No.
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日付
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タイトル
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執筆者
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33
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2002/07/30
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連載 負けない投資 番外編 |
大原部長
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32
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2002/07/29
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金融サービス紹介 |
炎のファンドマネージャー
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31
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2002/07/29
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500億円以下の小型株スクリーニングベスト20 |
炎のファンドマネージャー
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30
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2002/07/29
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米国の幸せ、日本の不幸VS 日本の幸せ、米国の不幸 |
炎のファンドマネージャー
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29
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2002/07/29
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株式相場展望 |
炎のファンドマネージャー
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28
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2002/07/26
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為替相場動向 |
生涯遊人
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27
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2002/07/26
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拡大する再就職支援ビジネス |
小野小町
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26
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2002/07/26
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代替技術 |
両津勘吉
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25
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2002/07/23
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連載 負けない投資 その7 |
大原部長
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24
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2002/07/23
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夢見つけ隊(2673) |
海パン刑事
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23
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2002/07/22
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今年もCEATEC JAPANが始まるよ!! |
炎のファンドマネージャー
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22
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2002/07/22
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第3回日経ストックリーグへの参加決意 |
炎のファンドマネージャー
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21
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2002/07/22
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マックが只になる日 |
炎のファンドマネージャー
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20
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2002/07/22
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株式相場展望 |
炎のファンドマネージャー
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19
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2002/07/19
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米国のシステム |
生涯遊人
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18
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2002/07/19
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クリップコーポレーション(4705) |
海パン刑事
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17
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2002/07/16
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連載 負けない投資 その6 |
大原部長
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16
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2002/07/15
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IPO2002年夏の陣を前に |
炎のファンドマネージャー
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15
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2002/07/15
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株式相場展望 |
炎のファンドマネージャー
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14
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2002/07/12
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最近、為替マーケットで噂になっていること |
生涯遊人
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13
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2002/07/12
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ダイエットの本質 |
小野小町
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12
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2002/07/12
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帝人(3401)のパテント−2 |
両津勘吉
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11
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2002/07/09
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連載 負けない投資 その5 |
大原部長
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10
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2002/07/09
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海パン刑事のIPO 新規公開銘柄紹介 |
海パン刑事
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9
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2002/07/08
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株価低迷するこの株をチェック!! |
炎のファンドマネージャー
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8
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2002/07/08
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株式相場展望 |
炎のファンドマネージャー
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7
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2002/07/08
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大原部長へ、 炎からのメールDEパフォーマンス報告 |
炎のファンドマネージャー
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6
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2002/07/08
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この時期なぜこれほど上がるのか!? |
炎のファンドマネージャー
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5
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2002/07/05
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帝人(3401)のパテント |
両津勘吉
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4
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2002/07/05
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円高と購買力 |
生涯遊人
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3
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2002/07/02
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連載 負けない投資 その4 |
大原部長
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2
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2002/07/01
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株式相場展望 |
炎のファンドマネージャー
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1
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2002/07/01
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今年前半相場を振り返って |
炎のファンドマネージャー
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33
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2002/07/30 | 負けない投資 番外編 |
大原部長
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【今回の疑問点】 「やってもやらなくてもいっしょじゃん」 そうぼやいているあなた! 今回は番外編ということでちょっと横道にそれますが、がんばることの金銭的報酬の可能性について考えます。 ●学校でよい成績をとるとどうなる?
【一生の記録 GPA − 学生は遊べない】 学生は、いままでのように遊んでいては就職ができなくなりつつある。 優なら4点、良なら3点、可なら2点、不可なら1点。 日本の場合、履修だけをしてテストを受けなければ単位はつかないが、米国の場合、一定の期間を履修状態にしていて、テストを受けないと不可となる。不可になるとGPAがガクっと下がってしまう。 それが何故問題かというと、金銭的に、GPAが悪いと奨学金がもらえる確率が低くなる。そして、さらに大学院への進学が不可能になるからだ。 大学院は通常GPAは最低3点以上とされているが、一流大学院になると志願者の平均GPAは3.7点程度と高水準だ。 日本はテストで80点以上なら優であるが、90点とる生徒も100点の生徒もみんな優である。それでは100点の実力の生徒に不公平になる。 米国の学生は勉強する。それはそうしないと自分のキャリアがそこでおしまいになるからである。厳しい世界だ。 宿題をしっかりして理解する。ディスカッションをする。発表を堂々とそつなくこなす。そういう作業をしていくうちに、自分だけの自分なりに考えた結論が生まれてくる。 【資格は意味があるか? 自分の時給が簡単な資格ひとつで急上昇】 たとえば、FE/PEというグローバルなエンジニアの資格がある。合格率は高い。でも、認知されていない。 ある。ある。 英語の試験であるが、工学の知識がなければならない。PEは圧倒的に足りない。 自分のためになるかなあ? なる。なる。 英語を書く練習ができる。読む力も論理力もつく。だってそういうことを試す試験だから。 じゃあ、いい点とったらどうなる? アルバイトといっても、週に8時間はたらくと月々40万円程度の副業収入になりますね。(夜間2−3日教えてあげるだけで) TOEFLやGMATやGREなど、英語の統一試験などは、判断基準がはっきりとしているグローバルなスタンダードとなっている。 スタンダードをバカにしてはいけない。 TOEFLで270−280をとる人は、そうでない人を集めて、講義を開くことができる。予備校でTOEFLの講座を受けると20万円近くかかる例もある。アルバイトの時給は1万円以上が相場だろう。 がんばるなら、社会的な意義のある資格を目指そう。 負けない投資というのは、なにがなんでもやるからには努力を惜しまないという気持ちの部分が大きい。 【時間を管理をして、効率を上げる − 基本は企業の人も同じだ】 無駄な投資をしない。工夫をする。時間はコストである。 なんだ、企業と個人、同じじゃんか。そういうことになる。 資格ひとつとっても、いい点をとるためにはどうしたらいいのか逆算して、もっともコストのかからないやり方を考えてそれを実行すれば、みんなのノウハウとして生きてくる。本を出してもいいし、予備校をつくって教えてもいい。世の中に必要な資格はいくらでもあるんだから。 【能力給と経済的安定 − 会計士や弁護士が工学を勉強する理由】 企業の多くが、組織活性化や社員のモーティベーション向上を狙いつつ、最終的には、企業自身の利益成長に繋がると信じて、能力給や業績連動給を導入。 お金、お金と、そういう人生はいやだ。そう思う人が多いが、それは人生、金銭的なものなど、いつでもなんとかなるし、家族を養う程度のカネぐらい、なんとかなると思うからだろうか? わたしの周りでは、最近、弁護士や公認会計士たちが、すごく焦っている。 記帳や監査をするだけで高い給料がもらえる時代は終わろうとしていて、数年後の競争社会に向けて、工学や技術や組織管理など、カネになりそうな分野に身銭を切って勉強にいそしんでいる。 さて、サラリーマンが、社内の競争に勝ち残るとき、そのご褒美はなんだろうか。 いえることは、能力給料で人の数倍の年収が、成績のよいときには期待ができるということだろうか。それに意味はあるのか? ある。 年収700万と年収3000万の違いは? 銀行の審査は単年度ベースであり、たまたま上手く行った年にボーナスでドンともらえば、年収3000万は夢ではない。 株式投資の仕事をしていると、人から、100万を年率20%で毎年運用すると、10年でいくらにまで増えるという「利殖」の相談を受けることが多いが、こういう話は、そうそう上手くいくはずがない。 それよりは、いま所属している組織で競争に勝ち残り、1年でいいから、結果を出し、ボーナスに反映してもらい、年収をガッと増やしてもらう。それで高採算物件を融資してもらえば、残りの人生、どれほど楽になるか、考えたほうがよい。 医者や弁護士は、100万を年率20%で運用して30年でいくらいくらにしたいとは絶対に言わない。 彼らは、カネ、カネとはいわない。カネ、カネの心配をする必要もない。 一枚の源泉徴収表は、年間収益数百万円を生み出す、打ち出の小槌になる。それは競争に勝った褒美であり、残りの人生をカネの苦労をしなくても済むという褒美である。 カネ、カネと目の色を変えるのはいやだ。そのとおり!わたしだっていやだ。 競争を避けて、100万円を30年かけて数倍にすることを夢見るのか? そう思えば、退屈だった日常も新鮮に思えるのかもしれない。 長い人生だ。ひとつやふたつぐらい人に負けないものを深めていくのも悪くない。 自分の成長と金銭的成功は否が応でも繋がってしまう。カネの方から寄ってきてしまう。カネは賢く社会のためになる使い方をする人間に集まる。 【モデルケース】
AさんとBさんの年間のキャッシュの差1300万円(税金であまり差はつかない) 仮に10%で毎年のキャッシュを運用すれば20年後、6億円以上の資産がつくれる。 一年だけ3000万円の給料を貰い、あとの19年間は700万円しかない場合はどうか。 一年ぐらいトコトンがんばって、社内で一番になって、高い給料を貰ったってバチはあたらないだろう。(大原)
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2002/07/29 | 金融サービス紹介 |
炎のファンドマネージャー
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=大阪証券金融のコムストックローンについて= これまで永年にわたり、いろいろお世話になってきた私の大学の先輩にあたる源太さんが、私のところを訪ねて来られた。 大阪証券金融という会社は、信用取引で皆さんもよく活用されているのでお判りかと思いますが、証券市場に良質・低利な資金を安定的に提供することを目的として設立された、証券取引法に基づいて免許を受けている証券金融会社3社のうちの1社。高い信用力を背景に、証券市場を金融面から支えるという公共性、専門性の高い業務を担っている。 コムストックローンとは、コミュニケーション ストック ローンの略。つまり大阪証券金融の店舗に行かなくても取引ができる資金使途自由の貸し付けのこと。担保有価証券については証券保管振替制度、またお申し込みの手続きについては郵送やFAXといった通信方法により行うことができるので、ご多忙中の皆さんもスケジュールを気にすることなく利用できるといった優れもの。コムストックローンは必要な資金を簡単な手続きでスピーディに融資できるサービス。 こんな宣伝を30分ばかりされて、源太先輩は私の事務所を後にされたが、その時の話が耳に残って、もしかしたら株式市場が低迷している折り、資金難に陥っている方もいるかと思い、せめてこうしたサービスでお役に立てればと思い、紹介させて頂いた。概略は以下の通りだが、更に詳しいことは大証金コムストックローンセンターまでお問合わせ下さい。 大証金コムストックローンセンター コムストックローンの概要
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2002/07/29 | 500億円以下の小型株スクリーニングベスト20 |
炎のファンドマネージャー
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先日、私のスタッフが何を思ったか、驚くべきスクリーニングを行い、読者から顰蹙と驚異の念を持たれてしまったが、本日はその反省の上に立って私、炎のファンドマネジャーが20銘柄まで絞り込みを行ってみました。 【スクリーニングを実行したスタッフの意図】 テロショック時を下回り、米国株が下げ止まらない。ハイテク関連の生産高が4−6月比で7−9月はダウンし、「下期の見通しが不透明」と誰もが言う言葉だ。最近ではメーカーも同じ事を言い出した。更に輪をかけて、エンロンの破綻をきっかけにゼロックス、それが飛び火しオリックスのB/Sを指摘したドイツ証券のレポートや、ソニーによる子会社吸収の手法を問う新聞記事が香港・中国から出るなど、影響が出ている。 さて今回は、上場及び店頭銘柄対象に500億円以下の小型株(1713銘柄)を対象に、独断と偏見で選んだ有望20銘柄をスクリーニングしてみた。ここまで絞り込んだら何かの参考になる筈です。 高値からの下落率、EPSの絶対水準、PERの水準及びトレンドなど、四季報と見比べながら銘柄を考える参考としてください。 【時価総額500億円未満割安株順位表(PER昇順)】 上場・店頭 EPSは東洋経済予測株価は7/18現在
*印はアイリスジャパンがロングランで注目している銘柄ないしレポート作成銘柄
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2002/07/29 | 米国の幸せ、日本の不幸VS 日本の幸せ、米国の不幸 |
炎のファンドマネージャー
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企業会計への不信に端を発して、米国の株式相場が下落傾向を続けている。多くの米国国民にとって、投資信託等何らかの形で株式市場に参画している度合いが高く、株式相場が低迷を続けることは自らの資産が目減りすることから好ましいことではない。結果として個人の先行きへの不安が景気に悪影響を与えてしまう懸念が生じてしまうことが、今後の株式相場を見る上において気をつけないとならない点であることは、私だけでなく多くの方々が認識されていることと思われる。 一方、これまでの日本では「株」というと危険なもの(確かにリスクは大きい)と訝しげに見られ、常に郵貯や国債、銀行預金等が金融資産の中心となってなかなか一般投資家の関心は高まらなかった。こうした対照的な構造が米国にとっての幸せであり、日本にとっての不幸であり続けてきたことは容易に理解されよう。 わが母校の学生諸君が日経ストックリーグに取り組もうとするパワーは、来る日本の経済を復活させるに足る材料である。投資教育が中高生の間でも徐々に広がりを見せている現状を、先日の日経ストックリーグの説明会でも知ることができたが、まさに日本はこれからであり、リスクとリターンの関係を十分に認識して、経済活動に参画してくれる一般個人の輪が広がることを願って止まない。 こうした点を考えると、日本はむしろ幸せなのではないだろうかと考えてしまう。個人投資家の持株比率を、これまでの10%以下から20%程度まで引き上げることができれば、持ち合い解消売りも消化され、株価下落のトレンドも変化させることが可能となる。 皆さんも、こうした日米間の株式市場を取巻く環境の違いをよく認識して、今後の投資活動に役立てて頂きたい。グローバル運用の妙は、投資信託の専門運用者に任せれば良いとして、皆さんには日本も満更捨てたものではないことを思い浮かべて頂き、中長期観点からリスクテイクを図るタイミングを取る心がまえを持って頂きたいと願っている。(炎)
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2002/07/29 | 株式相場展望 |
炎のファンドマネージャー
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【先週の株式相場を振り返って】 懸念されていたNYダウの8000ドル割れから、日本の株式相場も1万円をあっさり割り込み、下値目途と想定していた日経平均の9770円すら割り込む展開となり、週末は2月安値9420円に接近して終えた。とりわけ週末の日経平均は前日比338円88銭安の9591.03円となり下落率からはややセリングクライマックス的な動きを見せてきた。引き続き米国株安の流れを受けて電機・精密などの値嵩輸出関連株が押しなべて安かったほか、銀行・証券などの金融株が軒並み安となるなどほぼ全面安商状となった。 日経平均週末株価 【今週の株式相場展望】 今週はNY株が先週末に8264ドルへと戻して終えたことから、週初においては多少のリバウンドが想定されるが、2月安値への接近懸念からリバウンド後の動きはなおも重いものが想定される。希望的な観測では、先週末が結果としてセリングクライマックスとなって、格好の買い場を与えたことになってほしいが、まだ予断は許さない。 *本日は外国人投資家の売りが続く中にあって、想定通り反転の動きを見せたが、日経平均は前日比75円高と前週の下げ方に比べれば、まだまだ迫力不足の感は否めない。(炎)
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2002/07/26 | 為替相場動向 |
生涯遊人
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115.50円を底にドルが値を戻している。 本日、海外市場においてドル円は、118円台に戻している。 ユーロはドル円よりすこし早く1.02台をドルの底値に、ドルの買い戻しユーロ売りが今週前半から始まり、0.98台で今週は終了しそうだ。 いまのところバブルの崩壊で米国市場が崩壊し、米国から資金が流失していると前回も述べたが、その資金は消去法として、欧州、英国、日本、アジア諸国に流れ込んでいる。 ここからの為替の動きは、米国の経済状況(実物経済)の動きではなく、ルービン、グリーンスパンの両名によってもたらされた強いドル政策により米国に集まった資金が米国に留まるか、あるいは大きく流失するかという資金の流れ、言うなればドルの信任にかかっている。(生涯)
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27
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2002/07/26 | 拡大する再就職支援ビジネス |
小野小町
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厚生労働省の試算によれば、製造業からサービス業へのシフト等今後5年間で約1,900万人が転職の必要に迫られるそうです。失業率は5%超と依然高水準の中、キャリアビジネスに注目が集まっています。 キャリアビジネスには再就職支援、人材紹介、派遣、求人広告サイトなど様々な種類があります。中でも昨年からの大手ハイテク企業のリストラで拡大しているのが再就職支援市場です。日本人材紹介事業協会によれば2001年の再就職支援市場は推定で220億円と小規模ながらここ5年で8倍に拡大しています。ビジネス自体は80年代不況下の米国で発展したものですが、最近では人材派遣等異業種からの参入が相次いでいます。 再就職支援企業はリストラを行う企業から依頼を受け、求職者のカウンセリング、面接指導から再就職先決定、ひいてはアフターフォローまでサービスを提供します。人材派遣業とは異なり、報酬を求職者を受け入れた企業でなく離職者を出した企業から受け取るのが特徴です。通常一人当りの料金は100万円前後と高額のため顧客は大企業が中心ですが、低価格サービスの導入により中小企業からの受注も増えています。 順調に拡大してきた再就職支援市場ですが、大手電機等のリストラ一巡から来年にかけて需要のピークを迎えるともいわれています。しかし続く金融機関のリストラや終身雇用崩壊による雇用の流動化から今後も需要は安定的に拡大すると思われます。 *参考までに(株価は7月26日終値、業績は今期予想、カッコ内は前期比) ●日本ドレーク・ビーム・モリン(4688:店頭) ●ヒュー・マネジメント・ジャパン(4778:店頭)
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26
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2002/07/26 | 代替技術 |
両津勘吉
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化学産業の可能性に注目している。 7月の23日から25日までパシフィコ横浜で”自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展”が開催され見物に行ってきた。モーターショーと違い、部品会社が主役であるが、率直な意見として化学のアナリストにとって有用な展示であったと思う。たぶん自動車及び自動車部品担当アナリストは行かれていると思うが、化学の方は行っていないであろう。 フォーラムは心地よい音を計る&作る技術、車体構造設計技術の新展開、ITSで道路管理はどう変わるか、42ボルトフォーラム、環境の世紀における自動車材料の展望の7テーマに加え、細かなセッションが開催されていた。これらについては参加しておりませんので省略します。 では気になった製品群をいくつかご紹介しましょう。 まず初めに三菱自動車。ランサーエボリューションのすぐ脇にゴムのシーリング部品が置かれていたが、これを樹脂製と比較していた。樹脂製を触ると「ウン ゴムではないか」と思いきやゴム製を触ると、こっちが本物のゴム製と気付く。つまり普段ゴムを触らない方にとっては樹脂製をゴム製と間違えてしまうほどの出来映え。 次にケーヒン。バイク用のキャブレターの横に自動車用のインテークマニフォールドが置かれていた。しかし通常アルミでシルバーの色の筈だがこれは黒。そう、これも億近で指摘した通り、樹脂製のインテークマニフォールドだ。エアーフィルター、エアフローメーターを通過したエアーはマニフォールドを通じてシリンダーに入っていく。しかしシリンダーはメチャクチャ熱いわけで、昔のプラスチックのイメージしかない私にとっては信じられない事であった。今やアルミが当たり前のエンジンでさえ、ボンネットを開ければ樹脂の活躍がいとも簡単に理解される。 別のブースではこのアルミと樹脂製のインテークマニフォールドの比較を行っていた。黒っぽい樹脂製を持った途端、”重い”と感じてしまったのが実感だが、アルミをもったらもっと重いのがわかる。樹脂製はアルミ製の40%ダウンの重量であり、これを見てしまうと自動車のアルミ化が進んでいるが、一部アルミからの代替が進んでいるなと感じた。 次のブースでカルチャーショック。新型車アテンザと思われるボディーの一部がサンプル品となっておったが、ボディ補強に化学技術を使う??? 紹介しても紙面の関係上、全て書けませんが、素材革命に乗り遅れる自動車部品企業は衰退し、代わって化学企業の重要性が増すことであろう。 ●ファナック ついでにもう一つ。かなり前のことだが、「自動車のアルミ化でスポット溶接よりアーク溶接有利。ファナックはアーク溶接に弱いから安川にシェアが食われる・・・」なるレポートを読んだことがある。ここでスポット溶接を考えてみよう。 ちなみにファナックがなぜアーク溶接でシェアが低いか?1)ファナックは一度に大量に買ってくれる大企業メインで、マーケティング戦略上スポットに力を入れた。2)アーク溶接の電源に弱い、など。
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2002/07/23 | 連載 負けない投資 その7 |
大原部長
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前回までの復習 前回の疑問点: 【競争力を維持できるかどうか? 差別化】 〜実績か 約束か〜 誓った約束を果たすことと、単なる口約束をすることとは、どちらが難しいだろうか? 事業を評価する前提は、差別化できるかどうかを検証しなければならない。 固定費は、事業を始めるときにはすでに決定しているもので、ミクロ経済的には所与のものである。 差別化に成功する企業は、そもそも事業の始まりから多くの固定費をかけない。そして継続的に毎月リストラ(事業の細部の見直し)をする。 投資家がリストラに対して冷たいのは、応急処置をしても、その事業の採算性が回復するとは思えないからである。 〜利益率の逆算の経営〜 賢明な経営者であれば、営業利益率は少なくとも40%はほしいと考えるだろう。利益率10%以下は論外。リスクを背負って始めるだけの意味がない。 営業利益率40%を狙って上手く事業を立ち上げても実際は事故や歩留まりの問題でロスが発生する。 最初から変動比率が50%の事業にゴーサインを出すなら、それは投資家のための事業ではなくて、従業員の給料を払うための汎用事業であって、ゆくゆくは事業の不良化を招き、多額の損失を出し、追加的なリストラを行って、最終的には清算に追い込まれる芽をはらんでいる。 事業を始め、人を雇い、設備を動かし、活動をしているものを、わざわざ停止するのは、かなりのエネルギーが必要だ。 ここで、一定の結論を提示したい。 ⇒差別化に成功するということは、利益率が高い状態を維持しているということである。利益率が高い企業は、固定費と変動費の売上に対する管理がしっかりしている。 【将来に渡って高い利益率は維持できるか? 不良化の恐れ】 事業の不良化を招く最大の原因は、価格の低下である。 それは、コストカット努力を利幅の貢献材料にする前に、値下原資に回し、シェアをとりにいこうとしてワンパターン的に生じる。机上(計算上)の利益の確保が、いつも失敗に終わるというワンパターンの繰り返しである。 どうしていつも同じ失敗をするのか。 世の中には、自分だけに都合のよい考えがそのまま成功に導かれるケースはほとんどない。 それと同じことが経営の内部で経常的におきているとしたらどうだろうか? 社内計画が強すぎる企業は、社内の予算の分捕り合いのための計画であり、事業に勝つための計画ではない。 3年に一回の壮大なPlanではなく、毎分のActionこそが求められており、そのActionは外部に知られてはまずい。 利益率が維持できるかどうかは、以下のようにできる。 【価格の低下が経営者に与える心理的な悪影響】 ここで、価格低下の悪影響についてまとめてみよう。 価格低下の悪循環 価格下落は、経営者を精神的に追い詰める。 一方、時流に乗る経営者は、価格のコントロールが巧みだ。 繰り返しになるが、強い事業を選択し、その強さを分析することが、投資家として、重要。 【価格低下、事業環境悪化に対抗できる企業とは】
価格低下に対する抵抗力がある企業 蟻地獄のような価格低下の罠にかかり、経営者は自信を喪失していく。ゲームの流れは一方的になり、精神的なダメージから、経営判断はどこかおかしくなっていく。 そういうことにならないために、経営者は存在する。 だから、経営者は、いつも、最初に自らに課した規律である営業利益率の絶対水準に意固地になるべきなのである。 ⇒勝つためには逆算しなければならない。利益率40%を勝ち取るためには、シェアで何%にならないとだめなのか、ライバルをどう叩き潰すのか、あるいはライバルをどう説得するのか、友好的関係の元で屈服させるのか、そういう目算がなければならないだろう。 【今回のポイント】 ○差別化とは高い利益率を維持するためのシステムつくりだ 今回明らかになった疑問点 それでは、価格低下を避けるためにはどうしたらいいだろうか? シェア80%の意味とシェア40%の意味は全然違うだろう。 どちらのPEの方がどちらよりどの程度高くなるべきなのか? そういうことがわからない投資家は、本当のPEの意味を知らない。 −−−−つづく−−−−−−−−−−
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2002/07/23 | 夢見つけ隊(2673) |
炎のファンドマネージャー
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中高年の富裕層をターゲットとした通信販売を展開。一般の通信販売では手に入らない希少性の高いものを中心に取り扱う「付加価値追求型通販」企業。カタログ「道具の学校」、「生活百貨事典」、「夢見つけた今」など5種類のカタログを発行。カタログを眺めながら、「新しさ」、「面白い」、「珍しい」、「楽しい」を発見し、購入してもらうのが基本コンセプト。 2002/3期連結業績は売上高4988百万円(▲2%)、営業利益197百万円(▲35%)、経常利益202(▲38%)、当期利益110百万円(▲37%)、1株利益43.7円、1株純資産 483.7円。 【セグメント利益】 短信ベースのセグメントは2つ。1)通販小売事業 2)通販卸事業。利益率は1)通販小売事業で10.7%、2)通販卸事業で6.0%、本社費用などの消去で▲5.9%。事業別の売上高は1)が41億円、2)は9億円なのでこの会社の業績は通販小売事業の収益動向でほぼ決まる(2002/3期連結)。 【取り扱い製品】 (https://www.yumeget.com)ネットを見ると確かに、変わったものが多い。 【前期は業績低迷も今期業績は急回復】 前期の連結経常利益は▲38%の202百万円。前上期は売れる商品開発がでなかったこと、販促費がかかりすぎてしまったことなどを主因として赤字になったのが影響。 【印象】 最近ではニッセン(8248)やベルーナ(9997)など通信販売関連企業は業績及び株価が堅調に推移している。こうしたなか、同社株も全体の相場に対してはしっかりしている。 【リスク要因】 変わりもの製品を扱っているため、その製品についてトラブルが起きたときがリスク。 【課題】 顧客の中心である中高年層はほとんどカタログベースから注文する。この為、カタログ請求により、顧客関係がスタートするが、読書層が中高年中心の雑誌(おそらく発行部数は少ないだろう)に広告を出して、カタログ請求してもらうため、顧客数が急激には増えない点が課題か。知名度が低いというのも課題。(海パン)
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2002/07/22 | 今年もCEATEC JAPANが始まるよ!! |
炎のファンドマネージャー
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例年通りCEATEC JAPANのお知らせが私のところに届いたが、皆さんにとっても大変投資の参考になる筈ですから、その概要をお送りしておきます。 【CEATEC JAPAN事務局より】 7月18日、東京都内で、CEATEC JAPAN 2002 概要発表記者会見が開催され、112社、134名のマスコミ関係者の参加の中で、主催者から今年のCEATEC JAPANの概要や特色について発表が行われた。 「CEATECは、IT産業を支える3つの業界団体がいっしょになり、総合的展示会としてスタートして3回目となります。さまざまな状況をかかえた日本の経済・産業界の中で、それを支えていく最大の柱の一つがIT業界だと思っています。さらに世界に向かって競争力をつけ、景気の回復、内需の拡大をすすめる核とならなければなりません。その中で、今年掲げたテーマが「ブロードバンドの先に、次が見える」です。 以上のような内容であったが、皆さんも以下の日程で開かれるこのショーを一度ご覧になると良いでしょう。 2002年10月1日(火)〜5日(土) 幕張メッセ(日本コンベンションセンター) さて、このショーのテーマになっていますブロードバンド化の流れが、企業にもひたひたと押し寄せております。既にブロードバンドをビジネスにしようとの試みは各方面で活発に繰り広げられておりますが、本日は以下の企業が発表した製品を紹介しておこう。 ●サン電子(6736) 時価990円
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2002/07/22 | 第3回日経ストックリーグへの参加決意 |
炎のファンドマネージャー
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私は同志社大学「証券アナリスト講座」の講師を命じられた結果、その講座を受講している学生有志の希望により、日経ストックリーグの指導役も務めることとなった。 私が前期に行った講義は定量分析と定性分析へのチャレンジであったが、距離の問題から企業訪問には至らなかったが、きっと多少は役に立った筈。彼らにとってはこの億の近道もきっと良い教科書になっていると思うがどうだろうか?
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2002/07/22 | マックが只になる日 |
炎のファンドマネージャー
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デフレ経済の象徴は様々な食べ物に典型的に表われている。吉野家の牛丼に続き、マックの低価格ハンバーガー。 携帯電話は物によっては只で配っていた(今のそうかは定かではない)が、これも普及させるためには大きな要素となった。ハードは只で消耗品で稼ぐ。そのためには先行投資が必要となるが、そうしたビジネスモデルが一旦構築されたら、後はハードの本格普及によって収益は勝手に生み出されることになる。
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2002/07/22 | 株式相場展望 |
炎のファンドマネージャー
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【先週の株式相場を振り返って】 NYダウが一旦反発をしかかったことや円安に振れたことなどから、日経平均は水曜日から木曜日にかけて反発の動きを見せたが、短命に終わった。週末は引き続きNY株安から日経平均も反落。6月安値である10060円に接近して終えた。 日経平均週末株価 10202円 前週末比▲399円 (▲3.8%) 【今週の株式相場展望】 今週はNY株が週末に下振れするなど海外株安の影響が一段と懸念されることから、週前半は日経平均の1万円割れも想定しておきたい。1万円どころでの抵抗はあろうが、ワールドコムの問題やその他の有力企業における会計疑惑が株式市場に大きな影響を与えかねない点は引き続き憂慮すべきだろう。 *大方の予想通り、本日は朝方売り込まれてスタートしたが、日経平均が1万円割れとなると、公的資金の買いから反発の動きを見せていた。1万円が最初の抵抗ラインとなっているが、まだ予断は許さない状況にある。今晩のNY株が反転すれば再び主力株に買い物が入るだろうが、果たして結果はどうだろうか・・・。(炎)
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2002/07/19 | 米国のシステム |
生涯遊人
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米国の2枚看板は、民主主義と資本主義であることは割と知られている。造られた国である米国は、国を維持していく建前としてこの二つは絶対に死守していかねばならない。 その4番打者の資本主義が揺れている。 このことひとつをとって、ニューエコノミーの終わりであるとか、米国経済の一人勝ちが終わるとみるのは短絡的すぎるのではないだろうか。そもそも米国経済だけがニューエコノミーであるとか、あるいは差別がないとか、チャンスの国であるはずがない。 しかし米国の場合、理念の実現のために行動をおこすことを厭わない。彼らは自分たちのシステムが最高だと信じて、他の国にも押し売りにくるからうっとうしい。 多分この会計処理の問題にしても、テロの問題にしてもすぐに解決できる問題ではないので、このことをネタにしたドル売りというのはしばらく継続するだろう。 かつて、貿易収支の赤字と財政赤字で双子の赤字とよばれ、そのことが$を長期的に下落させる原因になった。
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2002/07/19 | クリップコーポレーション(4705) |
海パン刑事
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JリーグのJ1がサッカーワールドカップ(W杯)後に再開、観客動員数は今季最多人数となるなどサッカー人気は続いている。W杯でやや熱が冷めたとは言え、サッカー人気は今後も続きそう。 ちなみに業績は今季四季報予想(連結)売上高28億円(前年比+4%)、営業利益5.5億円(+6%)、営業利益率19.6%、予想EPS 86円と規模は小さいながらも高収益企業。収益は学習塾事業とスポーツ事業(サッカー教室)の2本柱。 【足元】 足元、4−6月は売上高でほぼ計画通りで推移している模様。ただ、学習塾では1%程度を下回っている一方、高収益のサッカー教室が計画比+2%となっているので収益では若干ながら上ブレの印象。 【教育事業(学習塾)】 学習塾は土日完全週休2日ということでプラスに働いているイメージがあるがそれほど好調という印象ではなかった。同社は収益性向上のため、教室のスクラップ&ビルドにより、1教室当りの生徒数を増やすことで収益力をあげている。前期実績では17.2%の営業利益率。 【スポーツ事業(サッカー教室)】 サッカー教室の生徒数は平均30名弱、全国でおよそ530教室開催している。ちなみに月謝は週1回で5000円と比較的お手ごろな価格。対象年齢は幼稚園から小学校低学年。 【サッカー教室が高収益なのは?】 サッカーが高収益なのは1)開催場所がグランドや広場なので賃貸料が安い2)非常勤講師の割合が多く、技術力も要求されないので人件費率が低い、とのこと。 【株主還元策】 同社では株主還元策(株主作り)の選択枠として1)単位株の引下げ2)株式分割3)増配、などを挙げている。いつ実行するかは不明だが、やる気はありそう。 7/16日の株価は485円。連結会社予想PERは5.6倍。配当利回り3%強(1株15円)。 サッカー熱が冷めたときに買い、2年後のオリンピック、4年後のW杯などサッカー熱が上昇した時期に売るといった投資スタンスが面白いと思います。ちなみに値付けはマーケットメーク。
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2002/07/15 | 連載 負けない投資 その6 |
大原部長
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(前回までの復習 負けない投資 その1〜その5までの要約: レッスンと問題意識) *よい事業は、10年、20年、30年と投資が続行できる事業であり、そのような事業の利益率は平均より高い 【連載 負けない投資 その6: 企業の競争力とバリエーションとの関係を解き明かせるか? フレームワークの提示】 競争力がある=競争を勝ち抜くことができる 利益率が低い。 利益率の低い企業は、付加価値が創造できていないのだから、将来のキャッシュフローを予測する作業は無意味になる。 危険企業と永遠企業の収益(=E)に対する価格(=P)は相当違っているべきである。 危険とは、財務リスクだけではないだろう。 逆にいえば、PEが低いのには低いだけの理由が沢山存在する。 株価はPEではなかなか説明できない。 株式投資の世界では、実用的な道具として、PEで、つまり、ほんの1年先の収益(=E)を予想して、その収益を基準に株価(=P)を論じるという慣行になっている。 しかし、それが指し示している理論的な意味は、リターンである。 その10は内部留保や配当に回される。 しかし、毎年5%が戻ってくるわけではない。 PEは理論的に裏付けられた投資のメソッドではなく、単なる経験則だ。
【PE教の信者は救われるのか? 数々の疑問 今までの投資の常識は果たして常識だったのだろうか?】 利益率が低い企業については、株価を一株あたりの利益で割って求めるPEなどのバリエーションの議論は、果たして意味があるのだろうか? リンゴの皮のような利益率しかない企業のPERが安くなるべきなのか? よろしい。 企業の質が強化されるステージと、質が綻んでいくステージと場合分けするといいかもしれない。 議論はどんどん難しくなるように見える。 ●負けない企業の安いPEよりは 勝つ企業の高いPEの方がましだろうか? これらの問もまた難しい。 強い企業がだんだん弱くなっている場合もあれば、弱かった企業が徐々に強くなっている場合もあるだろう。 わたしたちが考えるべき方向性をまず示そう。 ⇒多分、競争力の議論は、PEの議論の先に来るべきなんだろう。 競争力の有無だけでなく、競争力自体の質の変化の方向性も議論の対象になる。 仮説⇔検証 この試みは、果たして上手くいくだろうか。
【競争力の仮説 − 強いものがより強くなる段階を説明する】 市場の混迷期を説明するよりも先に圧倒的なシェアを勝ち取った企業の今後を予測したい。 売上と固定費は比例しない例は、人気のあるレストランと人気のないレストランを見ればわかるだろう。 それが固定費が売上に比例しないという意味である。
【仮説 固定費は売上規模に比例しない】 あるモデルを考える。 事業の性格は、固定費が売上の20%、変動費が売上の60%、したがって、営業利益は売上の20%である。 ⇒ここでは、固定費を売上の20%としたが、トップ企業も2番手企業も、好況期の売上の20%が固定費とし、営業利益を計算してみる。(表1参照) 表1 モデルケース トップと2番手の比較
⇒雌雄を決するのは、固定費の額であるが、この問題を突き詰めると、「好況期にどれだけ経営資源を備えるべきか」、「好況はいつまで続くのか」などの不透明な部分を読むという最重要の経営課題となる。 2番手企業は、好況期の売上規模420億円にあわせた設備を持たなければならない。 好況期に意識的にシェアを落とすことが可能であり、不況期にシェアを上げることができるところが、競争に勝てる。 トップ企業は最低でも14%の利益率を確保できるが、2番手企業は不況期に急速に収益性が落ちる。 たとえば複写機におけるキャノンとミノルタ ウエハーにおける信越化学と小松電子を見てみる。(表2参照) 表2 株価の下落率
しかし、好況へ向かうとき、投資家はどう振舞うか。 それが2000年に起こったことだった。 しかし、一度、景気後退局面となると、設備投資をやって固定費が上がっている2番手以下が苦しくなる。 強いものがより強く、弱いものがより弱くなるような方向に物事は動きやすいとはいえないだろうか。 シェアを意識した「勝つ」経営とは そのためには ※参考: シェアの変動と株価へのインプリケーション
【固定費は事業規模に比例しない。 それは決定的な要因ではない】 「固定費は比例しない」という命題は、強い企業が有利であることを示したはずだ。しかし、それだけで強い企業が有利であると決まるわけではない。 自社とライバルのそれぞれの設備投資の内容や設備投資のタイミングの良し悪しによってシェアは変動する。 トップシェア企業にあって2番手以降にないものがある。
【シェアトップが好ましい理由】 ●平均的に優秀な人材を集められる 【シェアトップの悪い点】 ●好況期に2番手、3番手にシェアをとられる 固定費は事業規模に比例しない。それはトップ企業には有利に働く。 なぜなら、固定費は比例しないだけでなく、設備投資の決定を左右する市場情報や次世代技術の方向性や顧客ニーズがトップ企業に集まってくるからである。 以上の仮説が正しいか。間違っているか。いくつかの検証が必要になるだろう。
【バリエーションの導入】 競争力は利益率に現れる。 利益率の差は、成長力の差となって現れてくる。 1の資産がある。ROAで1%の普通企業とROA10%の優秀企業の30年後を見てみよう。 ROA 1%の会社の30年後の資産 1.01^30=1.34 売上が1の会社がある。 利益率 1%の会社の30年後の売上 1.01^30=1.34 ここでバリエーションの議論を導入する。 両者とも1の資産規模でスタート。1の売上からスタートした。 さて、30年後、両者の差は13倍となった。(17.44÷1.34) つまり、30年間の平均成長が1%成長の企業のPEが仮に10倍なら、10%成長の企業のPEは130倍が適正ということになる。 表:成長期間30年
これは日常の感覚とは違うものであろう。 え? PE260倍が適正? 30年間の目利きができれば資産は簡単に20倍、40倍にできる。 これが5年間成長だけで考えると味気ないものになる。 両者の差は1.52倍だ。(1.6÷1.05) 成長1%企業のPEが20倍なら、10%成長企業のPEはその1.5倍の30倍程度が適正となる。 10年間5%成長企業のPEが20倍ならば、10年間25%成長企業のPEは何倍になるべきだろうか?(答え114倍) 長い期間に渡って成長が見通せる企業がどうしてPEが高いのか、その説明程度にはなっただろうか。 問い合わせが多いのは、激安PER銘柄。 それでは、どうしたら長い期間を見通せる企業が発掘できるのだろうか。 −−−−つづく−−−−(大原)
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2002/07/15 | IPO2002年夏の陣を前に |
炎のファンドマネージャー
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=今年前半のIPO銘柄をチェック!!= 今年のIPO夏の陣は些か寂しい状況になってきた。全体の株式相場が低迷して、上場前に業績が悪化してきた企業もあって引き受け証券が上場させるのに二の足を踏んでいるためと言われる。 市場/上場日/コード/銘柄/公募価格/初値/高値/安値/時価 T2/4.12/4994/大成ラミック/2000/3200/3940/3120/3790 T2/4.16/2818/ピエトロ/850/1610/1630/910/1050 J/4.16/4356/応用技術/38万/101万/109万/49.8万/51.1万 J/4.17/4799/アグレックス/1750/2500/3010/1850/1900 NJ/4.18/2732/クインランド/10万/21.5万/28.6万/19.0万/21.0万 J/4.23/7217/テイン/700/900/926/462/485 NJ/4.23/8798/アドバンスC/4万/9.6万/10万/4.8万/5.68万 J/4.23/4359/ラック/30万/82万/86.5万/59.0万/63.0万 J/4.24/4358/TYO/360/430/430/220/260 J/4.25/2300/きょくとう/250/280/365/230/257 NJ/5.01/4357/ラ・パルレ/26万/27万/34万/18.4万/20.7万 M/5.10/4310/ドリームI/23万/28万/30.9万/20.8万/21.0万 J/5.24/2735/ワッツ/30万/45万/51.1万/34.0万/34.5万 J/5.31/2301/学情/700/800/800/580/620
以上、6−7月分のIPO銘柄については次回チェック致します。(炎)
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2002/07/15 | 株式相場展望 |
炎のファンドマネージャー
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暑中お見舞い申し上げます。 とにかく株式相場も早く梅雨明けで、すかっといきたいものですが、NY株が下落歩調を強めるなど、先行きの不透明感は相変わらず続いております。 本日も日経平均は大幅に下落。再び10000円割れが懸念される状況になってきましたが、相場展望でもそうした懸念をお伝えせざるを得ない状況にあります。 【先週の株式相場を振り返って】 週の初めは、前回想定した通りに日経平均が11000円台に一旦は乗せるなど強含んだものの、その後はNYダウの続落から反落に転じ、木曜日には10500円を割れる場面が見られたが、下値では年金資金などの買いも待っており、一気の下落とはならず週末は多少の戻りを入れて終えた。想定した通りに高値トライをした後は再び下値模索となり、6月安値に対する2番底形成に向けての動きが見られるようになってはきたが、景気の一部に持ち直しの動きが見られると政府がコメントするなど、景気回復に向けての期待感もなお、底流にはあるため急落には至らず、むしろ個人投資家を中心に個別銘柄を物色する流れに関心が向かっている点は、なおも株式相場の今後の行方にとって一縷の望みを託す明るい動きでもある。 日経平均週末株価 TOPIX 日経店頭平均 【今週の株式相場展望】 今週は海外株安の影響が懸念されることから、週前半の日経平均は6月26日の安値(10060円)に対する2番底形成に向かうことになろう。日経平均を週足の動きで見ると、昨年9月の9382円に対して5ヶ月目の本年2月に9420円の安値をつけて、今回その5ヶ月後に再び安値をつけるパターンが現状において考えられる理想形と言える。また、日足ベースでは理想的には引け値ベースで10300円を維持してほしいところだが、この水準を維持できないと底割れの懸念も台頭することから、注意深く見守るところだろう。 *本日の日経平均の終値は10375円でほぼ安値引け。6月安値10060円まであと315円まで迫ってきた。果たして10000円割れがあるのか、本日のNYダウ、NASDAQ相場の動向を固唾を飲んで見守りたい。(炎)
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2002/07/12 | 最近、為替マーケットで噂になっていること |
生涯遊人
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かつて粉飾決算といえば、日本企業のお家芸だったが、最近は、日替わりで米国企業のスキャンダルがでてくる。 ちょっと前までは、結局は日本経済の不振によって、130−135円あるいはそれ以上の円安にもどる、あるいはもどってほしいといったコメントが多かったが、先週ぐらいからは、110円、100円 あるいは来年には80円までドル安が進むというコメントまで出だした。 米国の株安によって米国からの資金流出が止まらないという予想から、$のさらなる下落が加速するのではないかとみている。アジアが、米国からの資金を吸収するためのセーフへブンになるという考え方だ。韓国のインデックスは、先月の700割れの水準から800近くまで10%以上上昇している。 しかし国外資金の流入で自国の経常赤字をまかなっている米国は、いずれかの時点で資金の米国還流をほどこす手を打ってくるのではないだろうか。
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2002/07/12 | ダイエットの本質 |
小野小町
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全く進捗がみられない…それは構造改革、ではなく私のダイエット。毎年正月になると「今年こそやせる」と決心し、年末になると「ダイエットは来年から」とクリスマスケーキを頬張って実現した試しがありません(ブリジット・ジョーンズ?)。 テレビの「あるある大辞典」などでそれらしき特集がやっていると、そのときはインスタントな知識を習得するのですが、実行しないため体重計の針はウンともスンとも動きません(というか年々基礎代謝が落ちてむしろ増えている)。 2000年の厚生労働省の国民栄養調査によれば、男性は30〜60歳の3割、女性は60歳代の3割が肥満だそうで全体で見てもその比率は増加傾向にあるそうです。ちなみに基準はBMI(体重/身長(m)の二乗)で、18.5〜25の範囲を正常と位置づけそれ以下をやせ、それ以上を肥満と定義しています。 ダイエット先進国(?)のアメリカでは成人の6割が肥満であるとされており、ダイエット関連商品の市場規模は400億円ドル超、年率8%以上のペースで拡大しているそうです。 しかしこれら商品に頼らずとも、やせる原理そのものは簡単で要は摂取するエネルギーが、消費するエネルギーより少なければいいわけです。ダイエットというのは本来「食餌療法」という意味で、食べ方など生活習慣を見直すことで健康な身体を目指すものです。ですから「○○は絶対ダメ」など非日常的で続かないものはその本質から外れているといえます。 要は根気よく日常生活を改善するしかありません…しかし自らの足元を改革するというのはダイエットに限らず実に難しいことではないでしょうか。それが証拠にアブトロニック(10分間で腹筋600回って…)やその他類似品のヒットをお考え頂ければと思います。また化粧品業界では今年は「香りで痩せる」を合言葉に資生堂がグレープフルーツの匂いのするボディ用美容液「イニシオ」、カネボウがラズベリーの香り成分「ラズベリーケトン」を配合したパックやサプリメントを展開しています。 12日の読売新聞にダイエット食品で女性が死亡した記事が掲載されていましたが(やせるためなら死んでもいい?)、健康に支障をきたさない程度に試行錯誤しながら自分にあった方法をみつけるのが一番かと思います(それもまた難しい…)。(小町)
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2002/07/12 | 帝人(3401)のパテント−2 |
両津勘吉
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前回、ゼオンのゼオネックス及び、ゼオノア製品について若干ながら触れさせて頂いたが、もし技術的に優れているとしても、JSR製アートンを凌ぐことになるかどうかはわからない。 会社側は証券界にもう一つの期待製品を紹介している。名前は超高分子ポリエチレン高性能フィルム:ソルフィル。既に松山に1ライン導入しており、サンプル出荷中のこの製品が帝人の見方を変えるかもしれない。 しかし、実際の売上の立つ時期はまだ3〜5年先と、位相差フィルム同様どうなるかわからないとの意見が一般的。しかしこの根本技術は帝人ではない。オランダのDSM社がパテントを握っており、帝人はこの企業と50%ずつ合弁企業を設立している。1980年代に出されたパテントだけに、もう20年近く研究を重ねてきた技術であるようだ。唯一、この新技術だけは今後も追っかけていきたい。 最近では帝人を弱気にしているセルサイドアナリストも見受けられるが、私も同感であり、安い位置で拾ってもあくまでトレーディング対象銘柄と割り切るべきと考える。 しかし某氏が教えてくれた。 国際戦略の元、フィルムに手を出したとはこの方が教えてくれたものだ。 昨年度を底として増益トレンドに入ると思われるが、帝人の復活を確認するには相当の時間が必要と思われる。 400円台を買って440〜450円売りの短期スタンス。(両津)
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2002/07/09 | 連載 負けない投資 その5 |
大原部長
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=企業の実績経常利益率と投資リターン= 【利益率に投資をする】 連載初回では企業の競争力と売上高利益率との関係を述べた。バリエーションの議論をとりあえず省略してみよう。 たとえば実績の利益率。決算が出る。出た決算の数字を見る。利益率を見る。高い利益率の会社の一群をそのまま購入したとする。 その後、10年間放っておく。 それはまずまずの成果を生んできた。 【経常利益率の上位銘柄と下位銘柄の株価比較 1992〜2002】 ●TOPIXの今年3月時点の時価総額上位200社をピックアップ 利益率の高い銘柄の代表選手はキーエンス。10年前は8000円だったが、いまは2万円を超えている。 利益率の低い下位銘柄の代表は、日本航空やNKKだ。株価は10年前の半値以下に落ち込んでいる。 利益率に投資をする。 【1972年、1982年からのバックテスト】 1972年〜2002年 30年間 1972年当時を振り返る。 利益率が3%以下の企業に投資をしそのまま継続保有していたら年率5.3%の利回りで、資産は4.7倍にしかならない。 ●1982年〜2002年までの20年 利益率が10%以上の企業への投資利回り年率平均で6.1%で資産は3.3倍。 ●1992年から2002年までの10年間 当時の時価総額上位100社のうち10%以上の企業への投資 年率1.4% で資産は1.15倍 【バリエーションは不要か?】 企業の実績に投資する、利益率に投資するやり方は、過去を検証すれば正しいということがわかる。 その理屈は簡単である。 株価の理論は、企業は永遠に続くという前提で算出される。しかし、実際はそうではない。 30年間生き続ける企業と20年間生き続ける企業がそれぞれ年間100円の配当を続けるとき、理論では100円が永久に配当されるという前提をとる。 さて、永遠につづく企業を「永遠企業」とすると10%の利回りがほしければ1000円が希望価格だ。 ならば5年しか持たない危ない「危険企業」は1−d^−5=0.38→ ああ、380円でやっと利回り10%だ。 ちまたでいわれているPE(注)20倍以下、PE10倍以下というバリエーションの教条主義とはおさらばしたほうがいい。 バリエーションが語っていることに耳をすませよう。それらは大体において正しい。聞こえるだろうか。 「利益率が高い→企業の資産効率がいい→資産効率がよいから収益の成長も高い→長年の積み重ね→株価のリターンが大きい」 ところが、市場の大多数の参加者は、教条主義的なPE論者だ。 本当の長期投資は、企業の質を見極めるところからスタートすることになる。 温室で育った投資家はリスクがとれない。 企業の質を捉え、強さを理解し、製品の成長性を捉え、成長性を理解し、ようやくPEの議論が活きてくる。 →PEは奥が深い。安易に用いるな。 負けない投資の技術論の第一弾は、「経常利益率、株価リターン、企業の寿命、バリエーション」の関係を述べた。 (連載第5回目のまとめ) 1)負けない投資には、負けない企業を選ぶこと。負けない企業とは存続できる企業である。 →さらにバリエーションの議論を正しく導入すれば投資リターンを改善していけるだろう。 【演習】 表:武富士の総資産の成長の推移(88年〜02年:単位億円) 88/3 5433.5 資産の成長率年率 9.8% 答えヒント 【演習】 銀行から3%でローンを借りたとした場合は、どうか。 「危険企業」のキャッシュフロー 0年 購入 ▲???円 答えヒント (参考:購入希望株価の算出方法) 購入希望株価= 将来の毎年の配当の現在価値(PV)の合計 合計すると ここでd=ディスカウント率、PV=プレゼントバリュー 「危険企業」のキャッシュフロー この危険企業の市場のバリエーションはどうだろうか。 まあ、世の中、そんな配当を出してくれる会社はない。 (余談)
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2002/07/09 | 海パン刑事のIPO 新規公開銘柄紹介 |
海パン刑事
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〜エプコ(2311)高収益高成長企業〜 【驚くべき高収益率】 今回は今度の7/12に公開するエプコ(2311)を紹介します。 2002年1月期の業績は連結売上高6.65億円に対して連結の経常利益は2.28億円、経常利益率で34.3%となっています。 【事業の内容 〜CAD/CAM給排水設備設計がカギ】 この会社の事業内容を一言で言えば、低層住宅の給排水設備にかかわるソリューションビジネスを行っている会社。また、さらに言い換えれば、低層住宅向けのプレファブ給排水設備を提供する会社です。ただ、この会社は給排水設備も作っているわけではなく、販売や工事をしているわけでもありません。 この会社の主な収入源としては、 などがあげられ、これら収入は2002年1月期連結売上高の80.2%を占めています。 【98年水道法改正の恩恵を受け急成長路線へ】 エプコは1998年の水道法の改正という規制緩和に伴い急速に成長してきました。 一方、エプコが提案している方式では、部材メーカー→部材加工会社→設備工事会社→住宅メーカーといったルートとなり、卸や小売店が中間に存在していません。従いまして、その分コストを安くできるほか、プレファブ化されているため、設備工事会社は単に設計図通りに届いた配管工事セットを組立て、工事すれば完了してしまうため、1日でできてしまうそうです。 【ユーザーは誰? ライバルは誰? ライバルに対する優位性は?】 ユーザーは一条工務店、住友林業、積水ハウス、旭化成、アイフルホーム、東栄住宅など主要な企業が揃っています。部材メーカーとしてはINAXやブリヂストン、積水化学などあります。 【業績とバリエーション 〜いくらなら安いの??】 公募価格は34万円 予想PERで12倍です。住設関連で予想PERが10倍強、しかも、今期経常利益伸び率が+6%程度とやや割安感がなさそうに見えます。 <2002年1月期連結> <クイック予想2003年1月期連結予想>
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2002/07/08 | 株価低迷するこの株をチェック!! |
炎のファンドマネージャー
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7月11日開催の店舗見学会を前に、株価低迷するこの株をチェック!!この日、私も今話題の長野まで行くことになりました。(炎) ●トップカルチャー(7640・東証2部)時価 595円 時価総額 27億円 【ビジネスコンセプト】 【ビジネス戦略】 【業績】 連結 売上高 85億3300万円(+8.8%)、経常利益3億7000万円(+9.3%)、税引利益2億300万円(+26.3%) 通期見通し 新店舗 既存店動向 中期計画 1.株主還元 長期安定的な利益成長:配当+株価成長で報いる/ROE、EPSを継続的に高めていく 【株価の動向・投資タイミング】 *このコンテンツはアイリス・ジャパンの有料メルマガから転載しております。
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2002/07/08 | 株式相場展望 |
炎のファンドマネージャー
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【先週の株式相場】 週の初めこそややもたついたが、NYダウが一時9000ドルを割れるなど海外株安にも関わらず、週後半にかけては堅調な動きを見せ、日経平均の先週末終値は前週末に比べ205円高となった。これで2週連続の陽線となり、6月26日の安値がひとまずの底との見方が出てきた。ただ、上値も依然として重く、11000円を抜けないまま週末を迎えた。 日経平均週末株価 10826円 前週末比△205円 (+1.9%) 【今週の株式相場展望】 今週前半の日経平均は11000円前後へのチャレンジが予想されるが、10900円を超えたあたりに強力な節目を形成しており、このあたりでは戻り売り圧力も高まるだろう。そうした上値チャレンジ後は一旦調整場面も想定される。その際の下値目途は10300円。つまり今週の相場レンジは10650円を挟んだ上下350円。6月26日の安値10060円に対する2番底形成場面があることも念頭に入れておきたい。 *以上の見通しは週末に作成されたものです。
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2002/07/08 | 大原部長へ、 炎からのメールDEパフォーマンス報告 |
炎のファンドマネージャー
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1年前に大原部長にお願いしたエクセレントカンパニー選びで、選定された10銘柄の株価変動を1年たった今、改めてチェックしてみました。 【炎 → 大原部長のメール】 かなりインデックスをアウトパフォームしましたが、ご感想はいかがでしょうか? 【大原部長からの返事】 ありがとうございました。 【エクセレントカンパニーチェック】 選定日:2001年7月11日 → 時価 2002年7月8日 インデックス エクセレント10 6勝4敗 平均上昇率 +6.8% 1.太陽インキ製造(4626) 2.KOA(6999) 3.日本ファウンドリー(6939) 4.エンプラス(6961) 5.アイワ(6761) 6.オリンパス(7733) 7.村田(6981) 8.TDK(6762) 9.東京エレクトロン(8035) 10.荏原製作所(6361) 過去1年を見る限り、勝者は日本ファウンドリーとエンプラスであった。ここから1年間においてこれらのエクセレントカンパニーの中で勝利する企業は果してどこになるでしょうか? 私はズバリ!!KOAだと考えております。その理由をお知りになりたい方は、近く配信予定の私の有料メールをご覧下さい。7月中旬あたりまでには特別レポートとしてお届けしたいと思っております。(炎)
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2002/07/08 | この時期なぜこれほど上がるのか!? |
炎のファンドマネージャー
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=安治川鉄工(5926・大2部)の謎に迫る!!= 1ヶ月前にわずか60円台の株価だった安治川鉄工(5926・大2)は、本日180円という高値で終えた。取り敢えずはこの株の存在を私に教えてくれた明光ナショナル証券のKアナリストにはこの場を借りて大いに感謝したい。 【評価ポイント】 1.連結対象子会社である株式会社エー・ジーで手掛ける車輪付きスニーカー(ヒーリーズ)の販売が急速に伸びている。 【リスク】 1.有利子負債が140億円と多い。 皆が気がついていない意外な企業再生銘柄 (6月20日付け有料メルマガより) ●安治川鉄工建設(5926・時価66円・大2部) 全体相場が調整を余儀なくされる中で、たまには意外性のある銘柄をチェックしてみるのも面白いだろうと、アナリストなどからも様々にヒアリングをかけてみたところ、本当に意外にも上記銘柄が浮上してきた。 事業そのものはさほど魅力のないものなのだが、同社の子会社には(株)エー・ジーというホビーの会社があることは意外と注目されていない。 (株)エー・ジーでは通期で14万足の販売を見込む。これによって同社の売上高は20数億円、経常利益2億5000万円を見込む。 今期の連結EPS20.7円、新四季報では来期の連結EPSを41.4円としている。果たしてここまでいくのかは不確実であるが、仮に今期予想ベースでもPER3.2倍。有利子負債は確かに大きいが、株価66円(時価総額8億円)は見直しの対象になるのではないだろうか。 株価は昨年12月14日の32円から時折急騰を演じながらも、すぐに下落を見せるなど基本的にはジリ高パターン。1月28日に100円の高値をつけたのち、4月25日にも87円の高値をつけた。現状は66円。
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2002/07/05 | 帝人(3401)のパテント |
両津勘吉
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最近は自動車企業ばかり掲載していたが、テクノロジーリサーチの観点からは面白くないセクター。調べてみてやりがいのあるのはエレキ、素材企業。しかし億近執筆陣にとって素材は超素人。数ヶ月前から某ケミカルカンパニーのエンジニアであった2名の方のアドバイスを受けて、今回は帝人についてコメントを書いてみる。 株価は400円前半でヒストリカルに見ると買いたくなる水準だが、ここ数ヶ月の動きを見ると変化が出てきているようだ。2月に説明会が開催された時、前の期に170億円ほどの営業利益を叩出していた化成品事業が、30億円程度の赤字転落との説明があり、アナリストの間では同事業に対して否定的な見方が広がった。会社側ではリストラによるコストメリットが期待できるとしているが、収益は戻ってくるのであろうか? 前期の化成品事業の営業赤字は約30億円、その内訳はプラスチック40億円の黒字に対して、フィルムが約70億円の赤字。今期はフィルムの赤字が15億円の赤字に縮小し、プラスチックは50億円の黒字、差し引き35億円の黒字としている。 次にポリカーボネット樹脂(プラスチック)だが、今年度の市況がどうなるかだ。会社では市況は弱含みとしているものの、数量拡大を見込んでいる。しかしながらこの分野では、トップのGEプラスチックやバイエル、ダウケミカルなどの攻勢などから、原料上昇時の価格転嫁が可能かどうか気になるところ。シェアは1割程度だが、売上の約半分はディスクが占めており、高機能分野では強い。DVD向けでは7割とトップシェアを確保しており、CDでは音楽分野中心にシェアを落としている様子。ローエンドで勝ち目のない帝人が、ハイエンドから落ち込んだら一体どうなるのか? 会社の想定利益は、若干ながらショートする可能性があると読む。化成品事業はリストラによる利益回復はあろうが、成長という面では素直に評価出来ない。繊維事業は買収した蘭企業の連結効果で、前期70億円もの大幅増益となった。しかし同社の主事業アラミド繊維は光ファイバー用途が多く、利益増額となってもあまり強気になれないなあ。 医薬事業は、オイシかった在宅酸素事業が診療報酬16%カットのパンチを喰らい、大幅減益。会社側では骨粗鬆症治療薬ボナロンの下期増収に期待しているが、あまりにも酸素事業のマイナスが大きい。 もし会社側の想定通りの利益が出たとしても、EPSは7.5円。ここには特別損失が含まれているが、特損を除いたとしてもEPSは12〜13円程度で、株価400円として来期2割増益となったとしても割安とはいえない。株価低迷を脱するには、短期的に500億円程度までの水準が見えてくるか、それとも画期的な有望製品がないと株価の上昇トレンドが描き難い。 では帝人株は当分、低迷するのだろうか? ポイント:新事業なる名称の事業に新製品あり。 【公開日】平成13年2月16日(2001.2.16) 【特許請求の範囲】 【発明の詳細な説明】 JSRのアートンが競合となろうが、一つ気になる製品がある。 日本ゼオンのシクロオレフィンポリマーだ。おまけにゼオンは通常の樹脂加工メーカーが行うキャスト法を行わない。キャスト法とは溶剤に溶かした後、溶媒を取り出す方法である。この場合、溶剤はアセトンなどの有機溶剤に溶かすわけだが、ご存知の通り有機溶剤はシンナーと同様、吸っているとラリってしまうシロモノで、産業廃棄物処理となりコストもかかる。 しかしながらゼオンは溶融押し出し法だ。この製法は何も新しいものでなく古くから知られているのだが、誰もこの製法を満足に行うことが出来なかったようだ。何が難しいかというと樹脂を均一に溶かすのが難しい上、溶かす際に酸素が混入していると燃焼してしまうため、燃焼しない程度の温度で溶融をしなければならない。また樹脂なので粘性が高く押し出しが非常に難しいとの技術的な壁をクリアーしなければならない。ゼオンの作り出したフィルムは0.01%の低吸収性に加え、低屈折率な特徴。おまけにゼオノア(製品名)では163度の耐熱性と半端じゃない性能。 誰が勝者になるか目が離せない。 来週に続く(両津)
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2002/07/05 | 円高と購買力 |
生涯遊人
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夏休みがもうすぐやってくる。 7月の25日を過ぎると(子供たちの夏休みの開始とともに)、航空運賃も値上がりし、旅行のパックの料金もとっても高くなってしまう。8月のお盆の季節ともなると、目の玉が飛び出るほど高くなってしまう。 たとえば沖縄のツアーをみると、親子3人のツアーで高いものだと50万円、安いもので20〜25万円といったところだろうか。やはり国内旅行は海外旅行と比べるとまだまだ割高感がある。 日本の物価を海外と比較すると、一番競争力のある製造業の工業製品は安く、サービス、不動産、インフラがらみの製品が高くなっている。競争力のない産業の価格が高止まりしているわけだ。 このように、日本人は高い競争力のある工業製品が安く買えるというメリット、さらにデフレによって通貨の価値が上がっているために、強い円を海外で使えるまたは、海外のよい製品を強い通貨で安く買えるというメリットがある。
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2002/07/02 | 連載 負けない投資 その4 |
大原部長
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【世界観を培い、長い人生を大きな夢と気概を持って着実に歩こう ⇒夢を数字に!】 ⇒世界は常識で動いている。いや、地球は常識で回っている。地球上の物理法則の世界がニュートン則ならば、世の中の法則は、強者が持つ常識である。 金持ちが、貧乏人のことを考えて、慈善事業でおカネを使い果たすということはない。 金持ちは、設備を買い、事業を起こすことができる。なにが生産性が高い事業かを本質的に理解する。その事業の将来の見通しが保てるから、リスクを背負って人を雇うのである。そして、よい事業ならば、人を雇うコストは、その事業からの見返り(売上)と比べると20%程度かそれ以下が基本になる。それ以上なら、儲からない。 逆に、賢い貧乏人が倹約をして、貯蓄を50年間続ければ、おカネの面で賢い貧乏人は将来の強敵になりうる。その賢い貧乏人は、小さな事業を始めることができる。その事業を成功に導くことも可能であり、そうなると貧乏人が将来は現状の金持ちのライバルということになる。だが、実際は、なかなかそうはならない。なぜなら、私たち貧乏人は、金持ちがかけた呪縛に囚われて、消費するように呪われているからだ。その呪縛を解くのが、まずは、投資を始める際のイロハだ。 生活習「慣」を律し、「感」性を磨き、常識を使い、世界を「観」るのである。この3つのKANを環で結べるか否かが投資で成功できるかどうかの境目である。3つのKANの環の中で生きることである。そして、やりたいことを成功に導く。投資は戦いであり、負けても許される投資などない。3つのKANをそろえて、「負けない投資」をするための準備運動がようやく整ったに過ぎない。 ⇒習慣(継続)と感性(常識)と世界観(人生の目的)の3つの環 今までの簡単な復習だ。 そうして、この人類誕生以来、とくに産業革命後、加速度的に蓄積された資本は、局地戦では、失われることもあるが、大局的には、徐々に増えていく。 おカネは増殖する。資本の蓄積は、生産性を大幅に向上させるイノベーティブな機械を人類に与えた。資本があれば、生産性が大幅に向上する。 そしておカネがおカネを稼ぐ。 さらに金持ちが稼ぐために、従業員を雇い入れる。そのマージンが、人口の増加余地である。 悲しいことに、いまもどんどん地球の環境が破壊されていく。しかし、どんな環境になろうが、生への執着が本能的に勝り、その世界の構成員の命を月々ぎりぎりの生活費で補わせることができる。貧乏人は、2人子どもがいようと、3人いようと、10人子どもがいようと、月々に支払う基本的なギリギリの給料の中で、給料を全額消費してくれるだけでなく、さらに将来の貴重な労働力である子どもを育ててくれる。資本家は、従業員に感謝しても感謝しきれない。貧乏人が人口を増やし、ギリギリの生活費で子どもを育ててくれる。一方、結婚しない連中は、どんどん消費してくれる。なにもかもが資本の蓄積を後押しするように出来ている。環境までも犠牲にしながら。地球も我々貧乏人も借金まみれというわけだ。 おカネは本質的に増える。そから利子が払われる。利子の本質は、事業利益率の1−3割と考えればよい。生産性の低い国では、事業利益額が低水準になってしまう。低所得の国では、飢餓が起こるようになっている。自然淘汰が起こる。技術と資本の蓄積がない国では、病気になっても治療もできない。 おカネは自然に増えていく。だから、おカネに働いてもらうのが一番いい。 ⇒金持ちにおカネは集中する宿命になっている 【投資の世界も弱肉強食】 世界は、弱肉強食が基本になっている。弱いものは、ギリギリの生活費で生活する。そうなると、弱いもののための真理を求め、弱者の哲学を選び取る。強者は、強者の哲学を選び取る。それが平等と自由と、微妙なバランスを醸しだす。しかし、弱者は自国の強者に勝ってもらわないと、経済的にますますジリ貧になる。だから、過激な弱者というものは、抹殺されてきた。弱者はキリスト的な博愛主義者にならざるを得ない。 環境と経済成長の問題も間違えてはならない。環境に負荷をかけてはいけない。そういう経済成長がありえない。そう主張するものがいる。それは間違っている。資本は獰猛であり、利益が得られなくなるで地球を酷使するだろう。たとえば、人口が100倍になっても、食料の生産性は100倍にできるだろう。そして、100階建てのマンションができるようになるだろう。あるいは、人口が1000倍になっても、なんとか、人間はそう生きていける社会を作り出せる。そういう性がある。それが世界観である。 そうでなければ、朝の満員電車など、監獄と変わらない。100年後、高層ビルの上階に住む人たちが、午前8時ごろのエレベーターが極端に込み合っていて、地上に降りるのさえ、数十分かかる、そういう時代が来るかもしれない。しかし、変わらないのは、貧乏人は、そういう滅茶苦茶な苦痛を当たり前のことと思って受け入れてしまう、ということである。生活がギリギリ。それは、地獄の通勤電車も乗らなければならない。ギリギリの生活だから、嫌な仕事もしなければならない、そういう有無を言わさぬ仕組みが古来、ずっと続いているのはどうしてなのか。 どうして労働者は団結して権利を守りきれないのか。 世界的な賃金の水準が違う以上、世界的な連帯を目指すのはなかなか困難だろう。 ⇒歴史的に強くなった通貨円があるなら、海外の物件にも目を光らせる事業センスが必ず生きてくるだろう。 【まず 支出を押さえるか、副業で収入を増やすかして、投資できる体勢を整えよう】 奴隷のような連鎖を断ち切るのは、利口で賢く、まじめでやる気にあふれた人間であり、今の惨状を乗り越えていける生命力と使命感がなければ、この連鎖は断ち切れない。 ⇒事業センスのある賢いものほど本来は借金をすべきだ しかし、現実は、サラ金のところでも触れたが、消費しまくりの愚かな人々が借金をしている。 【まとめ】 ⇒常識を身につける。株式投資の本質は、世の中の理解にある 海でただで取れるはずの魚の値段がなぜあるのか、どうして給料は生活費ギリギリなのか、そういう基本的な世界がわからないと、株式投資どころではない。 人類の歴史は、資本の蓄積の歴史であり、そのことからも、資本家が勝利し続けているということがわかろう。 ⇒ゲームの理論は、金持ちの団結の理論 夢と金銭とが有機的に結びつくときに、本当の株式投資の成功の話が始まる。今後50年間、とにかく、夢を持ちつづけること。 語学を勉強するために、いい先生や教材やパソコンがあったらいいのになあ、そう思う人間は語学で大成しない。 あれがあったら、これがないから、そういう言い訳をその場その場でずっと一生言いつづける人間のなんと多いことか。 どんな世界も違わない。プロ野球も、サッカーも、囲碁も将棋も。ビジネスも。そして投資もまったく一緒なのだ。 精神論はここまでだ。 「負けない投資」の技術論が、これからようやく始まる。 −−−つづく−−−(大原)
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2002/07/01 | 今週の株式相場展望 |
炎のファンドマネージャー
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【今週の株式相場展望】 日経平均は1万割れ寸前でようやくひとまず反転の動きを示したことから、今週についても一旦は戻りを試す場面があると思われるが、エンロンに続いてワールドコムの巨額粉飾決算など米国における企業会計への不信感払拭には時間がかかりそうだ。このため、NY株式は相変わらず不安定な状況となるものと予想され、日本の株式市場においても主力銘柄に対しては戻り売り圧力が強く、上値は限定的となるだろう。 リバウンド買いの主役は京セラ(6971)やソニー(6758)、東京エレ(8035)、村田(6981)などの値嵩ハイテク株。これらの銘柄は先週それぞれ直近ボトムから10%程度の値上がりを演じたが、これらがどのあたりまで戻るのか注目される。今週は3000円割れでほぼ底をつけたと見られるトヨタ(7203)や800円割れを演じた日産自(7201)のリバウンド相場にも期待。為替相場の動向も気になるところであるが、全体相場の反転の原動力になるこれら主力銘柄の動向が、機関投資家にとっては最も関心の高いところとなろう。 【炎のファンドマネジャーよりひとこと】 ワールドカップサッカーの決勝戦も終わり、今週は2002年の後半相場がスタートする。山あり谷ありの相場展開で投資家にとっては相変わらず先行きが見え難い状況が続くが、ここは冷静な態度で環境の好転を待つことだ。 先週お知らせした通り全体相場の動向とは異なり、高いリターンを求めてコツコツとリスク分散しながら成果を高められることを願っております。 【JASDAQ市場展望】 主力銘柄を中心とした全体相場は、米国株式市場の低迷や政策対応への不信から、5月27日の高値をピークに調整色を強めるとともに、堅調だったJASDAQ市場も日経店頭平均で見ると6月6日の高値1270ポイントを頭に調整局面入り。6月27日のボトム1198ポイントまで5.7%の下落を見せた。 最近のIPO銘柄もJASDAQへの上場が多く、需給の良さから値動きが荒く、大きなリスクとリターンが同居しているが、少なくとも株式市場にとって重要かつ不可欠なダイナミックさは残っている。 この中には日清医療食品など、いつ1部に昇格してもおかしくない(実際は親会社がディスクローズしていないため東証への上場はできない。)安定成長銘柄も存在する。JASDAQ銘柄に対しては流動性の無さから敬遠される向きも多いだろうが、今後の成長性、事業の発展性を吟味することによって中期的な株価の行方も多少は見出せる筈だ。
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2002/07/01 | 今年前半相場を振り返って |
炎のファンドマネージャー
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ワールドカップサッカーに雌雄がつき、気づいてみると今年もはや折り返し地点に到達。サッカーではここで15分のハーフタイムが入り、テレビ番組では前半戦を振り返っての解説がなされる。そうしたサッカーにならって、今年前半の株式相場の動向をチェックし、後半を展望してみたい。 まずは、数字で結果を見てみよう。 【日経平均】 キックオフされた大発会初値との比較では若干のマイナスとなったが、昨年の終値との比較では若干プラスに。結果としては上げ下げで4対4の引き分け。 ・各月の高安 【TOPIX】 【日経店頭平均】 【サッカー風の解説】 以上の通り結果は日経平均、TOPIXともに試合中盤には攻めたものの、終わって見るとスタート地点に戻ってしまい、4対4で後半戦に突入することとなった。ただ、後半にかけ押されたものの、小柄で勢いのある日経店頭平均の個人プレイが目につくなど、日本株チームの方が全般的にはまだ有利に試合を運んでいる。 サポーターの皆さんも大いに盛り上がり、応援をお願いします。日本の選手を信じて、日本チャチャチャ!日本株チャチャチャ!! 前半活躍した主力の背の高いハイテク選手たちが立ち直ってくれることが希望ではありますが、相手の円高攻撃はこうした長身選手にとっては堪えます。ここでは前半戦の一方の立役者であったJASDAQ選手など、小柄だけどフットワークの軽い選手たちに頑張ってもらうしかありません。彼らにも結構いい技が備わっています。海外でも活躍する世界に通用するテクニックが評価される時が訪れようとしています。 皆さん方サポーターは、選手の特徴ある技もよく研究して、大いにご声援下さい。感動をあなた方にお届けする日本株チーム選手に後半も熱いエールを!! エンロン、ワールドコムと続く会計疑惑で混乱を生じている点はなお気懸かりですが、米国の信頼が揺るぐ時に支えられるのは日本と欧州です。日本よりも今は韓国の方が勢いがありそうですが、冷静にまじめに技を磨く日本にも勝機はあります。選手がそれぞれにこれまで磨いてきた匠の技を世界にアピールする時、自ずと勝機が訪れると信じています。日本株チームを率いる監督も、もっと早くそうしたフォーメーションを作って後半戦の勝利に導いてほしいものです。 ズバリ!!年末の日経平均は12500円。高値は13500円までと考えます。それでは後半戦もお楽しみ下さい。
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