市場占有率。業界の序列。シェアが高い企業は、効率的な販売、量産メリット、優秀な人材などを獲得できます。高シェアを獲得する企業には、それなりの理由があります。特許、企業秘密、生産の効率性、組織の効率性、ブランド、安定した品質など。 シェアを理解することは企業の強さと弱さを理解することです。強さの前提を理解することは、同時に弱点を理解することです。安定だけを求めて、新しい市場を自ら創出していく気概がない場合、高シェア企業ほど高コスト体質に陥りやすい。高コスト体質は、競争力の低下を意味し、異業種からの参入を許してしまいます。 例えば、銀行業界。ネット銀行でセブンイレブンやソニーの進出を簡単に許してしまいます。高コスト体質なので、対抗しようがありません。 将来のシェアを予測するために、投資家として、企業体質や経営者の良し悪しを見極める目が必要です。