新光商事(東8141) | 2000/09/04更新 |
2000/9/04(月) | ||||||||||||||||||
新光商事(東8141) ☆☆☆☆☆ |
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2000/07/04(火) | ||||||||||||||||||
新光商事(東8141)
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2000/06/22(木) |
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新光商事(東8141)☆☆☆☆☆ 前回掲載時、足元の状況をフォローしておりませんでした。遅くなりましたが報告させていただきます。 4月は3月の反動及び顧客の都合で納品の延期があり、前年比横バイくらいの売上です。5月は2桁の伸び、6月は4月の延期分が入ってきますので、6月以降堅調な推移になることでしょう。 4月単月自体は少し驚く結果ですが、特に問題はなく、株価はザラ場で1000円の4桁乗せになりましたが、まだ息の長い相場になると考えております。 |
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2000/06/16(金) |
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新光商事(東8141)☆☆☆☆☆ 【NEC系電子部品商社でリョーサン・三信電気に次ぐ第3位の独立系企業である。守備範囲は通信・信号・自動車・時計・カメラ等】 終わった前期連結売上は、売上1201億円(前期比19.3%増)、営業利益32.9億円(同77.2%増)、経常利益31.9億円(同84.5%増)、当期利益12.2億円(同10.4%増)、EPS52.4円と大幅な増収・増益となった。地域別には、国内向けが1007億円(+24.9%)、アジアが164億円(0.9%)、欧州が16億円(−12.8%)、北米12億円(−32.8%)など。 部門は6つに分かれており各々の前期の状況を以下に記す。 【集積回路部門】 国内においては、PCを始めとする情報関連及び携帯端末向けのLSIが好調であったが、海外においてスキャナの過剰供給による生産減少と供給価格下落で、スキャナ向けCCDが大幅に減少し(前期比30−40億円の減少)、同部門の売上は351.7億円(+2.0%)と微増に止まった。 【半導体素子】 国内は、自動車電装向けが国内自動車登録台数の低迷の影響を受けているが、携帯端末向け超高周波トランジスタ・光通信関連レーザーダイオード等の需要が拡大した。海外向けは、日系民生機器・情報関連機器メーカー半導体素子、衛星通信機器用高周波トランジスタが好調に推移、同部門売上は218.2億円(+38.3%)。 【回路部門】 国内は、コンデンサー・抵抗が堅調な伸びであったが、自動車電装向け磁性体部品が低迷。海外は、ノートPCの生産拡大によりタンタルコンデンサーの需要が増えたものの、供給が間に合わず機会ロスが発生。この結果121.3億円(+4.9%) 【電子管部門】 国内・海外ともPC用カラーディスプレイがメーカーの生産縮小で減少、反面、モニター向けカラー液晶が大幅な伸びで124.7億円(+26.9%)。 【電子機器部門】 レーザー装置を始めとする設備関係は、韓国向けが受注回復となったが、国内半導体メーカーが数字に結び付かなかった。但し、法人向けにPC及びシステムを販売しているノバラックスジャパンを連結対象にしたことにより、56.5億円(168.1%増)となった。 以上の状況から全体の売上は20%弱伸びたが、利益はもっと拡大している。これは前々期の売上原価率90.6%が、前期90.8%に0.2%上昇しているものの、人員削減(45歳以上の役職員が60数名しかいない)他、経費削減による固定費圧縮で、販売管理費が前々期の76.43億円から77.06億円とほとんど横バイであったことで、売上高販管費率は前々期の7.6%から前期6.4%に1.2%も急低下した。 なお、純利益はワラントの未行使による新株引受権戻入益7.66億円を特別利益に、希望退職者への特別退職金9.91億円及び、過去勤務債務(適格年金)6.34億円を特別損失として計上している。この影響(差し引き8.59億円)を除けば、税前利益22.07億円が実質30.66億円となり、実効税率を50%として計算すれば純利益15.32億円、EPSは65.6円、株価900円として前期EPSベースでのPERは13.7倍だ(PBRは0.67倍)。 今期業績も前期同様、好調裡に推移しよう。 【集積回路部門】 NECの前期連結セグメント売上の内、システムLSI部門が4112億円と3%減少しており、今期は4250億円の3%増と微増の予想。しかし、大メーカー向け案件はNECが直接設計するものの、それ以外は同社に100名もの技術者がおり、対応は充分可能で今期は前期以上に力を入れる見込み(しかしながらカスタムかつ短納期で、工数の割に儲からないのは実情。NECの3%よりは伸長するであろう)。 メモリーは、前期80億円の売上(国内35億円、海外45億円)を今期約50億円減収の30億円ほどでみており、これは日立−NECの提携による影響が発生するためである。 それ以外の集積回路を二桁伸ばし、部門で2−3%増収計画。システムLSI伸長率及びDRAMの影響が小さければ計画より上へ行こう。 【半導体素子部門】 今期は30%弱の増収増益見込みであるが、携帯端末向けに伸長していこう。会社の数字は相当堅めと予想し、更に大幅なアップを予想する。 【回路及び電子管部門】 回路はほぼ横バイ計画。電子管は前期に比べ売上半減の計画。これは、あるPCメーカーが仕入れを台湾に変更するためで、それ以外は横バイの計画だ。 【電子機器部門】 韓国向け及びノバラックスジャパンが堅調で、大幅な伸びの計画。 【その他】 前期売上ベースでの約三分の一から半分が娯楽機器向け。今期は10数%増の計画だが、液晶モニター及び回転部分の部品及びアッセンブリーを行っており、これが国内外ともに売上を伸ばしていこう。 【今期業績】
売上原価率は、前期比横バイの90.8%、販管費率6.2%とした(前期比0.2%改善)。 経常利益40億円から特損11億円を差し引き、税前利益を29億円。実効税率は各企業前期の約50%から今期は約40%に低下するが、同社の場合、商社という性格上、交際費など経費のウエイトが大きいと考え、損金算入できない額を考慮し、実効税率を45%として法人税・住民税・事業税を13.05億円、純利益15.95億円、EPS68.3円を予想する。特損11億円がない場合の実質EPSは、純利益22億円、EPS94円となろう。 【リスクとリターン】
大原部長は1300円、両津は1500円を目標株価にしている。 6月16日引値872円 ☆☆☆☆☆ |
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