のボエムに行ったが同様だ)。 次の日長谷川社長と面談したわけだが、まずは同社のホームページを見ることをお勧めする。http://www.global-dining.com/global/index.html 事業内容はレストランの企画・運営で、ラ・ボエム(イタリア)・ゼスト(メキシコ/米)・モンスーンカフェ(東南アジア)・タブローズ・ステラート(高級インターナショナル折衷料理)の4種類を、東京山の手地区に展開、超一等地から少し離れた場所にその地区に合った店作りを行う。
4つの店舗コンセプトと立地・環境にベストマッチさせ、ふんだんに資金を用いた店舗は、継続投資が少なくて済み(しっかりしたコンセプトの店は時間が店舗魅力を作り出すという)、高品質・高サービス・年中無休・完全実力主義が同社の特徴であり強みである。 同社の粗利率は、98年度に53.9%と他社と比べてみると低いが、これは原価処理に製造原価方式を用いている為である(今期からは更に店舗関係の費用は全て原価にし、本部費用を販管費とする)。 しかし実際は、販管費が上述した継続投資の少なさなどにより、売上高経常利益率でみると同等か他社以上となっている。現在ブティク型店舗をメインに20数店舗出店しているが、今後は200席以上の大型店をメインに出店していき、毎年15%ずつの売上増を目論む。 前期売上73億円を、対投資家には2005年12月期に220億円、売上経常利益率は現状の店舗でも大型店でも今の10%を継続するシミュレーションだそうで、22億となるか。社内目標は、2005年12月期売上250億であり、今のEPS約70円が5年後に210円以上出る計算だ(発行済み株式数に変化がなければ)。 今後2年間は設備投資をキャッシュフローの範囲内に抑えておく計画であり、その後マーケットから調達する予定のようだ。株価は同社に対する期待及び、伝説を創っているIR会社がコンサルティングを行なっている事を一部の機関投資家が知っており、小さく生んで大きく育てる理想的な株価形成にならなかった。 現在、公開来安値付近の約6000円と、前期EPSベースでPERで90倍弱と、ワタミフードと同程度だ。安くなったとはいえまだプレミアムは結構ついており、今後郊外型店舗を出していく際に、今得られている「高級」なイメージをどう維持、もしくは郊外型が成功するのかがリスク要因だ。 1月31日引値6400円 現在月次売上は公表されておりません。近々にHP上で毎月公表するそうです。まだ前期の決算及び月次売上が発表になっておりませんが、機関投資家より早く、読者の皆様にお伝えしましょう。
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