オプション バックナンバー 2001年2月分

2001/02/27(火

【引続き見送りが基本】

 オプションプレミアム価格は値上がりによるプラスより、時間的価値の目減りによるマイナスの方が大きく、OPの買い方は不利を蒙っている。引き続き見送りが基本線。

 

2001/02/26(月

【SQ10日前の時間価値の目減りでロングは不利】

 22日号で「プレミアム価格の内、時間的価値はSQの10日前から急激に目減りしてしまう。」と説明しておきましたが、このことは本日プットもコールもOTMがすべてマイナスとなったことからも裏付けられた。いわば買い方の大きな不利というやつであり、「迂闊」に手を出せない最大の要因がここにあるのです。特にSQの5日前からは直前のハマリのモード以外、ロングは手を出してはいけません。

 

2001/02/22(木

【SQ10日前でプレミアムの目減り待ち】

 米国の1月消費者物価指数(CPI)が+0.6%と、事前予想の+0.3%を大きく上回ったことからインフレ懸念が台頭し、大幅な金融緩和への期待が後退してしまい、米国株はNYダウ、NASDAQ指数共々値下がりした。
 特にNASDAQ指数は、終値ベースでの昨年来安値を更新し、99年3月上旬以来約2年ぶりの安値を付けた。
 NY株式に下落不安が再燃しては、前日の「NY株式離れ」のムードは消し飛んでしまい、日経平均は再び安値追い。一時バブル崩壊後の安値12879円を割込む場面があった。

 しかし、引け後計測の日経平均のT・S波動日足VOLは、人気ライン、エネルギーライン共々40ポイント前後と水準が高く、STC指数もK,Dライン共々30ポイント台に位置しており、まだコールのロングには手が出せません。
 明日23日は3月SQの10日前。プレミアム価格のうち時間的価値はSQの10日程度前から急激に目減りするので、オプションプレミアムの更なる目減り(時間的価値はATMで最大となることから130Cは最低150円以下を狙う必要あり)を待ちたい。

 

2001/02/20(火

【リスク限定でハイリターン獲得可能性大きいストラテジー】

 昨日の検証(チェック)でほとんどリスクのないストラテジー(運用戦略)を見出したので、報告しておきます。135P445円買い、140P940円売りのブルスプレッドですが、下限の損失を限定させ、相場の上昇で利益を得るやや強気のストラテジーであり、相場の上げを期待。しかし値下がりの懸念もあるという時に有効です。最大利益は495円、最大損失はわずか5円(これ以上の損失はありません)。損益分岐点は13505円であり最大利益495円をゲットなら、投資金額は2545000円ですのでローリスクで月間19.5%、年率換算で234%ものハイリターンを得ることができます。

 

2001/02/19(月

【相場はなお不安定、ロングオプションはまだ見送り】

 2/16号の株式展望では「日経平均の下値は比較的限定、ザラ場の年初来安値12966円割れはとも角、98年10月9日の安値12787円では抵抗を示そう。」としたためておいたが、今日は12950円の安値から引けは13119円と、引き戻して取引を終えた。ただ、相場はまだ不安定であり、ロングオプションは見送りが賢明。130Cと135PのショートストラングルもIVが20%前後であることと、オプション価格トータルが300円以下では妙味薄い。

 

2001/02/15(木

【NASDAQ指数は売られ過ぎゾーンに到達、2番底形成の条件が整う】

 早期の追加利下げ観測の後退(3/20のFOMCまで利下げは無いとの見方広がる)から、NYダウは優良株中心に利益確定売りが出て、107ドルの下落。しかし、NASDAQ指数は半導体製造装置の大手アプライドマテリアルが第2四半期の決算見通しを下方修正したが、既に悪材料織り込み済みとの見方が強まり、半導体関連株の上げを主導したことから、同指数は63ポイント高と反発。売り込まれた主力銘柄が割安との判断から、底値を拾う動きが出てのものだが、NASDAQ指数のT・S波動日足VOLが一昨日の2427ポイントで20ポイント割れの売られ過ぎゾーンに達したことと、STC指数も10ポイント割れの売られ過ぎゾーン入りしたことで、以前指摘しておいた2番底の条件が整いつつあることに注目。

 一部問合わせ頂いた方には、NASDAQ指数の下値目途は2387.63ポイントと答えておいたが、奇しくも安値は2388.40ポイントであり、今のところは1ポイントも違っておりません。当面のリバウンドは2745〜2793ポイントを期待。

 さて今週のオプション戦略だが、ショートは130P200円、135C180円(共に14日の寄り付き)で商い成立。損益分岐点は上限が13880円、下限が12620円であり、最大利益はレンジ13000〜13500円内の380円であり、月間9.5%、年率114%のパフォーマンス狙い。ロングは130P95円、75円狙いとしたが、まだ値が入らず。しかし無理しないこと。

 

2001/02/13(火

【プットの仕込みは13500円台待ち】

 2月限オプションのSQ値は13213円10銭であった。135のロングプット85円は525円(2/8)高値があり、プレミアム価格6.11倍に。SQ清算でも286円90銭であり、資金3.4倍増に。
 一方のショート戦略は、1)135P245円、140C145円のショートストラングル135P85円ロングポジションが7.2%、年率換算86%のパフォーマンス。2)135P245円、135C380円のショートストラドル、135P85円ロングポジションが13.1%は年率換算157%の高パフォーマンスと相成った。

 ロングは1月の資金4.1倍増に続いて2月も大幅プラス。3月も勿論連勝にチャレンジ。

 今週の狙い目。135P95円、75円の二段構えでの買い指値。ショートは130P、135Cのストラングルのストラテジーがお奨め。

 

2001/02/08(木

 【3月限ロングコール、ショートプットにヘッジの必要性】

 T・S波動日足VOLが売られ過ぎゾーン入りも、225先物の転換足が再陰転を提示してしまい、チャート上は「底抜け」状態。従って3月限のロングコール、ショートプットに対してはヘッジを仕掛ける必要があります。(ロング、ショート)ストラングルにし様子を見るか、ロスカットのリスク管理を検討の事。

 

2001/02/06(火

 【3月限140Cに打診買い、ショートは3月限135Pが対象】

 本日STC指数のKラインが売られ過ぎゾーンに達した。明日はDラインも10ポイントを割り込む。流石に2月限には手を出せないと思うが、個人的にはレバレッジ狙いで期近の135Cを多少拾って見るつもり。皆様は85円前後で手当てした135Pが295円の高値まであり、優に利食いとなったことから余裕を見て3月限140Cに打診買い。STC指数のGクロス確認で追撃買い。ショートは3月限135Pが対象。

 

2001/02/05(月

【高い収益を生んだショートストラングル】

 140C−135Pのショートストラングルの損益分岐点、上限14390円、下限13110円。下限の分岐点13110円まで損は発生しないことになりますが、1/15号の指示で135Pを仕込んだ方は、ロングプットがプットのショートに対しヘッジ繋ぎ買いとなり、この場合は上限の損益分岐点が14305円に水準が切り下がるが下限は損なしであり、SQ算出にて305円の利益、7.2%のパフォーマンスが確定となります。 ローリスクで年率換算86%の利回りなら申し分ないでしょう。

 


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