オプション バックナンバー 2001年03月分

2001/03/29(木

【過熱ゾーン入り後の調整は当然、次回変化日に注目のこと】

 3/23号にて「テクニカル上は28日が変化日、高値局面は利食い場探し」3/26号では「値嵩ハイテク株は75日移動平均線を上回った局面で手堅く利を入れ25日線までの調整を待って再出動」と指摘しておきましたが、日経平均は変化日28日につけた13867円を高値に、本日は13072円まで下落し、あっと言う間に800円余りの下げ。

 日経平均に寄与度の高い銘柄では京セラ、ファナック、ソニー、東京エレ、セコム、武田、本田、トヨタなど、上位32銘柄中約8割に該当する25銘柄が75日線を上回り、絶好の戻り売りの場を提供してしまった。

 まさに適切なアドバイスであった訳ですが、肝心のオプションとなると28日の変化日はズバリでしたが、130Pの115円買いは安値が130円であった為、拾えずじまい。又々わずかのところでチャンスを逃がしてしまいましたが言い訳は致しません。次回4月5日〜6日の変化日に注目しましょう。

 

2001/03/27(火

【ハイボラ局面でのロングスペキュレーションは慎重に】

 一昨日の大幅高(日経平均647円、225先物550円高)でもコールの反応が鈍かった。これは、コールのボラティリティが軒並み40%絡みと高水準であった為、レバレッジ効果が半減してのもの。

 一方、プットも同様にハイボラである為、ロングのスペキュレーション勝負は共に慎重に対応すべきなのです。 昨日、130Pの115円に焦点を当てるように指摘しておきましたが、14000円台乗せならセルボラ(ボラティリティの低下)を予想してのものです。

 

2001/03/26(月

【28日が変化日、225先物の節を目途に130P、115円に焦点】

 買い損なった130Cが980円の高値引け。140円から短期7倍化であり悔しい。前回の135P(75円買い推奨が890円に)といい、慎重になり過ぎチャンスを逃してしまったことをお詫び申し上げます。トレンドは捉えていただけに残念です。次回からは兆しが見えた局面で打診買いをお奨めする所存です。

 いよいよ明後日28日が変化日。225先物の節は14060円。この理論妥当値である130Pの115円に焦点を当てておきましょう。但し、基調は押し目買いに転換。薄張りで対処のこと。

 

2001/03/22(木

【下値限定に視点を当てショートストラングルの作戦で】

 今週は想定通りのリバウンドを入れたが、それにしても13000円台乗せは意外だった。18日のテレフォンではリバウンドに備え130Cの100円割れの買いを奨めておいたが、安値は140円までで仕込みが出来ず。高値が615円まであっただけに残念。

 本日は当面の底打ち気配から下値限定に視点を当て、130C、370円売り、125P、410円売りのショートストラングルを奨めておこう。損益分岐点は上限13700円、下限11720円となります。

 

2001/03/19(月

【ザラ場高値はほぼ想定通りの12544円まで】

 リバウンドの目安としては12500円以上の壁が厚いことから、一目均衡表の基準線12447円を第一目標に置きましたが、ザラ場高値は12544円までであり、引けも12447円を抜くことができなかった。120Pは240円買い920円利食いは680円の儲け。残り115Pは只以上のものであり、別段売り急ぐことはありません。むしろリバウンド局面では買い増しを計りたいと考えております。

 

2001/03/15(木

【想定通りのリバウンド局面入り、戻り目途で再び120Pに買いを入れる作戦で】

 日経平均はようやく反発らしい反発を示した。300円を上回る上げは3/6以来のこと。13日号では「このままなし崩しの下げとはならず来週にかけては先週と同様のリバウンドを入れよう。」といった旨の説明をしておきましたが、まさに絵に書いた様な上げを演じた。一旦戻りを入れ、その後再度下値模策の展開を予測する。戻りの目途であるが一目均衡表の転換線の水準である12267円、あっても基準線の12586円近辺か。

 13日のデイリーコメントでは240円で仕込みの120Pを610円以上で利食えば115Pは只のものになると説明したが、610円以上の指値売りは本日寄り付き920円で出会えた筈であり、310円+115Pの売却代金が利食い金ということになります。

 元本以上を優に確保しており、リバウンド局面で再び120Pに買いを入れることにしましょう。

 

2001/03/13(火

【まずまずだった125Pのロング】

 昨日はスペースの関係で詳しいことは割愛させて貰ったが、一昨日3月11日のテレフォン(0990−521−961)では125Pのロング(買い)を奨めておいた。80円高の240円での仕込みとなったが、今日は660円の高値が入ったのでマズマズ。そして今日の寄り付きでは115Pのロングを奨めておいた。こちらは370円の買いが350円となり、引けでは20円のマイナス。心配な方は125Pを610円以上で利食いすれば、115Pは只のものとなります。

 

2001/03/12(月

【3月限OPは後半ショートストラングルで高成果】

 3月限OPの成果だが、前半のショート(売り)戦略は損益分岐点近辺での手仕舞いであり、儲けなし。後半は120P、125CのショートストラングルがSQ値12469円71銭となり、12000〜12500円の範疇に収まったことで最大利益を確保し、年率換算で114%の利回りをゲットできた。

 一方、ロング(買い)は140Cの90円買いが4円売りで86円の損失。125Pが60円買いの410円売りで350円の利益で、差し引き264円のプラスは資金2.7倍増。1月限の資金4.1倍増、2月限の資金6.1倍増と比べ、物足りない気はするがそれでもロングでの3ヶ月連続プラスは評価に値しよう。

 残念なのは130Pの95円と75円の買いの指示。取り止めるとしなければ890円の10倍増まで高値があっただけに、惜しいことを致しました。

 

2001/03/08(木

【明日発表予定の株式市場活性化策の具体化待ち】

 日経平均は底入れの条件である4日連騰は叶わず。昨日の12723円は、一目均衡表の転換線12724円が節として働いた格好になった。市場関係者の注目は緊急経済対策に集まっており、市場活性化対策としての個人投資家優遇策の具体化待ちといったところ。

 

2001/03/06(火

【今年初の日経平均300円以上高だがコールの反応鈍い】

 3/1号で3/6の変化日あたりから相場は一旦反発としたためておきましたが、本日6日TOPIXは6日ぶりの反発。日経平均は今年初の300円を上回る上げ幅を記録し、コールが全面高。期近コールの買い条件は12500円割れ、STC指数10ポイント割れということでしたが、3/2にはTOPIXのSTC指数が8.7ポイントと、10ポイント割れの売られ過ぎゾーンに達し、一応3/5がSQ直前のコール買いのハマリのモードでした。

 ただ、ハイボラの為、反発は鈍く、125Cは理論値345円に対し終値が295円、130Cが理論値85円に対し終値が55円と、昨日までのプットの上昇に比べて大分割りを食っております。

 

2001/03/05(月

【ハイボラの今回はショートが有利】

 ショート(売り)は、ボラティリティが相対的に高い時が有利。割高のハイボラでショートを掛けるのが基本であり、先週週末の120P、200円、125C、150円のショートストラングルは367.5万円の資本投下で35万円の最大利益、9.5%の利回りは年率換算114%となります。
 逆にロング(買い)はハイボラの時は不利。特にIVが40%以上の今回は、プレミアムの目減りが著しく、大苦戦を強いられてしまいます。

 

2001/03/01(木

【チャートは底割れ状態だが一旦の反発を期待】

 日経平均は、バブル崩壊後の安値を2日連続して更新。追加利下げでも下げ止まらない株価に対し、「政府に不良債権問題の抜本的処理と構造改革を催促」との声が出ていた。
 日経平均の転換足は、昨日13025円を切り再陰転を提示。TOPIXは本日1230ポイントを割込み、日経平均と同様再陰転を提示してしまい、チャートは底割れ状態。当面、戻ったら売られ式の下値を模索する展開が続くと考えざるを得ない。

 目先は3/6の変化日あたりから一旦反発。200日線との20%マイナス乖離(3/1現在12358.44円)水準がひとまずのサポートライン。12500円割れ、STC指数10ポイント割れが期近コールの買い条件。

 

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