オプション バックナンバー 2001年04月分

2001/04/26(木

【引続きコールの押し目狙い】

 TOPIXは1341.66Pを抜き、これで新値10本足が陽転を提示した。既に25日と75日とがゴールデンクロスを演じていることと、75日線も横ばいから上昇に転じており、TOPIXは日経平均に先駆けて200日移動平均線(25日現在1379.39P)にトライすることになろう。
 先週4/20、NASDAQ指数のT・S波動(日足)が警戒ゾーン入りしたことが気懸かりだが、日本株はチャート好転から米国株安でもまだ深押しは考えなくて良い。変化の兆しが見えるまでコールの押し目買い。

 

2001/04/24(火

【想定通りTOPIXは1300ポイント台までの押し目形成】

 先週19日号では、TOPIXは1300ポイント台まで押しを入れる公算大であり、1310ポイント付近から期先6月限の150Cの買い場探し、としたためておいた。
 本日TOPIXは1304ポイントの安値があり、引けは1328ポイントである。6月限150Pは100円前後でゲットできたかと思うが、どうだろう。後は1341ポイント抜けで買い増しを考慮のこと。

 

2001/04/23(月

【大型連休前でタイムディケイに留意】

 大型連休前であり、ロングオプションは“ウエスティングアセット”即ち時間的価値の減少に特に注意しなければなりません。押し目局面で狙うとすればタイムディケイによるプレミアムの目減りの小さい6月限のコールとなります。連休明け後はSTC指数、日足VOLの売られ過ぎゾーン入り確認でむしろ期近の5月限のコールを対象とし、SQまでの短期勝負に徹します。
 ショート戦略は5月限、135P(270円)140C(250円)のショートストラングルがモデルケースに。

 

2001/04/19(木

【米利下げを内外株式市場が好感、次回押し目で期先150Cの買い場探し】

 米FRBはFF金利の誘導目標と公定歩合の0.5%の引き下げに踏み切った。ビッグサプライズの緊急利下げであり、米国株式には買いが殺到し、NYダウ、NASDAQ指数共々急伸。各々史上3位、4位の上げ率を記録した。緊急利下げでFRBは、企業活動の低迷に伴う景気の不透明感に歯止めをかける姿勢を示した。

 予想外の米国利下げを受け、225先物には大量の成り行き買いが舞い込み、470円高は14280円と高寄りしたことで、日経平均も裁定買いが活発化。一時14099円の高値を付けたが、その後は伸び悩んだ。

 昨日三角保合いを上放れたTOPIXは、ザラ場では1341.66ポイントの新値10本足の陽転値を抜いたが、引けでは叶わなかったことから1300トビ台までの押しを入れる公算大。1310ポイント付近から今度は6月限の150Cの買い場探しといきましょう。

 

2001/04/17(火

【大きな下振れは考え難い、140Cが買い対象に】

 13000円トビ台まで押し目を入れてきたが、基本的にはボックスの動きであり大きな下振れは考えなくて良い。下値が漸次切り上がっており、4月10日の安値12579.56円を割込むことは考え難い。TOPIXのSTC指数売られ過ぎゾーン入りが1261ポイントであり、この水準での140C(ターゲット価格60〜65円)を買い対象に。

 

2001/04/16(月

【TOPIXは1261がロングコールのターゲット】

 中段の踊り場局面ではオシレーター系のSTC指数を基本ベースとしましょう。16日現在、日経平均のkラインは77ポイント、TOPIXのkラインが54ポイントであり、TOPIXに関しては1261ポイントがロングコールのターゲットプライスとなります。

 

2001/04/12(木

【NASDAQ指数は底打ち、日米共当面はボックス圏の動き】

 4月10日にNYダウ、NASDAQ指数共々陰陽足の転換足が陽転を提示した。特にNASDAQ指数は、T・S波動週間VOLが20Pを割込み売られ過ぎゾーンに入ったことから、1619.58ポイントの最安値をつけた日に「底値圏入り」「反発近し」といったコメントを付け、一部の方に特別レターを送付しておいた。NASDAQ指数の半値8掛け2割引きが1615.55ポイントであり、いいかげんもういい水準まで下げたという事である。

 リーマンやソロモンのアナリストに続き、ファーストボストンが米半導体企業のファンダメンタルズに下降懸念を示したが、10日の半導体株は9%もの上げを演じた。

 「市場はテクノロジーセクターの業績悪化以外のニュースを求め始めた。」「減収見通しを相場が織り込んだ。」「利下げ効果で景気と企業収益が回復し始める。」等前向きな発言が出て来たが、底打ちだとしても本格反騰ではないので、一時的に反応しても日本株への影響は限定的とならざるを得ない。景気や企業業績といったファンダメンタルズ重視の米国株と、政策期待や需給関係が手掛かりの日本株とでは連動性を次第に弱めることになりましょう。

 米国株も日本株も当面ボックス圏での動き。しかし5月の連休明け後の相場あたりから各々違った動きをするものと思われる。それまではオシレーター系(保合い圏で有効)のチャートRSI、RCI,STC等の指数を重視し、オプションに臨むべきでしょう。

 

2001/04/10(火

【13日がSTC指数からの変化日】

 日経平均は終値ベースで半値押しの12650円を何とか維持した。TOPIXの半値押しは1234ポイントであり、下げてもこの辺まで。本日のSTC指数であるが、日経平均のKラインが8.1Pと遂に10Pを割込んだ。ただ遅効性の指標であるDラインが29.5Pであり、2−3日の日柄待ちというところ。

 一方、TOPIXのKラインは29Pであり、K,Dライン共10P割れの売られ過ぎゾーンに達する見込みである週末13日が、STC指数からの変化日と言うことになります。

 

2001/04/09(月

【25日線接近もSTC指数が高くこの水準でのロングは見送り】

 25日移動平均線の水準と、一目均衡表の基準線と、半値押しの水準である12650円でのコールの仕込みを考えておりましたが、取り敢えずは25日線でのロングは見送りと致します。本日25日線に接近もSTC指数が33%と水準が高く、買いゾーンに達していないからです。12650円でも微妙であり、場合によっては買い場は13日のSQ明け後にずれ込む恐れがあります。

 

2001/04/05(木

【株高期待高まるがオプションは中途半端な水準では無理しないこと】

 NASDAQ指数は3日連続して年初来安値を更新も、東京株式は日経平均、TOPIX共々3日続伸と、米株式離れの様相を濃くしている。

 NASDAQ指数安は、相次ぐ企業の下方修正にリストラ発表が追い討ちをかけた為であり、市場のセンチメントを更に悪化させてしまっている。第1四半期の決算発表が来週週末にかけ到来することも、手控え要因に。

 東京市場は過剰流動性を背景とした金融需給相場に突入。明日具体化される緊急経済対策と合わせ、先行きの株高が期待される。「政府がようやく本腰を入れるのではないか」との期待が高まってのものであり、不良債権処理のスキームや経済対策が期待を裏切る内容なら、当然失望売りが。

 オプションは中途半端な水準では無理しないこと。明日発表される緊急経済対策の中身を吟味してからでも遅くはないでしょう。

 

2001/04/03(火

【プットの超短期狙いの買いはプレミアム価格倍増で成功】

 ようやく面目躍如。4月2日は3月23日にヘッジ買いが入ったTOPIX先物のハズシの売りを予測し、TOPIX先物下落→現物とのベーシス縮小が裁定売りを招き、「日経平均的には25日線近辺までの下げがあるのでは」と考え、30日のお昼のテレフォン(0990−521−961)にて後場125P、130Pの超短期勝負の買いを奨めましたが、125P115円買いが255円、130P230円買いが480円と、プレミアム価格短期倍増を勝ち取ることが出来た。「かなり高い確率で」とまで申し上げておいたので、取り組み易かった筈だ。

 

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