オプション バックナンバー 1999年9月分
1999/9/30(木)
 某外資系証券の有力ディーラーからロングプットの指示が来ました。但し、期近ではなく期先11月限の160Pであり100円前後で資金の半分投入しておいて下さい。
 「10月8日のSQに向けてある程度の下げはあろう。」との見通しを立てておりましたが「一寸した下げはSQ明け後」とのことであり堅く期先物を狙うことに致しましょう。ショートも期先を狙いましょう。ボラティリティに余り左右されないアットザマネーオプションが基本ですので175Cを売り対象にして下さい。
1999/9/28(火)
 225先物12月限は500円高の1万7290円と大幅続伸。円高圧力の後退を手掛りに買い戻しが活発化しての上げだが為替動向に神経質な地合いは継続しており、外部環境の変化には留意しなければならない。225先物の1万7140円の窓埋めの後は今までの三角保合いの下値支持線であった1万7426円(日経平均)近辺の戻りを待ってプットの買いと打って出ることに致しましょう。
1999/9/27(月)
 毎週月曜日はオプション太郎君とテクアナの先生の会話をお楽しみ下さい。
テクアナ
「22日と24日の2日間で日経平均は1061円もの大幅な下げを演じ6月9日以来の1万7000円台割れとなったがそれでもT・S波 動日足VOLは人気ラインが33.6ポイント、エネルギーラインが34.1ポ イントと水準が高く売られ過ぎゾーン入りはまだ。最低STC指数が売られ過ぎゾーンに達しなければロングコールに手を出せないがこちらもKラインが29.9ポイントDラインに至っては46.7ポイントであり残念ながらコール買い の根拠が見当たらない。」
太郎君
「本日前場円高に歯止めが掛かったことが好感されて買いが先行しておりますがチャート的見地からはむしろコールにショートを掛けてもいいということでしょうか。」
テクアナ
「スペキュレーションはどうかと思うがストラングルのショートは一考の余地有りです。1万7000円以上の頭は重そうですので170C1枚売り、160P1枚売りのショートストラン グルのストラテジーで臨み様子を見る事にしましょう。」
1999/9/21(火)
 前場の日経平均は1万7745円であり、今のところは1万7650円の75日線を抜いている。次は1万7752円59銭を上抜いて引けるかどうかがポイントとなる。ただSTC指数もTS波動日足VOLのいずれもがニュートラルゾーンに収まっており現段階ではコールもプットも大きな勝負は出来ない。引続きチャンスを待つ方針と致します。
1999/9/20(月)
 毎週月曜日はオプション太郎君とテクアナの先生の会話をお楽しみ下さい。
テクアナ「日経平均は三角保合いからの下放れとなってしまいました。25日線、75日線も同様に割り込んでしまい今度は75日線が上値抵抗線として作用することになりましょう。本日の75日線は1万7645円前後でありまずこの75日線を抜けるかどうかが鍵。」
太郎君「先生は1万7100円前後までの下げも頭に入れておく様にと言っておりましたので1万7058円までの下げもある意味では予想の範囲。問題はコールを仕込んでいいのかどうかでしたが今回は明日に日銀金融政策決定会合を控え量的緩和策が打ち出されるのかどうか、又週末21日にG7が開催される事などからもう一寸様子を見ることにしました。」
テクアナ「1万7000円トビ台まで下げてもSTC指数は30ポイント台と水準が高くコールはいいところ資金2倍そこそこかと思います。良くて2倍なら無理に手を出さない方がいいのではと考えます。
1999/9/14(火)
 今週は日経平均が1万7993円を抜くのかどうかに注目としましたが昨日の高値は1万7988円までであり今のところは三角保合いの上限の節を抜いていない。しかし、状況としてはこれでいいのです。
 9/9のテレフォン(0990―521―961)では基本的には上げ下げのもう一波が必要であり仮に1万7993円を抜き保合い放れとなる様なら一旦売りと指摘しておいた位で今の局面で押し目も入れずに節を抜いてもすぐに息切れとなってしまいます。相場が長続きする為にはもう一波の下げが欲しいところであり押し目歓迎なのです。但し、1万7426円の下値支持線を切っては駄目といった条件が付きます。この辺のことを頭に入れ週後半はコールの押し目を狙う事にしましょう。
1999/9/13(月)
 毎週月曜日はオプション太郎君とテクアナの先生の会話をお楽しみ下さい。
テクアナ
「9月SQに対しては慎重姿勢で臨む様お話しておきましたが結局はハマリのモードも出現せずで手が出なかった。」
太郎君
「SQ値は1万7517円17銭でありどっち道コールもプットも大きく儲けることは出来なかったので見送りで正解でした。」
テクアナ
「オプションのロングは先にプレミアムを支払うのでそれだけハンディを背負って臨むことになります。従って余程の事が無い限り手を出せないのです。」
太郎君
「先生がいつも言っているSTC指数が10ポイントを割り込むか90ポイントを超えるかのいずれかでコール、プットに打診買いを入れる。次にT・S波動日足VOLが20ポイントを割り込めばコール、80ポイントを越せばプットを厚めに拾う。この戦略で80%の確率ならデータを重視して取組むのがいいという事になります。」
テクアナ
「その通りです。今週は先週しておいた1万7913円を抜くのかどうかに注目。そして、STC指数が90ポイントを越す様ならプットの打診買いを考えましょう。」
1999/9/9(木)
 4―6月期のGDP速報値が年率換算でプラス0.9%と事前予想を若干上回ったことから今週の相場の下振れは遠のいた。某有力外資系証券のディーラーの方もGDP速報値が予想の下限(―0.5%)を下回る様な結果ならショートを掛ける腹づもりでおりましたが+0.2%では叩けない。ただ、明日にSQを控えており上値に関してもまだ慎重な見方をしておりました。引続きポジションは買い売りが対等でどちらに動いても良いようにしてあるとの事でした。色々勘案すると明日のSQは恙無く通過と判断して良さそうです。
1999/9/7(火)
 米国株式高を受けての反発も一日だけ。買い一巡後は見送りムードに支配されてしまっている。週後半9日に4―6月期GDP発表、10日に9月限先物・オプションの特別清算指数算出と重要イベントを控えては様子見ムードが強くなってしまうのも当然です。
 今週の相場については週前半高、週中盤見送り、下振れについては1万7400円を割り込んだ時に注意と説明しておいたが、日経平均の1万7400円を割り込んだ時に注意と説明しておいたが日経平均の1万7400円、225先物1万7380円を下回る引けが現実のものとなるが1万7100円前後の突っ込みも頭に入れておきましょう。
1999/9/6(月)
 毎週月曜日はオプション太郎君とテクアナの先生の会話をお楽しみ下さい。
テクアナ
「1万8377円から1万8467円の一寸した節を抜くことが叶わなかったことから一旦、1万7534円へ向けての調整があろうといった予測をしておきましたが日経平均は月末8月31日に1万7436円まで予想通りの下げを演じました。しかし、コールの仕込みは待って頂きました。先週説明しました様にオプションは時間との戦い。相場が底を打ったと判断したとしてもそう簡単に手を出せない辛さがあるのです。」
太郎君
「8月31日の1万7436円で180Cを110円で拾ったとしても8月3日は60円を付け嫌な思いをさせられることになります。SQ直前はタイムディケイによるプレミアムの目減りに特に注意しなければならないことは百も承知です。先生がいつも言っているようにSQ直前はハマリのモードが出現した時に余裕資金で臨むことにします。」
1999/9/2(木)
 某有力外資系証券のトップディーラーの方からの連絡。今までの買い7、売り3のポジションを今日前場で1対1に戻した。今晩、明日のNY株式の展開一つで来週はショートを厚めにするかも知れないとの報告。相場が上に行く為にはあくまで一旦突っ込んでから(売りを拾ってから)との見解を示している。オプションに関してはショートを厚めに組み出した時に一応連絡するとの事でしたので現段階では何もしないでおきましょう。
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