伊藤忠(東8001) | 1999/11/30更新 |
1999/11/30(火) メルマガ「億の近道」同時掲載分 | |||
伊藤忠(東8001)
☆☆☆☆ 10月13日の丹羽社長の構造改革発表以来、株価の上昇傾向が強まってきた。 同社では来年4月に管理部門の17部門を統合し、10部門に集約。280人のスタッフを100人まで絞り込む方針。また2002年よりの持株会社制度への移行を睨んで、情報、生活・消費、金融、資源といった戦略部門を事業会社とする計画。2004年連結ROA2%、株主資本6000億円を目指して大胆な改革を行うと伝えられたことで、市場の信認を取り付けた格好だ。 これまでは、とかく巨額な不動産の含み損という陰の部分にばかり目が行き、同社の陽の部分である情報通信の関連商社として、また多くの有望企業に投資するベンチャーキャピタル機能への評価がなされてこなかった。 12月14日に上場する伊藤忠テクノサイエンス(4739)はそうした有望企業の一つ。時価総額は公開時の公募価格(上限価格22000円)で単純計算すると4510億円となる。コンピュータネットワーク関連の成長分野を手掛け、公開後の人気化が予想されるため、同社への評価を高めることになろう。 同社は600億円のCB発行を決めたが、今後更に自己資本充実のため、エクイティファイナンスを実施の予定だ。株価はこうした背景から人気化しているが、中期的にも一段高の公算が大きい。 11月30日引値608円 |
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