オプション バックナンバー | 1999年8月分 |
1999/8/31(火) | |||
朝方発表された鉱工業生産指数がマイナス0.6%(前月比)となり底堅いと思われていた日本経済がそうでもなかった事も今日の売り要因。昨日買い持ちしていたディーラーの投げ売りが五月雨的に出たことから225先物は下値を探る展開となった。上値を追う材料が見当たらず「為替、米国株に左右される動きが当面続く」との見方が大勢を占めているが売られ過ぎゾーン入りした後の相場は一寸した反発局面を迎えているだけにここではSTC指数の10ポイント割れでコールに打診買いを入れる事に致しましょう。前場終値で計測した日経平均のSTC指数Kラインは12ポイントまで急低下。あと一息である。 | |||
1999/8/30(月) | |||
毎週月曜日はオプション太郎君とテクアナの先生の会話をお楽しみ下さい。 テクアナ 「先週火曜日(23日)は1万7500円割れの調整がなかった事から1万8377円から1万8467円の節抜けは手こずることになろうといった見通しを立てておきましたが24日のザラバ高値は1万8397円、大引けでは節抜けが叶いませんでした。節を抜けなかった事から一旦、1万7534円へ向けての調整があろうといあった予測をしておきましたが先週週末27日には1万7567円の安値が入り、いい水準まで押しを入れる事になりました。しかし、オプションは時間との戦い。相場が底を打ったと判断してもそう簡単にコールに手を出せない辛さがあることに留意しなければなりません。」 太郎君 「先生はまず期先に注目。そして引き付けてから期近のコールに注目とした訳ですね!!」 テクアナ「某有力外資系証券のディーラーの方は31日に9月10日のSQに向けての相場について見通しを打ち出すという事でしたので期近のコールに関してはトップディーラーのお話をお聞きしてからに致しましょう。」 |
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1999/8/26(木) | |||
昨日の日経平均株価は1万7855円。24日の当欄で一旦1万7869円前後までの押しがあるかも知れないとしたためておきましたが1万7855円をつけてもT・S波動はまだ調整不足を指摘。 又、24日の夕刻のテレホン(0990―521―961)で下値目途として1万7869円、1万7534円を打ち出しておきましたが今日、明日1万7534円の水準まで調整を入れない様だとコールの買いは見送りとさせて頂きます。タイムディケイによる目減りに頭を痛めてしまうからです。 某有力外資系証券のディーラーの方からも「中途半端な水準では決して手を出してはイケナイ」といった連絡が入っておりここは慎重に行動を起こすことに致しましょう。 |
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1999/8/24(火) | |||
NY株高、円高一服と外部環境に恵まれたが「1万8377円〜1万8467円の節抜けは手こずる。」と指摘した通り昨日、今日と節抜けが叶っておりません。直近の相場の上げの牽引役を為した銀行株も利食い売りに押されていることでもあり、一旦1万7869円前後までの押しがあるかも知れない。 某有力外資系証券のディーラーの方はまだショートは考えていないとの事であり、押し目局面でロングコールの検討といきましょう。現在のポジション175P1枚、185C1枚のロングストラングルはそのままとして下さい。 ショート戦略は「相場の上昇を予測。しかし既に値上がりしていることもあり押し目を入れる懸念がある。」との判断からブルコールスプレッドはどうでしょう。175C1枚買い180C1枚売りがモデルケース。 |
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1999/8/23(月) | |||
毎週月曜日はオプション太郎君とテクアナの先生の会話をお楽しみ下さい。 テクアナ 「大手3行(富士、DKB、興銀)の全面提携のニュースはビッグサプライズ。某有力外資系証券のディーラーの方も新値を取るために十分な材料と実に強気。ただ、1万7500円ちょい割れまでの調整がなかったことで1万8377円〜1万8467円の節抜けには多少手こずることになろう。」 太郎君 「それで175Pを1枚だけ落とし175P1枚、185C1枚のロングストラングルのポジションとした訳ですね。」 テクアナ 「一旦押しを入れると理想的。新値抜けから1万9200円程度までの上げも期待出来ることにはなるがそうでないと1万8700円〜1万8800円で頭打ちのケースも。いずれにしてもここからは有力外資系証券グループの動き如何であり彼らのポジションの変化を見逃さないことが大事です。」 |
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1999/8/19(木) | |||
NYダウは8/2の1万645ドルでT・S波動日足VOLがNラインもEラインも20ポイント割れの売られ過ぎゾーン入りを果たし目先の底入れ。そして17日の1万1117ドルで今度はNライン、Eライン共々80ポイント台に乗せ警戒ゾーンに達し昨日18日の125ドル安も止むなしというところ。(STC指数もKライン98.6、Dライン90.8と警戒ゾーン入り)NYダウについては1万1150ドルの節を抜き再陽転を提示するのかどうかが鍵としたためておきましたが転換足の節抜けが叶わずの警戒ゾーン入りであり目先は調整が予想される。ただ、NASDAQ指数は日足VOLもSTC指数もニュートラルゾーンに収まっており、NY株式から受ける影響は軽微と考える。日 経平均は1万7610円どころに一寸した支持線を従えているが現時点では1万7367円〜1万7480円ゾーンの押し目を待つ方針とします。逆三尊型形成なら次の反発が楽しみである。 | |||
1999/8/17(火) | |||
米国株式は8月10日NASDAQ指数がT・S波動日足VOLが18.2ポイントと20ポイント割れの売られ過ぎゾーンに入り2490.11ポイントで目先の底を形成し予測通り反発も転換足は2682ポイントをつけないと陽転を提示しない。一方、NYダウは転換足は陽転継続であるが11150ドルを抜き再陽転を提示するのかがどうかが鍵。 日本株式は日足VOLが20ポイントを割り込む事なく反発に入ったので8/6号で指摘しておいた上限の節1万8059円抜けは一旦押し目を入れてからと考える。1万7500円割れから買い場探しとなりその後の反発では7月19日の高値1万8532円へチャレンジの運びと判断している。現在は中途半端な水準でありコールもプットも手が出せないが1万8000円台乗せでは185C1枚、175P2枚のロングストラングルのストラテジーを考えてみたい。1万7500円割れでは175Pに利を入れ185Cの買い増しを図る作戦です。185Cは上振れに対するリスクへッジの買いということになります。 |
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1999/8/16(月) | |||
毎週月曜日はオプション太郎君とテクアナの先生の会話をお楽しみ下さい。 テクアナ 「8月限のロングコールは苦戦。SQ明けに相場が上げても意味が無く太郎君には申し訳ないことをした。素直に謝ることにします。」 太郎君 「7月限ロングは3連勝、8月限はプットで1勝であり1勝1敗に。コールで負けはしましたが2ヶ月トータルではプラスであり資金は温存しておりますので気持ちを新たにチャレンジすることにします。」 テクアナ 「オプションはハイリスク、ハイリターンの商品であり一筋縄では行かぬのは百も承知。しかし、その中にも基本はあるのであくまで基本に忠実に臨むことに致しましょう。今回はプレミアム価格倍増でも元本確保の利食いを躊躇してしまったことが敗因の最大の要因。早めに元本を確保し月替わりからSQにかけては只の物で勝負するといった基本を忘れるべからずでした。気を引締め頑張ることにしましょう。」 |
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1999/8/12(木) | |||
来週半ばにかけての押しは久々に好買い場を提供することになろう。米国株式はNYダウとS&P500のT・S波動日足VOLが20ポイント割れの売られ過ぎゾーンに届き、NASDAQ指数も一昨日エネルギーラインが18.2ポイントを付け売られ過ぎゾーンに達した。東京株式も日経平均のT・S波動日足VOLのエネルギーラインが20ポイント台まで水準を切り下げ20ポイント割れの売られ過ぎゾーン入りが間近か。 来週17日が変化日に当り、この日、日足VOLが20ポイントを割り込めばハマリのパターンとなります。目先は225先物の窓埋め(1万7610円)が意識されましょうがその後の押し目を狙う作戦としましょう。 |
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1999/8/10(火) | |||
8月限コールの追撃買いは見送りとします。相手があることであり無理せず9月限で挽回を図る方針とさせて下さい。このまま調整が続けば明後日12日にはT・S波動日足VOLのエネルギーラインが20ポイントを割り込む予定です。更に調整が長引けば16日には人気ラインも20ポイント割れの売られ過ぎゾーンに入ります。そうすれば5/28以来の一寸したロングコールのチャンスとなります。 | |||
1999/8/9(月) | |||
8月限ロングコールは苦戦。本日前場段階で某有力外資系証券のディーラーからの追撃のコール買いの指示はまだ来ておらず。185Cはゼロパーが濃厚に。申し訳ない。せめてもの救いは180Pの利食い金65万円の範囲内での買い付けであり次に勝負できる資金を残しておいた事です。連絡があり次第仕込みに入り、まずはプレミアム価格2.5倍増を狙いましょう。そうすれば185Cの投下資金が回収できることになります。 | |||
1999/8/6(金) | |||
来週前半のラストチャンスに賭けることにする。今まで資金投下の185Cは資金回収に努めることにして期近物の175か180のコールで資金2.5倍増を狙えば資金全額回収となります。週前半の仕込みで1万8000円の水準で売却なら175Cはプレミアム価格6―7倍増が期待できます。某有力外資系証券のトップディーラーの方からは「来週月曜日から火曜日にかけ最後のコールの仕込みを指示する。」との連絡が入っております。あくまで期近物を狙うそうです。 | |||
1999/8/5(木) | |||
負けない投機を考える時:オプションロングは言わずと知れたハイリスク・ハイリターンの商品。短期で資金を5倍、10倍に膨らますことが可能な反面、資金をゼロパーにしてしまう恐れがあることも頭に入れて取組まなければならない。しかし、大きな利点は損益限定であり、追証がない。シルバー、井筒屋で大量の追証が発生し、パニック状態に陥っていると聞くがその点、ロングオプションは気が紛れる。ただ指を加えて見ているだけでは能がない。温存している残りの資金で挽回を計ることにしよう。 185Cは75円、70円で各4枚ずつの買いであるから仮に15円で28枚ナンピンを入れれば買いコストは28円に大きくダウンする。前者の買いは180P利食い資金の投入であり言わば只の物。従って後者の40万円の資金がリスク資金ということになる。こう考えれば185Cの15円での買い指し値は比較的抵抗なく入れることが出来ると思うがどうだろう。 |
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1999/8/3(火) | |||
某有力外資系証券のトップディーラーの方からの今までの指示は185C70円で資金半分の投入ということでしたが私たちの現在のポジションは185Cの75円4枚買い、70円4枚買いであり投下資金は60万円弱。それも前回180Pで利を出した65万円の範囲内であり言わば只の物での勝負であり、多少の下げには目をつぶらなければなりません。むしろSTC指数は相場の底打ちを明示しているので押し目局面ではもう一回買いを入れるべきと考えております。本日の引けで下値目途が算出できるが今のところは日経平均は1万7524円であり、今日後場は1万7600円ちょい割れの押し目がいいところと判断している。 | |||
1999/8/2(月) | |||
毎週月曜日はオプション太郎君とテクアナの先生の会話をお楽しみ下さい。 テクアナ 「185Cは23日に75円、28日に70円と二度に渡って仕込みして貰った。まだ、資金の3分の2の投入であり前回利益を出した180Pの利食い金65万円の範囲内での買付けであるので残りの3分の1は慌てず、焦らず意外な突っ込みがあれば資金投入を考えることにしましょう。」 太郎君 「ショート戦略は185P2枚ショート、180C1枚ショート、185C2枚ショートのポジションをホールドしておりますが何か指示はありませんか。」 テクアナ 「前場特に波乱も無かったので上振れリスクに対応して180P(前場445円)に1枚ショートを掛けておいたらどうだろう。そうすれば変則的ではあるが180と185のショートストラドルのストラテジーとなり多少の上げ下げでも慌てなくて済みます。」 太郎君 「後場早速実行に移すことにします。」 |
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