株価評価。一般的に、時価総額と予想利益額と関係。
代表的指標として、株価収益率PERがあります。PERは、プライス・アーニングス・レシオの略でパーと発音したり、ピー・イー・アールと言ったりします。時価総額を純利益で割ったものです。最終的に株主に残る利益である純利益を用います。
また、時価総額と売上との関係を示すバリエーションとして、PSR(ピー・エス・アール)を用いることもあります。本業のもうけを示す営業利益と時価総額の関係を見る場合もあります。
EV/EBITDA(イーヴィ・エビトゥダ)も人気のあるバリエーションのひとつです。EVとは、時価総額と負債総額を足し合わせたものを、EBITDAという償却・利払い・税引き前の利益で割ります。事業の性格上、減価償却負担の多い会社を比較したりします。
これらいろいろなバリエーションを総合的に比較していきます。また、今期の収益予想だけでなく、3年後や5年後の収益予想をベースにして、バリエーションの比較をします。
例えば、今期予想PERが100倍、来期予想PERが50倍、3年後予想PERが20倍とします。今期予想を軸にすれば株価は割高、3年後を基準にすれば割安と思われます。長期の見通しに対して自信がある場合は、3年後、5年後のバリエーションを議論するべきでしょう。
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