伊勢丹(東8238) | 2001/07/13更新 |
2001/07/13(金) |
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伊勢丹(東8238) ☆☆☆ 昨年最後の銘柄としてイチオシに掲載しましたので、ご参照ください。 それにしても、個人的には随分長いこと「億近」に執筆しているような気がするのですが、まだ1年にもならないのですね。また、新たな体制でおとどけすることになりますが、読者の皆さん、今後とも宜しくお願いいたします。 さて、伊勢丹の6月の営業状況ですが、全店ベースでは前年同月比112.3%、本店105.3%、立川店336.8%と好調でした。その要因は、前年に比べ土曜日が一日多かったことに加え、例年7月に入ってから開始するクリアランスセールを6月30日に立ち上げたこと、などです。 消費の状況は、全体が伸び悩むなか、百貨店売上が比較的健闘、猛暑が関連製品を下支え、といったところです。6月に比較し、7月は休日が少ないわけですが、それでも堅調な数字が確認出来るようですと、当社株がさらに見直されるものと予想しています。 なお、1月24日に、移転・増床して新規開業した立川店は6月まで予算に対し、1億円のズレと堅調に推移しています。前回も書いたのですが、立川店は「ユニット」(運営、販売まで標準化した自主編集平場で、商品構成から人員配置、什器などを統一し、粗利益率の改善、コスト削減に資することを目的としたもの)導入の実験店です。当社は売上高の約60%、利益の80〜85%を本店が稼ぎ出す構図となっていますが、ユニット導入により支店の収益向上を企図しています。 各支店において、地域の特性を生かしながら、売上高の3分の1、売場面積の4分の1をユニット化する計画です。業界屈指の集客力を誇る本店に加え、各支店の収益力が向上すれば、当社の経営体質は格段に改善する見込みです。 また、当社の筆頭株主であった東京生命の保有分680万株は5月末までにすべて売却されています。また、当社の年金資産62億円はほぼ保全される見込みですが、最悪のケースを想定しても損失は10%にとどまりますから、今期収益への影響度は大きいものとはいえません。 「売上高が伸びずとも、利益をあげる体質を構築しつつある百貨店」として注視していきたいと思います。(駄洒落)
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2000/12/27(水) | |||
伊勢丹(東8238) ☆☆☆ 【ファッションの伊勢丹】 【「ユニット化」により支店の収益力アップへ】 【退職給付債務など「過去」の清算完了】
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