極東貿易(東8093) | 1999/12/03更新 |
1999/12/13(月) メルマガ「億の近道」同時掲載分 | |||
極東貿易(東8093)
☆☆☆☆ 12月8日付ウォールストリートジャーナル、12月9日付電波新聞に記載されているが、米国の防衛・電子機器コンツェルンであるTRW社が動作周波数69GHzの超高速半導体を開発、来年から出荷と伝えている。これは光ファイバー網において40Gビット(1秒間にCD−ROM(640MB)8枚分に相当)のデータ伝送が可能な化合物半導体である。 極東貿易の扱う光半導体(NTTエレクトロニクステクノロジー社製)はガリウムヒ素のタイプで、10Gビット(10Gビットと会社IR担当者は言っているが、来週伝送速度は確認する)の能力を持ち、光多重化装置受発信におけるアンプ用半導体だ。 本日IR担当者に電話したが、技術的なことはわからないとの返事で、これを扱っている営業担当者の方も今週は出張中である。来週取材し、追ってフォローさせて頂きます。
(極東貿易の光半導体売上は前期38億、今期計画は50億だが70億円くらい出そう。また粗利も結構あるようだ) ついでにあと二つばかり報告しておこう。 2つ目は20億あると言われている過去勤債務である。上期に1億、下期に1億、計2億円今期は落とす。四季報によると15年償却と書いてあるが、これは違う。実際はまだ決まっていなく、有価証券含み益が約20億あるがこれを使うわけでも、アドバンテストのように一括で償却する予定でもなく、5年償却を考えているようだ。その場合、営業上として販管費もしくは営業外で計上するので、見かけの利益は減少することを覚えておいてください。 |
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1999/12/03(金) メルマガ「億の近道」同時掲載分 | |||
極東貿易(東8093)
☆☆☆☆ 12月1日、待望の中間決算説明会が開催され、中間決算の内容については以前当ページに記載した通りであり、今後注力(継続も含め)していく商品に以下のものを挙げていた。 まず継続商品として光通信用超高速半導体、光ディスク製造装置及び関連材料で毎期20−30%の伸長、原子力関連機器(放射光用加速器・ガン治療加速器・超伝導機器)上期10億 下期10億 通期20億計画。 ソックチリングシステム(無風空調システム):風を出さないで温度を調整するシステムで、埃を嫌う場所、病院・レストラン・セントラルキッチン・半導体(電子部品)工場向け。今期1.7億円の売上計画で来期から期待がかかる。 テレスキャン:送電線の切れたところを発見する装置の小さいタイプを、東北電力と共同開発し、今期中には出せるようにするらしい。これは鉄道の方面にも応用可能という。 来期もこうした製品群があり、期待した以上の数字が出るかもしれない。今回の説明会に、社長が海外出張ということで来られなかったのが、非常に残念である。おまけに言うと言っていた、情報通信に対する同社の将来のビジョン・位置付けなどが無かったのも重ねて残念である。 私は同社に対する見方を若干変更し、IR面での変化が現れるまで最低1500円目標としていたのを1500円目標に変更する。 PS:原子力関連機器の中に加速器が入っているではないか。これはもしかすると、この前記載した住友重機のコンペティターになるのか? |
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1999/11/17(水) | |||
極東貿易(東8093) 99/11/02掲載銘柄 同社についての質問がかなり多く、それだけ投資家の関心が高いと思い、簡単ですが再度フォローさせて頂きます。 一昨日(16日)9月の中間決算発表を行い、この前の情報修正とほぼ同じくらいの数字がでてきた。けれども株価は反落しザラバで昨日850円をつける。しかし朝方大和證券が同社のレーティングをAでレポートを出してきて、大和の買い手口ではないが900円超まで反発、本日も買い気配で始まり引けは970円。手口を見ても機関投資家の腰の入った買いがないため、株価が上昇すると売り圧力が強くなり利喰い売り先行となってしまう。 ファンダメンタルズを考慮した投資家の比率が高ければ売りも吸収し、売りたい強気の投資家は買いたい弱気に、買いたい弱気の人は買いたい強気になるものだ。 私が何度も言っている同社の重電・産業機械のイメージは、あと3−5年後で情報通信企業に替わっていることでしょう。12月1日の決算説明会で中・長期展望を述べる様ですが、その中で電気・電子部門の売り上げは益々伸長うんぬんときっと言うでしょう。大和證券のレポートの最後の文面にそのことが記載されておりました。また大和は来期連結EPSを77円で見ているようです(数字が間違っていたらごめんなさい。その場合明日訂正をいれます)。 |
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1999/11/12(金) メルマガ「億の近道」掲載分 | |||
極東貿易(東8093) 99/11/02掲載銘柄 今期減収減益で計画を立てていた同社であるが、先日減収増益に修正した。 連結売上1850億(−8%)を1800億(−10%)に経常利益22億(−9%)を29.8億(+22%)EPSは57.4円である。修正前後で下期の売上を77億減額しているが内訳は以下の通り。重電設備で21.8億 化学機械20億 建設資材50.4億 光ディスク13億と光ディスクを除き利益率の低い部門の売上が減少するとしている。 それに対しプラスにしたのは火力発電用ボイラー2.9億 電子部品13億 航空11.4億 プラスチック機械3.7億と利益率の高い部門は伸長、プロダクトミックスの変化で利益はアップするとしている。また光ディスクの計画を下げたのは、扱っているセーラー万年筆製(7992)光ディスク装置が4月以降にタクトタイムの速い新製品を出すことにより、1月から3月は買い控えが起こると見ているため。 いずれにせよ計画は堅目である為、連結経常は30億乗せが期待でき、12月1日の説明会で重電・産業機械のイメージである同社が、情報通信企業へと脱皮するための話をするであろう。 今期連結EPS約60円で900円台は安いではなかろうか? 目標1500円。 |
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1999/11/10(水) | |||
極東貿易(東8093) 99/11/02掲載銘柄 増額修正の内容が明らかになった。光ディスク関連・光通信用半導体が大幅に出て引き続き好調の他、予想外であったが販管費が期初計画を2億円下回ったことによる(営業外収支も改善されている)。 反対に粗利の高いボイラー制御装置が上期は前年比33%減の47.1億円となり利益面にマイナスと思われるが、実際はボイラーメンテ(メンテの粗利が高い)が増加したため利益面の影響は無い。上期ボイラー関連が大幅なマイナスに落ち込んだのは顧客の都合により30億の案件が下期にずれ込んだためで、むしろ下期の増益要因とプラスに働こう。しかし前述した販管費減少のうち主因はこの案件が下期にずれることによる人件費減少の効果で、その分は考慮する必要がある。 これをトータルで勘案すれば、会社側の出してきた今期連結経常29億に+αは間違いなく30億円乗せは間違いないであろう。 EPSは59円から60円は堅い線(むしろ下期も増額の可能性は大)であり、今までのPERのレンジ修正は必至。また12月1日の説明会で情報通信シフトに関し言及する可能性は大きく、その場合PERレンジで25倍から35倍(株価1500円から2200円)程度になると予想する。 |
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1999/11/09(火) | |||
極東貿易(東8093) 99/11/02掲載銘柄 中間決算発表は16日であるが会社側が本日増額修正してきた。内容は明日の朝刊をご覧ください。今期連結PERは16倍と情報関連に重点をシフトするかもしれない?(この内容は12月1日の説明会で話すらしい) 同社をこの低PERレンジに置かせておいていいのだろうか。きっと株価が証明するであろう。 |
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1999/11/02(火)(続報・修正) | |||
極東貿易(東8093)
☆☆☆☆ 中間決算発表は11月16日、説明会は12月1日。今後の同社の歩んでいくであろう姿を話しする模様である。 大まかであるが現在の重電部門対電機電子の比率は7:3くらい。株式マーケットにとっては電機電子部門の更なる飛躍を期待しているわけだが、会社側も情報通信シフトを早める模様で、全体の収益率は更に高まり投資家の目を引くことになろう。 ☆の数は5つ・・と言いたいところなのだが、まず一つ目。コード番号8000番台の商社はなぜ割高に買われないのか? 物を作って売っているならまだいいが、右から左に流しているだけで儲かりました、ハイ増額修正です・といえば投資家は喜ぶんですが、そうは問屋が卸さん。やはりユーザーが物言いを付けてくる。お前のとこら儲かってますなー、単価下げろと。結局商社の宿命ですね。ですから投資家が喜ぶようなことがやりずらいわけですね。 次に本日の引値で230億の時価総額しかなく、ビッグファンドの買い付けが期待できないということ。100万株買っても9億弱で発行済み株式の3.7%に達してしまう。 以上勘案して☆☆☆☆ (短期で勝負なら☆☆☆☆☆) |
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1999/11/02(火) | |||
極東貿易(東8093)
☆☆☆ 東芝系の電機・石播の産業機械をメインの技術商社。 今期は売上こそ減収(単体9%減・連結8%減)を見込んでいるものの、利益は会社の計画の11%減から一転増益が見込める。いわゆるプロダクトミックスの変化で儲かる部門が伸び、あまり儲からないところが減収になるということだ。 今伸びているものはまず第一に光通信用半導体。NTTエレクトロニクステクノロジーから仕入れ、内外の大手通信機器メーカーに卸している。前期の売上は38億で今期は50億の計画だが60億は堅く、来期は更に最低50%は伸長するのではないか。 第二に光ディスク製造装置。これは名機製作所及びセーラー万年筆からマシーンを仕入れ台湾のプリンコ社に販売している(CD-R市場が予想外の息の長い市場で台湾は設投増強中)。前期売上は45億、今期は111億の計画だが120億はいくであろう。 更に同社にとって一番儲かる発電用ボイラー部門(粗利20%)も前期・今期と二桁アップで省力化による更新需要がでている。 連結EPSは堅く見て50円。株価870円台、PERで20倍のレンジを今後超えられるかどうか・・・。 今後情報通信の波に乗る展開を期待しているのだが、会社担当者と連絡がつかない。 とりあえず☆☆☆。取材の結果次第では☆☆☆☆☆の可能性あり。 上に修正のコメントがあります。 |
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